の方へ、流れるの作品情報・感想・評価

『の方へ、流れる』に投稿された感想・評価

教授

教授の感想・評価

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スキャンダル、ゴシップに関して他人の色恋事情を煽り立てるマスコミは「商売」として割り切るとして、その「イメージ」で仕事を制限されるぐらいに倫理観に「立腹」している「大衆」というのは嫌いだ。
ということで、本作に主演している唐田えりか自体は素晴らしい女優でもあるし、今後も活躍してもらいたいなぁと思う。

しかし…竹馬監督の前作「ふたつのシルエット」は大傑作だったにも関わらず、本作はなんだか乗り切れない。
まさに本作が、かの「スキャンダル」のような「匂わせ」に終始した映画で座りが悪い。

その日初めて出会った他人同士という「関係性」によって生まれる他者への好奇心。
素性もわからない人間への直感的な興味によって、他者だからこそ想いをぶちまけたり、相手から独白を引き出したり。
自分をミステリアスに演出したり、相手に毒づくことで感情を引き出したり。

その好奇心からくる性急な期待と打算が、結果的には駆け引きに過ぎず、期待を消費するだけの代償として、自分の人生を退屈にもし、また他者の見たくもない嫌な本質を見る羽目にもなる。
という物語。

その辺りが「会話劇」という様式を採用したことによってとても退屈なものになってしまっている。
無機質なやりとりは、主人公ふたりの時折溢れる感情に対しての抑揚として機能はしていても、シチュエーションがどうしても説明不足、情報不足のために作中の世界観にリアリティを生み出せない。
それ故に「シュールさ」が際立った先に訪れる「オチ」の部分の卑近さがより生臭さを持ってしまう。

その辺りを「良い」とすることもできるのかもしれないが…僕にはむしろ退屈な毎日繰り返されるつまらない日常の光景で、わざわざお金を出して観るべき世界ではなかった。
そもそも会話劇として…今泉力哉や濱口竜介という作家が日本映画にはいるわけで、その部分で描かれているテーマや描き方においては残念だが、古臭さも感じるし、人間への視点としてもう少し映画的な飛躍が欲しい。
MALPASO

MALPASOの感想・評価

3.0
映画『の方へ、流れる』

短い。
長台詞もの。
いろいろあって大変だと思うけど、唐田えりかを見ていると、そっちの想像をしてしまう。ごめんなさい。
映画の中で「ヤリマン」とか言ってしまう。もっと振り切ってほしい!
可愛いいい女優だと思う。
せいけ

せいけの感想・評価

4.5
曖昧な状態から繰り返される会話劇
抑揚を欠いたセリフ回しがこの映画の捉えどころのなさをより強調し淡々としながらもどこかサスペンスを思わせる
基本的には2人芝居で歩いて会話をするだけでの作品だけど、セリフの絶妙な按配で虚と実の境界を行き交う作劇が新鮮に映った
そしてなにより唐田えりかの圧倒的魅力
朴訥さと鋭さを兼ね備えた佇まいはこれ以上ないハマりっぷり
セリフがメインの物語だけど、映像でも示唆的に表現される
62分という短い尺でも言葉にし難い何かが詰まっている
QTaka

QTakaの感想・評価

3.5
お久しぶりの唐田えりかさんでした。
男女の掛け合いは、互いに揺れながら、バランスを維持する、氷上の綱引きのようだった。
それは、互いを演じつつ、夫々を見つめつつ、理解するというより、攻撃的で、受け入れるというより、突き放す。それでいて、ちょっと魅かれ合う。
男は、女に引きずられるようで、女は男を見下ろすようで。
そんな二人の距離が、いつの間にか近くなり、綱引きの綱が絡まり始めたところで、この掛け合いが終わる。
男は、あらかじめ予定された女に会い、女は少し後悔し、落胆し…
二人の掛け合いは、まるで白日夢のように雲散し、二人は夫々の現実へ吸い込まれていく。
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”会話劇”のおもしろさは、その会話にも有るのだろうけど、その前後、その二人になる導入にも、そしてその二人が夫々に戻るところにも充分配慮されていなければならないんだと思った。
お店の留守番をする導入部で、何故かお客さんがお店に入ってこないシーン。
お店の前に出て一服しようとすると、店の入り口には”CLOSED”、そっと”OPEN”に掛け替える。こんなーシーンが、「さあ始まるぞ!」と思わせてくれる。ワクワクの始まりだ。
夢から覚めるラストへの場面で、公園で男を見失うところから、「どんな終わり方をするのだろう?」と不安になるのだが…
男も、また女も、夫々の現実へ、パートナーの元へ戻り、夜の帳に消えていく。
「あ〜、終わったんだな。」と思わせてくれる。
終わって、ふと考えてみる。
この白日夢は、ただの妄想だったのだろうか?と。
.
面白く見せていただきました。
今回は、クラファンのリターンという事で、オンラインで鑑賞させていただく機会をいただきました。
竹馬監督の作品、面白かったです。
これからも、楽しみです。
MashO

