十朱幸代さん主演。
タイトルから漂う私が苦手な母親がテーマな作品。
特に母親へ特別な感情を持っていない人が見たら楽しめるんじゃないんでしょうか。
原田龍二さんが好青年な役でニッコリと見ていました。…
No.4506
澤井信一郎といえば、やはり傑作『Wの悲劇』の印象が強いが、
本作はだいぶ地味目。
お涙頂戴ものが苦手な人には刺さらないだろう。
それでも、『Wの悲劇』の三田佳子、薬師丸ひろ子…
母であることを捨てた女と、母を乞う気持ちを封印した姉弟。宛てのない手紙から始まる物語は、距離が縮まるごとに不在だった時間の重さがのしかかる。交わらない感情は丁寧に描かれ、ウェットなテーマと思いつつ、…
>>続きを読むあまりに安っぽいお涙頂戴話を映画にするのが職人。
十朱幸代が原田龍二に正体を告げられたときのクローズアップを入れるタイミングが完璧。原田龍二のトラックの轢かれ方も静かに生々しくてドキッとする。
裕木…
この題材で何でこんなに面白いんだ?と観るたびに思うのが澤井信一郎の映画。
十朱幸代の赤い上着が何よりも映画的で素晴らしい。祐木奈江が修繕作業を行なっている寺を囲う樹々の緑と落ち着いた色合いの日本美…