サチオは売れないピン芸人。 しかし、売れずとも「ピン」にこだわっているのには訳がある。 それは小学 6 年生の時の親友「エイジ」との約束があったからだ。 エイジとサチオは、いつでも一緒でクラスメイトの人気者だった。 が、大人になったサチオには熱狂的な女性ファンが 1 人いるだけ。 バイトもクビになり先輩芸人とはソリが合わず劇場に観にきてくれた少ない客とも喧嘩をしたりと、なにをやってもうまくいかない。 そんな中、心を許せる人物がただ 1 人だけ現れる。それをよく思わないでいる女性ファン。 エイジとの思い出と約束を忘れられないサチオはそれでもエイジを思って今夜も独りで舞台に立つ。
東京で女優を目指す吉岡絵梨子(28)は姉の訃報を聞き、地元の和歌山へと戻ってくる。 そこで絵梨子は、18歳で上京して以来疎遠だった姉が、葬儀で参列者の涙を誘う“泣き屋”の仕事をしていたこと…
>>続きを読む大阪。卒業を控えたある年の夏。 写真家を目指す芸大生の草馬ナオ(田中真琴)は、写真中心の生活を送っていた。 同じ写真学科の小夜(重松りさ)、山田(松田崚汰)、多田(秋田卓郎)は、写真優先の…
>>続きを読む地⽅公務員の⾹織(磯⼭さやか)は、浩平(吉橋航也)の⾃主映画に感動して上京したものの、いつしか同棲⽣活も8年⽬。背⽔の陣で浩平が書き上げたシナリオに惚れ込み、映画化を叶えるべく「推し」まく…
>>続きを読むかつて、ブレイク寸前で突然解散してしまった伝説の5人組アイドル「ピンカートン」。20年が過ぎ、リーダーだった優子は今も売れない女優を続けていた。ある日、優子の元にレコード会社の松本と名乗る…
>>続きを読む1980 年代。若松孝二が名古屋に作ったミニシアター。 映画と映画館に吸い寄せられた若者たちの青春群像。 この映画には、僕の、私の青春がある。あなたの青春がある。
13年前に突然失踪した父が余命3カ月で見つかった。借金を残し消えた父に母と兄は会おうとしなかったが、キャッチボールをしてくれた優しい父の記憶が忘れられないコウジは病院へ向かい再会を果たす。…
>>続きを読む長崎県に住む広永亮太(井浦新)は35歳。幼い頃に別れた父のことはほとんど覚えていないが、父が借金とともに残していったガラス細工会社を受け継ぎ、どうにか経営を立て直しつつある。その一方で、か…
>>続きを読む売れない自主映画監督のサワダは、大学の同級生サナガワと一緒に作った映画でインディーズ映画祭のグランプリを獲得し、その賞金100万円をもとに更に大きな映画を作ろうと意気込む。アルバイト先の居…
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