猟銃の作品情報・感想・評価

「猟銃」に投稿された感想・評価

井上靖の短編小説の映画化らしい
1961年お正月公開でキャストは豪華、不倫を扱った作品です
原作があるからか劇中の台詞やナレーションとかの表現がそれっぽい
見所としては山本富士子、岡田茉莉子の美しさを見る以外ではそこまでないかと
正直なんかいろいろごちゃごちゃ理屈言ってるけどふーんとしか
だって結局不倫の背徳感とかスリル味わって楽しんでたんじゃないの?それをバレたから理屈こねてるようにしか思えない、でその挙句の自殺
うん、正に劇中で言われる台詞「バカだな君は」を送りたいですね
あれじゃ残された娘や、相手の男、そしてその奥さんのこと考えない自分勝手みたい
まるで岡田茉莉子が殺したみたいなもんじゃんねー
猟銃に始まり猟銃で〆る。
不倫からの不倫。

佐田啓二さま、乙羽信子さま、岡田茉莉子さま、山本富士子さまらのご出演、タダで観てしまえる罪悪感。と同時に大いなる期待、震えるおてて、そしてこの胸の高鳴り‥‥‥!!!
大袈裟じゃありません。自分を焦らしに焦らし、ついに解禁!!

冒頭 ある夫婦が自宅で他愛ない会話をしている。三杉(佐分利信さま)とその嫁 みどり(岡田茉莉子さま)。一見ごくフツーの夫婦だが、そうラブラブでもない。その会話の中でみどりが自身のアルバムを夫に見せた時、その中にたまたま含まれていた みどりと大の仲良しのいとこ、彩子(山本富士子さま)の写真に三杉が反応 → 一目惚れ。

一方、その彩子は婿養子で医師の夫、門田(佐田啓二さま)との裕福な暮らし。
そこに突然、ちょっと異様〜な様子の見知らぬ女(乙羽信子さま)とその娘(小学生)がやってきた。疲れきった表情をしたその女は開口一番、自分の娘の父親は門田であり、自分はこれからどんな事をしても1人で働いて行かねばならないから娘をここに置いていく! と言い放ち、娘とランドセル類を乱暴に置いてさっさと出ていってしまった。
彩子は夫の不貞に大きなショックを受け、悩んだ末、門田との別れを決意。けれど置いてきぼりのその娘は自分が預かるしかないと。男手では無理があるだろうし 何よりその娘が不憫だからという考えだと言う。
その後すぐにその娘の母親が自殺したとの知らせを受ける (エ‥ 乙羽さまもうおしまい‥‥?! てなった)。

門田と離婚(婿養子だったので出た)しても彩子はその娘を自分の子のように大切に育て続けた。
ある時、彩子が みどりの家を訪れた際、初めて三杉に会う。三杉は彩子の写真に一目惚れしていたのでやはり実物にもすんなり惚れてしまった。そして彩子のほうも‥。2人は惹かれ合う。そして不倫開始。

2人はこっそり頻繁に会う。当然ながら絶対みどりに気づかれぬようにと注意しながら‥。もう離れられない2人。門田の件で傷ついていた彩子も、みどりに対し既に冷めきっていた三杉も、2人とも幸せの絶頂だった。

しかし直ぐにみどりは2人の関係を知ってしまう。

長い長い年月、2人は変わらず愛し合っていた。
早い段階でそれを知ってしまっていたみどりだが、何故かずーっと気づいてないふりを貫いた。
やがて門田の娘もすっかり大きくなった‥

門田については、彩子が もう成長したその娘(鰐淵晴子さま)に全てを話していた為、娘は自分の生みの母、育ての母 双方を苦しめた父親を良く思うはずもなく、途中、父と娘が出会うシーンがあるが、気持ちはすれ違った。

ある時ついに、みどりは彩子に「2人の関係をもうずっと昔から知っていた」と告げる‥‥!
そしてみどりはこう加えた。「あなたたちは私を騙していたけれど、私もあなたたちの関係を知っていたのに知らないふりをして同じように何年もあなたたちを騙していたことになる」と‥‥
彩子は動揺した。

そして同じ頃、彩子に ある知らせがあった。
それは彩子にとって 特に大きなものではないし、驚きも少ないだろうと思っていたけど彩子はそうでもなかったようだった。娘の事を思うとそうなるのかなあ‥ とも考えたが、実は!!

ここからが驚きだった。
驚きの、想定外の展開。
そして、それより何より、そうなってしまった理由がもっともっと凄かった‥‥!!!
真に騙されていたのは‥‥‥‥‥‥。
私には予想だにしなかった展開。
衝撃‥‥ しかしそれはエラくエラく筋の通った納得のいくものでもありました!!
そしてその想いが胸にずっしりと‥‥
(この辺りはネタバレになるので ぼかして書きました)

一度は観ていただきたい作品です。こんな結末もあるのです‥‥
今となってはドロドロ不倫ものの印象ではなく、「衝撃」と「美しい純愛」を描いた作品という後味です。

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五所監督の作品、他に観たいもん10は有りマス! でも探さないことには絶対向こうからはやってこない(それもまた楽しいですが) ものばかりぽいです。

啓二さまは安定の美しさで幸せでした♡
しかし主体性のない男の役も時々やっちゃう啓二さま(でもそれもかわいい)。
今作では出番が超少なく残念でした(T ^ T)
(出来れば「眼の壁」のように出突っ張り希望!! 笑)

そして乙羽さま、凄かった‥‥‥‥!!!
たった、ご2分のご出演‥‥
たったの「2分 」ですよ!?
なのに今、私の頭の ど真ん中を陣取って支配しているのは乙羽さまのあのお姿、あの演技、あの「2分」のシーンなのです!!
す、すごい‥‥! 日本一凄い!
日本一です!! 乙羽さま、貴女というお方は‥‥!!!!
ラストが衝撃的💥医院長先生が渋くてかっこよかたなぁ💕あのルックスなら、看護師さんや、女性の患者さん達にモテモテだろう!!

