五所平之助監督の観る
芦屋で暮らす彩子。夫礼一郎
は京都の大学で研究中。ある
日見知らぬ女性が夫との子供
だと少女置いて去って行くが
原作 井上靖 脚本 八住利雄
大映の山本富士子を主演にして…
原作は井上靖。八住利雄が脚色、五所平之助が監督した。松竹作品に山本富士子様降臨。登場人物は全員不幸になるし、みんな裏切り者。京都を舞台にしているが、荒涼とした感じ。五所の佳作ではあるが、嫌な映画を観…
>>続きを読む昭和映画好きの私としてはイマイチかなぁ。 もっと古い映画の方がリアルな感じがするのは演出のせい?
佐分利信はこう言う映画は似合わないけど
山本富士子とはお似合いだ。
新旧俳優同士の共演ってところか…
これは良いメロドラマを見ましたね。
冒頭の実母の陰に隠れながらほくそ笑む女の子が不気味だったのが印象的。
あと佐分利と山本が会話する場面の立ち回りも見事な演出だった。成瀬巳喜男の演出にやっぱ似てる…
雪の積もる斜面のショットに猟銃の音が響くと、雪が上から降ってきて画面手前から奥へ犬が走っていく。このオープニングショットだけでいい映画の予感がする。
佐田啓二が山本富士子の元を去る場面も、人物は部屋…
原作 井上靖。 監督 五所平之助。
芦屋に住む彩子(山本富士子)に、夫の門田(佐田啓二)が京都の大学で内科の研究中の留守の時に、若い女が娘を連れて訪問してきます。
女は娘を門田との間にできた子…
白い蛇を飼ってる山本富士子似合いすぎる。岡田茉莉子に鰐淵晴子に美人が過ぎる。ぞわぞわする台詞連発のお見事な不倫劇。文句のつけようがない世界。
佐分利信達の住む自宅のインテリアも素敵過ぎるし、蜘蛛の巣…
重厚な具合に演出されたどこまでも文芸的ドロドロ。誰が一番可哀想って岡田茉莉子なんだけども、溜め込む嫉妬の炎の小出し感が絶妙。それに対して山本富士子の中にいる捉え所のない『白い小蛇』が微かに表情に出て…
>>続きを読む松竹株式会社