MashOの感想・評価

3.0
唐田えりかの復帰作?
某俳優との不倫が否が応でもアタマを過ぎります。

無機質な知り合ったばかりの男女の会話だけでほぼ終始する作品で好みは分かれるかなと思います。

ただ、秋の公園や水辺が舞台で綺麗にまとまっています。
KOTA

KOTAの感想・評価

3.5
初日舞台挨拶にてキャスト登壇イベントで鑑賞。

トークよかったし、
監督の演出など知れてよかった。
竹馬監督の他の作品もみてみたくなった。
marrikuri

marrikuriの感想・評価

2.1
最初の10分間ぐらいは面白かった。愛され袖…ってほどじゃないけど、ふふふ、手からね。
撮影照明担当者の貢献大。町の美しさ・主演女優のほんの少しの魅力があり、最後まで画は高所安定。

脚本と演出は失敗。

❶ 棒読みメソッド邦画撲滅委員会(唯一のソレデイイ・ソレガイイ作『ゴンドラ』を除く)を本日結成いたしました🗡😡

❷ 恋愛だけが主題、という恋愛に依存しすぎた品物はオワコンですよ。恋愛に他素材を組み合わせてポップにするか、または命かかってるレベルのガチ純愛(無私を当然たっぷり含む)で私たちの魂を揺さぶって批判を封じるか、最低限どっちかはないと、観る価値は生じにくい。これがモダンアート&エンタメコンテンツの基礎ルール。

❸ プルーストの『失われた時を求めて』なんだけど…
「私、大学時代に原書で読んだよ」というセリフを書いた人、正気ですか?
完璧バイリンガルの場合じゃなければ、ありえなさすぎて、脚本は本来そこでフリーズしますよね?
それはまるで小学生が9月1日に「夏休みにエベレスト独りで登頂したよ」とクラスメートに告げるのと同レベル。「えーっ、嘘でしょ??」のリアクションも受けず、その後も「あの山はね、…」「僕があの山に登ったのはね、…」とか奇妙な代名詞で話題にし続け、周りは大人しく頷き続ける、、って、ありえないでしょ!
この映画の主役の女も、「あの小説は、…」「あの小説を読んだのは、…」と淡々と奇妙な代名詞で男に語り続ける。そのくせ、プルーストがストーリーに何か影響与えてるかっていえば、一言「でじゃびゅ」が出てくるだけ。小学生が「しぇるぱ」と一度だけ言うのと同じだよ。
百歩譲って、竹馬監督がプルーストを本当に読みこなしてきたストロングな教養人なのだとしても、そのセリフ言う唐田さんは、今回プルーストのその全七冊を読んで撮影に臨んだわけがない。…ムリな注文つけていい? 彼女は読み切って、すっごいキメ顔でクランクイン迎えてほしかった。何の意味もなくったって、そういうことにバカみたいに死力を尽くして“役作り”しちゃうのが、本当の生き直しでしょ?
たぶん、スワン家のところを彼女は70ページぐらいは読み始めてみて、普通に「ムリ! なっげ〜よ😭」と本をダスト箱シュートしたんだろうね。
悪役として面白い吹っ切れ方で、観客を世間に見立ててスクリーン内から私たちを威嚇し続けたことには、私はあまり関心なかった。それよりも、監督がマドレーヌもなしにプルーストを鍵にしようとした小手先感が、悔しい。
仮に「大学時代に訳文のを全巻読んだよ」と言ったとしても、私たちはそんなヤバい子とは友達になりたくない。プルーストとはそういうものです!

