サチオは売れないピン芸人。 しかし、売れずとも「ピン」にこだわっているのには訳がある。 それは小学 6 年生の時の親友「エイジ」との約束があったからだ。 エイジとサチオは、いつでも一緒でクラスメイトの人気者だった。 が、大人になったサチオには熱狂的な女性ファンが 1 人いるだけ。 バイトもクビになり先輩芸人とはソリが合わず劇場に観にきてくれた少ない客とも喧嘩をしたりと、なにをやってもうまくいかない。 そんな中、心を許せる人物がただ 1 人だけ現れる。それをよく思わないでいる女性ファン。 エイジとの思い出と約束を忘れられないサチオはそれでもエイジを思って今夜も独りで舞台に立つ。
クリーニング屋、写真屋、ガチャ屋・・・etc。定職に就かず「何でも屋」として働くケンちゃんが、ひょんなことから「散歩屋」をはじめる。「散歩屋」とはお年寄り、引きこもりの方など支援が必要な人…
>>続きを読む30年前、伝説の映画を監督したが、今や過去の人となっている男・大根(加藤雅也)。大根は、ピンサロ嬢として働くタマコ(熊切あさ美)のヒモとなり空虚な生活を送っている。そんなある日、タマコの昔…
>>続きを読む郊外に念願のマイホームを建てた会社員の吉井さん一家。今までガキ大将だった長男の良一と弟の啓二は、転校した学校の悪童亀吉やその仲間たちと喧嘩したり威張りあったりするうち、いつしか家来が出来て…
>>続きを読む長野県のりんご農家の後取りとして生まれた実(みのる)。母親の死後、父親と2人で農園を切り盛りする実は、週末になると東京へと通い、お笑いライブに出演していた。りんごに背き、夢に突き進む実には…
>>続きを読む東京で女優を目指す吉岡絵梨子(28)は姉の訃報を聞き、地元の和歌山へと戻ってくる。 そこで絵梨子は、18歳で上京して以来疎遠だった姉が、葬儀で参列者の涙を誘う“泣き屋”の仕事をしていたこと…
>>続きを読む映像製作会社で働く山内樹のもとに、ある日電話がかかってくる。それは、父が倒れたというもの。それほど仲がよかったわけではなかったが、樹にとって、父はかけがえのない存在だった。一方、引越し業者…
>>続きを読むかつての名門草野球チーム“ピーナッツ”に、“伝説のサード”と呼ばれた秋吉が戻ってくる。しかし、当時の主要メンバーは離れており、ピーナッツはメンバーが9人にも満たない弱小チームと化していた。…
>>続きを読む岐⾩県関市。市役所の観光課に務める⼭⽥⼀郎はある⽇、市⻑から〝ご当地映画〟の製作を命じられる。しかしどこにでもある〝凡庸なご当地映画〟に疑念を持った⼭⽥は、かねてからの夢だった〈怪獣映画〉…
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