カルチャースクールの油絵講師・容子は、下宿先であったテラスハウス(連棟式住宅)の大家が亡くなったことをきっかけに大家の孫・由佳里と出会い、彼女と同居することになる。容子は由佳里に特別な感情を抱くが、平穏な生活を続けるため、あくまで女友達を演じ続けるのだった。そんな容子のもとに大学時代の男友達・佐野が訪ねてくると、由佳里は次第に佐野にひかれていく。同じテラスハウスに大学生の柊子と悠輝の姉弟が引っ越してくる。やがて悠輝が不審な行動をとりはじめ、柊子は弟が隣に住む女性にストーカーまがいの行為をしていることをつきとめるが......。テラスハウスに住む2組の住人たちの「告白できない思い」が不思議に交差しながら、物語は意外すぎる方向に転がっていく。
女子大を卒業し、親元を離れて働いているOL・ケイコ。社会人として自由な暮らしをしているが、平凡で退屈な毎日を過ごしていた。満たされない心を抱え、孤独を感じていたある日、彼女の理想に近い男性…
>>続きを読む精神科医の貴志は6年前に亡くした妻の薫のことが忘れられず、妻のことを思ってはむせび泣き、薬で精神を安定させる日々を過ごしていた。貴志のもとへ患者としてやってきた綾子は、医師と患者の関係を超…
>>続きを読む訪問看護師の市子は、その献身的な仕事ぶりで周囲から厚く信頼されていた。なかでも訪問先の大石家の長女・基子には、介護福祉士になるための勉強を見てやっていた。基子が市子に対して、密かに憧れ以上…
>>続きを読む男手ひとつで育てた娘を嫁に出す父の気持ち、嫁に行く娘の心情を細やかに描き出す。主筋以外の点描も余裕に満ちて見事。老いと孤独という深刻なテーマを喜劇的に描いた、小津安二郎監督の遺作。
児童養護施設等の子どもたちの自立支援団体で働く網谷勇気(40)。ゲイである勇気は、様々なマイノリティのための団体を立ち上げ、講演会なども行っている。そんな彼がある時、幼少期より児童養護施設…
>>続きを読む月島春は、パートナーの連れ子・蘭がカナダに留学し、言い知れぬ寂しさを抱えていた。そんな時、公園で記憶を失くした青年と出会う。過去に流産も経験している春は、その青年を神からの贈り物と信じ、今…
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