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アース・ママ
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目次

アース・ママの作品紹介

アース・ママのあらすじ

シングルマザーで妊婦のジア(T・ノーモア)は、児童養護施設にいる⼦どもたちと⼀緒に暮らすため、写真スタジオで必死に働きながら更⽣プログラムに参加するが、あまりの現実の厳しさから、お腹の⼦を⾥⼦に出すべきか悩み始めるー。バレーボールの元オリンピック選⼿という異⾊の経歴を持つサバナ・リーフの⻑編デビュー作となった本作は今年のサンダンス映画祭でワールドプレミアされ好評を博した。主演のティア・ノーモアら気鋭の⾳楽アーティストが多数出演する他、サンフランシスコのベイエリアを舞台に 16mm で撮影された詩情豊かな映像にも注⽬。

アース・ママの監督

サバナ・リーフ

原題
Earth Mama
製作年
2023年
製作国・地域
イギリスアメリカ
上映時間
100分
ジャンル
ドラマ

『アース・ママ』に投稿された感想・評価

3.7
アメリカの貧困なシングルマザーの妊娠期間を描くドラマ映画。監督が元五輪選手という異色経歴で、先日のBAFTAでは本作で新人賞を受賞している、A24の隠れ注目作。

詩的でアーティスティックな16mmの映像美が、望み通りに事が進まない母親の苦悩と葛藤、そして社会構造の不条理が浮かび上がらせる。「17歳の瞳に映る世界」を観た時に似た無情感を覚えたが、劇映画ながらドキュメンタリーのような質感は、現代社会の記録映画としても一定の価値がある。タイトルからしても社会派一辺倒ではなく、「母親」という誰もがなり得る存在への共鳴と普遍性を描こうというメッセージを受け取った。
3.5
子供は施設におり、一緒に暮らすことはできていないシングルマザー ジア。
今ジアが働く場所は写真屋で、家族の1シーンを切り取り、写真に収める仕事をする。
その対比がなんとも言えない。

母親として、最後に下した決断の重み。いや、もはや最初からその選択しかなかったのではないか。
子供のためとは一体なんなのか。
Omizu
3.8
A24特集にて
バレーボールの元オリンピック選手であるサバナ・リーフの長編監督デビュー作。 NBRインディペンデント映画賞トップ10、インディペンデント・スピリット賞2部門ノミネートなど高く評価された作品。

とてもよかった。どことなく『17歳の瞳に映る世界』を感じる。若いシングルマザーであるジアがお腹の子を里子に出すかどうかで揺れる様子を詩情豊かに描き出している。

16ミリで撮影された映像もステキだし、主演のティア・ノーモアを始めとするキャストも好演。

自分の子に自由に会うことも叶わない黒人女性の揺れ動く心情を丁寧に描いている。二人の子供と一緒に暮らすことはできるのか、そしてお腹の子を里子に出すことが最善なのか。当人の苦しさをじっくりと描写していく。

最後にジアが下した決断には胸を打たれるものがあった。

元オリンピック選手という異色の経歴を持つサバナ・リーフ監督は注目の存在である。長編デビュー作ならではのフレッシュさもありつつ、その演出手腕には新人離れしたものがある。

何かが突出しているわけではないが、一瞬たりとも飽きさせないアート然とした堂々たる作品になっていた。

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