悲しみに
　　　振り向いたら
　　　　　　明日が見えないよ




『3年B組金八先生』『スクール ウォーズ』
『教師びんびん物語』
昔は胸熱な学園TVドラマ！たくさんあったなぁ〜〜
そんなノスタルジックな過去を思い出させてくれる暖かき名作の誕生か？

アメリカ資金がほぼ入っていないメキシコ🇲🇽の作品。
昨年(2023年)本国🇲🇽でナンバーワンのヒットを飛ばしアメリカ🇺🇸でもそこそこ動員した話題作！
よーーやく日本🇯🇵にて劇場公開。🥹

「コーダ あいのうた」で主人公の少女に歌のレッスンをするベルナルド先生を演じたエウヘニオ・デルベス主演の実話を基にした学園ドラマ！

『あいのうた』はまだ続いていた・・・


さて本作　⚠️ネタバレあり⚠️


はい！😭
わたくしの本年度のベストムービーはこれで 決まりです‼️
本当に素晴らしい作品でした。

昔は こんな先生いっぱいいたのに 今では『型破り』と言われてしまうんだな。😞

日々の生活に希望が無く無関心なまま新学期を迎えた 新・小学校6年生の生徒たち。
そこに現れた『型破り』な先生。
彼は『教える』のではなく『何故？』を子供たちに問い続ける。
子供たちは『考え』『話し合い』、『答え』を見出していく。
そして子供たちは『夢』を語り出し先生は『可能性』を与え続ける。
それのどこが『型破り』なんだと思うかも？

ここは メキシコ🇲🇽。
すぐそこで銃声が鳴り響き、犯罪が横行し、通学路に死体が転がっている。
子供たちは学びながら家事をして兄弟の面倒をみたり、父のゴミ拾いの仕事を手伝ったり、ギャングの仲間に入る約束をさせられている少年までいる。
生きるので精一杯。学びは 二の次。
そんな子供たちに先生は『可能性』と『希望』を与え続ける。
貧しいながらも才能がある子供たちは『もしかしたら私って？」と未来の扉に手を掛ける。
絶望の国から未来を夢見て奮闘する子供たちの姿が本当に素晴らしい。

我々は分からないことがあったらパソコンやスマホで答えを見い出せる。

しかしここでは。

学校のパソコン室は窃盗に遭い一台もない。
図書室にはマトモな本すら無い。
先生と生徒たちは『この状況から我々はどうする？』とみんなで脳みそをフルスロットルさせる。
そう！これが 生きる力 だ！

そして希望が現実へと歩み出した矢先
事件が起こってしまう・・・

型破りな先生に触発され変わっていく校長。
『夢を見せるな！』と怒鳴る子供の親。
貧しさで学校に通えず柵の外から覗き込む少年。
メキシコ🇲🇽という国の『現実』をこれでもかと 叩きつけられる。
本作が世界に向けて語りたかったことはむしろ そこ ではないのか。

子供たちが『夢』をみるのは世界共通。
しかし夢を見る場所が 日本かメキシコか。
子供たちは　選べない。
夢見る場所を提供できるのは我々大人なのだ。

本作は子供の頃『金八先生』や『スクールウォーズ』を見て育った大人たちに『世界の貧しい子供たちにも目を向けてくれ！』
という力強いメッセージだった！

本作で流した大量の涙を。

けして無駄にしたくない・・・



2024年 12月23日 16:00〜
ヒューマントラストシネマ有楽町screen 1
💺161席
客入り　4割くらい埋まってた。

本作に感動された方々には。
1996年のアメリカ🇺🇸映画
「陽のあたる教室」
2019年のインド🇮🇳映画
「スーパー30 アーナンド先生の教室」が
おすすめ‼️😁