それにしても、音羽の伸子さんの突然精神破壊したの、めっちゃ恐かったなぁ((((;゜Д゜)))


それにしても、門田先生めちゃ男前💕💕
母と。
佐分利信の若い妻の岡田茉莉子の従姉妹の山本富士子が佐分利信と関係をもつ。何故かというと山本富士子の夫の佐田啓司には隠し子がいて、その鰐淵晴子を育てるから。何十年経っても覚えている。隠し子の母親が乙羽信子。佐分利信が猟銃を向ける場面も忘れられない。
cinemar

cinemarの感想・評価

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眠すぎてちょいちょい記憶飛んでる。

佐分利信が猟銃構えてる絵と夕陽と白い蛇の話が印象的だった。

鰐淵晴子の鋭い眼光
山道で手を差し伸べられてもスルーしたものの、佐分利信の強引なナンパぶりに思わず「あなたの言ってること、ムチャクチャですもの…」と言ってしまう山本富士子。

その直後追い討ちをかけるように「こんな綺麗な紅葉を見たのは、ボクとアナタ、二人っきりです。二人で同時に見たのです。もう取り返しがつきませんよ」とワケ分からんことをのたまう佐分利信が最高! 以降、しばらくは「二人で悪人になろう」とか殺し文句の連続で震える。
おぼこい鰐淵晴子にプレゼントした画集を見せながら「これが愛だよ」とかもワケ分からん。何の絵だったか忘れたけど。

一方、山本富士子も「(夫にされた時は許せなかったのに)どうして自分の不貞は許せてしまうのだろう…」とか何言ってんだというようなことを独りごちている相当な強者。

何かと「今夜、パーティだから」と繰り返す岡田茉莉子。夫の浮気の腹いせにパーティガールになったり若いツバメをつまみ食いしてみたり。同年公開(茉莉子の次作)の傑作『女舞』とは大違いですな。

浮気が発覚してこれからどうなるんだろうと観客に思わせた途端にいきなり8年後に飛んだり、岡田茉莉子がホテルでの浮気現場を押さえていたことを告白するタイミングが唐突だったりとバランスの欠けた演出も最高。こんな演出でしたっけ?五所平之助は。

ゲスト出演的ながら重要な役の乙羽信子。狂ったような笑いの後に横にいた娘が微笑むのはホラー映画のような恐ろしさがあった。

あとどの場面だったかは思い出せませんが、ストーリーとは関係なく窓から見える煙突からモクモクと出る赤い煙が気になったのは私だけじゃないはず。
意味不明な『天国と地獄』オマージュ?と一瞬思ったけど、本作の方が製作が二年も早い。あの赤い煙はやはりたまたま?

正直、五所平之助はまあまあな手堅い作品しか撮っていない印象で全く期待してなかったのですが、こんな傑作があったとは。こういう映画がもっと観たい。五所作品で他にもこういうのあるんでしょうか。とにかく観るべき作品が増えて嬉しい限りです……。
buccimane

buccimaneの感想・評価

4.0
アップになるときの表情の作り込み具合がいちいち凄い。ショック受けたときの目の光らなさとか調整を重ねたんだろうなという感じ。
しかし個人的には大福みたいな顔のタイプよりもオカマリのほうがずっと美しいと思うしやさぐれていくとこ良かった。
スコンと無音になるところの空気の張り詰め具合とそのあと遅れ気味にBGMがチロ入りしてくパターンに何度も息を飲まされた。
結局猟銃は人を撃たないし壺は割れないし16才は犯されないし証券マンもネンゴロならずそれぞれフリだけみたいだけどそれがストーリーに引き込む引力になってる感じする。
佐分に言いたいのは紅葉の季節とかマジで山道にタバコ投げ捨てるの危ないから。
t

tの感想・評価

4.3
ドロドロの不倫メロドラマだが、自分を偽って生きていく円熟期の男女をを真正面から描き、芥川也寸志のねっとりした音楽、均整の取れた画面構成、そして俳優陣の素晴らしさが重なり私的傑作となった。
「2人で悪人になろう」と言う佐分利信(「これが愛だよ」もキた)と山本富士子が紅葉、夕陽の赤を2人で見ること。この赤色が罪の意識のように至る所に散りばめられ付きまとう。
佐田啓二のある事実を知った直後の山本富士子の表情よ…自分に正直になれない大人たち。
岡田茉莉子と鰐淵晴子もお美しい。
猟銃があまりストーリーに絡んでこないし象徴的意味もよくわからない。猟銃よりフィーチャーされていたのは「李朝の壺」。

和洋美女二人を辛い目に合わせておいて自身はノーダメージな感じでひょうひょうとし続けいけ好かなかった佐分利信が最後懲らしめられて良かった。

あと岡田茉莉子の顔が前からなんか違和感あったんだけど今回マジマジ見てハッキリした。鼻から下の作りが苦手なんだ。なんか怖い。
ラストが衝撃的で、尚且つ悲しい幕引きだった。余談だが、院長先生格好良すぎでヤバい(///ω///)♪あのルックスと渋さ何だから、ナース達に人気なのも頷ける!!恐らく患者さん達にもモテモテ何だろうな~(о´∀`о)虜になっちゃいそう(//∇//)
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