先週の「🇰🇵ビヨンド・ユートピア ー 脱北」から、今週は「🇰🇷コンクリート・ユートピア」鑑賞。

filmarks の初週のスコア3.8と3.7の落差は大きいですね。😮‍💨　(私の個人の感想です。本作は初週3.71点)

ファンの方には申し訳ないですが、私には刺さらなかったので、2024年の私の🇰🇷映画の暫定ワースト一位にします。

世界で唯一残ったアパートという設定で、ディストピアを描く。

人間の本性、怖さを伝えたいのだろうが、災害の規模・背景、登場人物の背景が弱くて、感情移入できなかった。

地殻変動のCGには相当な予算がかかっていることでしょう。

♪ウラチャチャ皇宮♪ウラチャチャ皇宮(ハングウ)の前半は悪くなかったが、後半失速。

最後の台詞も悪くはなかったが、予告編を超えない、特に感動もハラハラもない単調な映画。

以下備忘

私は普段、配信の韓流ドラマを見ないので、知っている俳優はイ・ビョンホンだけ。

902号室 住民代表 キム・ヨンタク (イ・ビョンホン)

警察公務員・防犯隊長　ミンソン (パク・ソジュン)

看護師・ミンソンの妻　ミョンファ(パク・ボヨン)

婦人会会長　グメ　(キム・ソニョン)

903号室　生還者　へウォン　(パク・ジフ)

客席はパク・ソジュン目当ての女性客が多かった。

• #私の韓国映画

誰が悪いわけではないけど・・・

いやぁ、公開のタイミング的には最悪でしたね。
どうしても元旦に起きた能登半島地震の悲惨な状況と本作がカブってしまう。
とても現実逃避どころではない。
リアルに起きてしまったのだから。
改めまして今回の大地震で被災された多くの方々に心からのお見舞いを申し上げます。


さて本作。ネタバレあり。


オープニングはサイコー！つかみはOK！
私も集合住宅(団地)で生まれ育ったので少年時代の様々な思い出が一瞬で蘇ってきました。
その直後にいきなりの・・・

韓国で起きた大地震で一棟のマンションを残し街は壊滅的な状況に。
そこで暮らす住民たちは自分たちの住み家を守るため徐々に『野獣』と化していく・・・

う〜ん。ちょっと色々詰め込み過ぎたかな。
素直に住民たちの苦悩、葛藤、究極の選択を描けばよかったのにエンタメ性に走り過ぎてしまったような。
無駄なサスペンス感が緊張感を変に邪魔してる。
イ・ビョンホン演じるあの隊長さんだって
あんな風に描く必要ある？素直に『住民を愛する正義感の強いおじさん』でよかったような。
あの若い夫婦もイマイチ インパクトが弱い。
あの看護師の若い奥さん。井上真央ちゃんにソックリ過ぎて集中できない。😅

極限状況に追い込まれたら人間はどうなってしまうのか。
自分や愛する人の命を守るためなら『その選択』は許されるのか。
その辺をリアルに描いてもっと重圧な『ドラマ』として真面目に描いた方が(韓国人以外の)世界の観客に響いたような気がする。

予告編で『パラサイトの次はコレだ！』なんて言って宣伝していたが、遠く及ばない。
もし、日本でのあの大地震がなかったら・・・
もしくは大地震前の昨年末に 本作と出会っていたら・・・

また感想は違っていたのかもしれない。

う〜ん。やっぱりタイミングって大事だ。


2024年 1月11日 10:20〜
グランドシネマサンシャイン池袋screen 2
💺111 席
客入り　30人前後。


お待たせ致しました！😁
毎年(勝手に😅)恒例。2023年度ベストムービー&勝手にアカデミー賞発表します🏆

2023年度ベストムービー

第1位　イニシェリン島の精霊
第2位　エンパイア・オブ・ライト
第3位　理想郷
第4位　PARFECT DAYS
第5位　TAR/ター
第6位　怪物
第7位　To Leslie/トゥ・レスリー
第8位　aftersun/アフター・サン
第9位　CLOSE /クロース
第10位 枯れ葉

作品賞　イニシェリン島の精霊
監督賞　マーティン・マクドナー(イニシェリン島の精霊)
主演男優賞　コリン・ファレル(イニシェリン島の精霊)
主演女優賞　ケイト・ブランシェット(TAR/ター)
助演男優賞　デヴィッド・ハーパー(グランツーリスモ)
助演女優賞　ジョディ・フォスター(ナイアド その決意は海を越える)
脚本賞　イニシェリン島の精霊
脚色賞　ウーマン・トーキング
撮影賞　エンパイア・オブ・ライト
編集賞　aftersun/アフター・サン
美術賞　ナポレオン
音響賞　ゴジラ −1.0
視覚効果賞　ザ・クリエイター 創造者
衣装デザイン賞　ナポレオン
メイク& ヘア賞　ザ・ホエール
歌曲賞　ウィッシュ
作曲賞　ウィッシュ
長編アニメーション賞　君たちはどう生きるか
国際映画賞　枯れ葉(フィンランド🇫🇮)

昨年はとにかく「イニシェリン島の精霊」
面白い、つまんない以前の問題で『映画としての完成度の高さ』に打ちのめされた。
一番思い出に残った出来事と言えばやはり「君たちはどう生きるか」のノーマーケティング戦略！
ポスターのみ。劇場予告編すら無かったんですから。😳
斬新な試みだとは思うが もう二度とやらないでほしい。😅

先に言っちゃいます。
ラストシーンが、一番心にグッと来ます。

ヒロイン
住み慣れたアパートから出て、
崩れた街・・・途方にくれたヒロイン。
知らない女性と出会う

女性
『一緒に来る？』

ヒロインは女性の住まいにくる。
（崩れた家だけどなんとか生きてる状態）

ヒロインは普通に女性から、おにぎり１つ貰う。
（えっ出会ったばかりの私に？の顔）
ヒロイン
『何かしないと居てはいないですか？』

ある女性
（微笑みながら何言ってるの？の顔）
『生きてたら住んでいいんですよ』

ヒロイン
涙・・・・・

↑このシーン記憶に残るものでした。
是非、映画館で見て、グッときてください。

大地震・・・・・
もし、
自分の住んでる集合住宅一つだけ綺麗に残って、
自分とわずかな住人だけ生き残ったら・・・
あなたはどうしますか？

ストーリーですが、
韓国ソウル
主人公が目覚めて、外を見ると・・・。

もう平らな場所が無いぐらいの大地震後。
笑えるぐらい残る１つの集合住宅
（日本で言うと大きな団地みたいな）
アパートだけが綺麗に崩れず残る。

住人達は、
『アパートの住人以外は敷地内にはいるな！』

住人以外は、 強制的に住人に 追い出される
凍える極寒の被災地へ・・・。

崩れた街に追い出され、弱い人間は凍えて死んでいく。
逆にアパートの住人達の中では、みんなのために働かないものは、食材は少なめ。

食材確保のために アパートの住人達は、敷地外に出て 食材を探す。
敷地外の生存者と戦い、そして殺害 まで・・・・・が前半ザックリパニックストーリーです。

タイムリーに、日本では１月1日に災害。
重なります。
イ・ビョンホンさんですが、
美しい 筋肉の体 を封印 。
こんな表情するんだぁ！と驚きです。

１つ唯一笑えたシーンが、
イ・ビョンホンさんがお婆さんのオムツ交換の時に
『イチゴの匂いだね』
と嫌な顔せず介護するシーンです。