学力最底辺から全国トップへ！

クリストファー・ザラ監督、脚本、エウヘニオ・デルベス主演による実話をベースとしたメキシコ製作のドラマ。
メキシコ国内最底辺とされる学力の小学校で、ユニークな授業をする教師等の姿を描く。
主人公となる小学校の新任教師・フアレスをデルベス、校長をダニエル・ハダッドが演じているほか、生徒役でジェニファー・トレホ、ミア・フェルナンダ・ソリス、ダニーロ・グアルディオラ等が登場。
物語は車椅子を押す少年とバイクで駆け抜ける青年のシーンでスタート、その後、2011年のメキシコを舞台としているテロップが入る流れとなるのだが、そこで描かれるのは死体が普通に道端に転がっている国境の街・マタドロスであり、ヤングケアラーの少女、海岸に佇む海の家のような家に住む少年、ゴミの山の脇で暮らす少女と、何かしら問題を抱えている生徒ばかり。
そこに新任教師として赴任してきたフアレスが奮闘する様が中心となるのだが、その授業スタイルは邦題そのままの型破りなもの。
しかし、国が定める教育計画に従わず、子どもたちに「知る」ことの喜びを気づかせ、自ら「考える」ことを実践させる方法は大人の私が観ても非常に面白く、これこそが大人が子どもに示すべきものではないかと感じた次第。
何より、本作品の驚くべきは、2013年にWIRED誌に掲載された記事をベースとした実話ということであり、上からの押し付けではなく、自主性を重んじることの大切さは、教師のみならず親としても見習うべき指針であるところ。
そして、フアレス演じるデルベスがどこかで見たことあるなと思い、鑑賞後に調べたところ、シアン・ヘダー監督『コーダ あいのうた』でも合唱サークルの顧問で熱心な音楽教師を好演していたこと、またクルマ好きの視点からすると、校長の乗るクルマが海外仕様のホンダ・アコードらしきものであったことと、フアレスの愛車が、これまた日本未導入のフォルクスワーゲン・ゴルと思きクルマであったのは見逃せないポイント。
ただ、振り返ると、実は私が中学二年の時の担任はフアレスのよう。
社会科が専門ではあったものの授業では教科書を使わず、独自のテストを出すという、やり方は違えどまさに型破りな教師に出会っており、当時異端児扱いされていたのはフアレスと同じ。
日頃から「考える」という行為を放棄したら人間終わりだなと思っている私にとって、ネットやSNSで自分の都合の良い記事ばかりに触れて、あたかもそれが大多数であるかのように振る舞う人々が多いのに加え、あまりにも脳筋な事件や事象の多さに辟易しつつある今日この頃、自ら考えさせることを教えるフアレスの姿は理想の一つである反面、それを実践することに対する風当たりの強さに、いかに立ち向かうかがポイントだなと思うとともに、その原題からTHE ALFEEの『ラジカル・ティーンエイジャー』を思い出したのに加え、某キャラクターに「ボーっと生きてんじゃねーよ！」と叱られないよう、多くの人に触れてもらいたい良作。

人生の行き先は自分で選ぶんだ。

学校感動系は私の大好物。
もっと早く観ておけば良かった。

メキシコの貧民地区。
ある子はゴミの山から資材を見つけて売って生活している。
ある子はマフィアと繋がってる。
ある子は12歳で妹、弟の子育てをしている。

そういう地区にある、メキシコ国内でも学力が最低クラスの学校の6年生のクラスに風変わりな先生が就任して…という話。

ちなみにメキシコは小学6年生までが義務教育らしい。つまり貧しい子などは最終学年になる。

ストーリーはだいたい予想どおりだけど、やっぱり感動してしまいました。

とりあえず、校長先生が良い奴で本当に良かった。

型破りぶりは、ロビン・ウィリアムズさん主演の『パッチ・アダムス』や『いまを生きる』を思い出した。

それから、ゴミの山のシーンがあったからか、『3年B組金八先生』の第1シーズンも思い出した。（金八先生は夢の島だけど…）
武田鉄矢さん演じる金八先生もまだ30歳で教師としてまだ葛藤しているころ。

実話ベースということだし、全国の学校の先生に観てもらいたいと思った映画でした。