❹ そうして男女二人が転がした恋バナと執着が、具体的な身の上話でなく、為になる観念論でもなく、得体の知れない非生産的な雑念のようなものだった。しかも、(主に女の側からの)つっかかりに終始。(男優を粗末にした。)

まるでね、負けサッカーみたいな映画だった。私には。調子の良い時の濱口竜介にジャイキリしようとして、無意味な横パスやバックパスやファウルで自壊した感じ。
数少ないセットプレー的にようやく後半で目を瞠らせたのは、本人たちが「キスシーン」と称するキス的シーン。だが、得点ならず😂😂😂。映画として世界標準に遥か及ばずに、弱いんだよ。。
あざとさなしに“全力で走って蹴り込んで負けた”んなら文句つけないけど、期待させといて変な小手先(小足先)プレーいっぱいしてくれちゃって、イライラしたよ。
“芝とか周囲の眺めとかユニフォームとか選手の顔とかコーチ陣とか”は、よかった。それだけに、監督さんのやり方がね。。
おしまいに演者四人が何かやってたのは、“負け確定試合のロスタイムのスローイン魅せ”みたいだった。。。。。

次は、どうか勝ってね😌


※当レビューはフィクションであり、実在するスポーツ大会や国家代表チーム等とは一切関係ありません
みぃ猫

みぃ猫の感想・評価

3.6
唐田えりかさん復帰作❗️….多分😅




   
   『の方へ、流れる』





竹馬靖具監督トーク付き上映回鑑賞





姉の雑貨店で店番する里美👩🏻唐田えりか
公園で恋人を待つ智徳🧑🏻‍🦱遠藤雄弥


偶然出会った素性を知らない者同士👥が
思いつきで行動を共にする…


この作品は
2人があてどなく街を歩く姿を切り取った
             【会話劇】



特に何にも起こらなかった様な…
でも、
2人の間には確実に変化が起きた…✨


個人的には

✨恋愛の始まりと終わりを
      1日で描いた様な作品💖


勝手なイメージだけど…
おフランス映画🇫🇷の小洒落た会話劇に
醤油垂らしたみたいな😅


おフランス作品🇫🇷って…
・男女の謎かけめいたセリフ
・洒落た or 理屈っぽい会話
・恋の駆引きに噓をつく
・物おじしない軽い冗談


で、この作品は…
・男女の牽制し合うセリフ
・理屈っぽい言い訳
・嘘か誠か自らの際どい恋愛事情を告白
・素性知らないから容赦ない質問の応酬


だけど
気付いたら2人の距離は縮まってて😆


このまま
ベタな終わり方でハッピーエンド💖…


からの〜
なかなか好みなエンディングでした😆


そうね…🤔

わさび醤油垂らした様な
  ツンと来るエンディングだったよ😆








いつもは日比谷や新宿で作品を見るけど
今回は下北沢と吉祥寺🎶

2作目の上映まで大分時間が空いてたので
久しぶりに下北沢の可愛いcafeでお茶☕️

この作品の素敵?な余韻に浸るのには
ピッタリな雰囲気のお店💖


たまにはこんな風に時間に余裕を持って
過ごすのも良いよね😊


って
久しぶりにオシャレな街 下北だからって
私は映画の主人公になったつもりか❗️🤣
千里

千里の感想・評価

3.7
トレイラーと唐田えりかさん出演というところに惹かれて観賞。全体的に無機質な演技だったところが気になる(そういう演技指導だったんだと思うけど)が、結局人間なんてこんなもんだよね...と人間の本質を描きたかったのかなと思う。

色々あった唐田えりかさん復帰作の役柄がこれなの凄いな...いや色々あったからこそ出来ると踏んで選ばれたのか。やっぱり映画映えする女優さんだなと再認識。よろしくないことがあったことは事実だけど、女優として純粋に今後とも応援していきたい。おかえりなさい。
Takahiro

Takahiroの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

会話劇はやはり面白い。
人と人との話は面白ければ観ていれるものだ。
お互いがお互いを牽制し合ってのラストのオチは好きでした。
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