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静かに燃えての作品紹介

静かに燃えてのあらすじ

カルチャースクールの油絵講師・容子は、下宿先であったテラスハウス(連棟式住宅)の大家が亡くなったことをきっかけに大家の孫・由佳里と出会い、彼女と同居することになる。容子は由佳里に特別な感情を抱くが、平穏な生活を続けるため、あくまで女友達を演じ続けるのだった。そんな容子のもとに大学時代の男友達・佐野が訪ねてくると、由佳里は次第に佐野にひかれていく。同じテラスハウスに大学生の柊子と悠輝の姉弟が引っ越してくる。やがて悠輝が不審な行動をとりはじめ、柊子は弟が隣に住む女性にストーカーまがいの行為をしていることをつきとめるが......。テラスハウスに住む2組の住人たちの「告白できない思い」が不思議に交差しながら、物語は意外すぎる方向に転がっていく。

静かに燃えての監督

小林豊規

原題
製作年
2022年
製作国
日本
上映時間
89分

『静かに燃えて』に投稿された感想・評価

小林豊規監督作品。

本作は、犬童一心監督の盟友である小林監督の長編デビュー作であり、急逝したため遺作でもある。しかも還暦を超えてのデビュー作。人生の厚みを感じる。

そして本当に素晴らしい。物語も演出も撮影も美術も衣装も何もかも。

同居することになった容子と由佳里の物語と引っ越してきた兄妹の物語と催眠術セミナーの出来事がどのように関係しているのか、全く分からないまま進んでいくのだが、終盤、鮮やかに繋がっていく。トリックは単純だけど、語りが巧みだから本当に驚いた。

撮影も素晴らしい。撮るべきものをちゃんと撮っている。変なカメラワークだったり、無駄な余韻に全く頼っていない。正統で厳格なショット、その連鎖。このように映画は撮らなければいけないと思い知らされる。

美術も衣装も素晴らしい。こんなにも美術や衣装が物語に豊かさを与えるのかと感慨深くなった。二人の住居に飾られる絵画は、それ自体で美しいし、何より容子が由佳里にどのように眼差しを向けているのかがよく分かる。そしてその飾られる壁は、パンフレットを読んで新たに造作されたものであると知り、驚いた。
衣装も何回衣装替えするんだと驚きつつ、キャストの魅力や人物の背景に彩りを与えている。それは多分にフェティッシュを感じるが、いいんです…あの部屋着とか。

アヴァンタイトルが挿入される前に物語の前提を十全に語ったり、買い物に行く短いシーンもスーパーでロケをしたり、本当に芸が細かい。眼鏡をくいっとあげる仕草や咳で会話を中断させるとか、何とも古くさい演出ではあるが、それも味があるし素晴らしい。

セクシュアリティの傾向を催眠術セミナーを導入するように心理的幻覚とさせる危うさはあるが、それもトリックの時代性と語り直しによって乗り越えられていると思うし、全く文句なし。

再観賞すればよかったし、小林監督の次作がないのが悔やまれる。

追記
併映されていた『山小屋生活』も素晴らしい。
小林監督が14歳の時につくられた作品だが、天才。カットは的確だし、ギミックも面白い。5分短編はこのようにつくるべきだと14歳の小林監督に教えられた。
タウンハウスに暮らす絵画教室の講師「容子」と、ひょんなことから同居する「由佳里」、そして大学生の「柊子」と弟の「悠輝」。
それぞれに言葉に出来ない恋の炎を静かに燃やす、二組の登場人物たちの物語。
小林豊規監督、64歳のデビュー作にして遺作。
間取りが同じなので、彼女らが同じ建物に住んでいるのは分かるのだが、最後の答え合わせは読めなかった。
一瞬、清原惟の「わたしたちの家」みたいなことかと思ったが、違った。
感情が激しければ激しいほど、自らに枷をはめてしまうことはあるよな。
あの夜、容子が衝動のままに行動していたら、どうなっていたんだろう。
人は本当には分かり合えないけど、分かったフリをして生きて行くしかない。
容子の切ない葛藤に共感できる物語だけど、大学生たちの会話はあそこまで具体的にしないで、絵を見せて匂わせる程度で良かったのでは。
ちょっと説明的に感じた。
催眠術セミナーは、まさかああいう風に繋がるとは思わなかったよw
小林監督のご冥福を、心よりお祈りします。
ENDO
4.0
時制のコントロールが映画なら扉の前の切り返しは『羊たちの沈黙』のようにミスリードされる。眼差される笛木陽子。ガラケーやブラウン管テレビなどアイテムによる導きはあるとしてもスタイリングが絶妙にダサく、タイトな服によるmale gaze(女性の視点もあるけど)や姉ちゃんの短過ぎるハーフ・パンツなどノイズになってしまう。まあセリフで他者同士の分かり合えなさを語ってしまう脚本は濱口竜介以降の世界ではあまりに拙い。冒頭すき焼きを始める直前、缶ビールをグラスに注ぐ最中にカットが変わるあの繋ぎ、長くて素晴らしい。ショットはマジで素晴らしい!

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