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Black Box Diaries
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『Black Box Diaries』に投稿された感想・評価

アカデミー賞にノミネートされた伊藤詩織氏の性加害告発を巡るドキュメンタリー。

被害者本人が監督しているので加害者側の視点はほとんど無いのは当然で、事件の捉え方に対する偏りは指摘されると思う。ただ少なくとも性犯罪が被害者にもたらす遺恨、その補償に対する警察や司法の杜撰さや捜査における問題点はかなり浮き彫りになっているのでやはり必見。さらには加害者側が権力のある立場ゆえの問題も堂々と描かれていてかなりエゲツない、、なんて国なんだよここは。ここ最近の芸能界の性加害問題も全く同じ構造が当てはまる"ブラックボックス"だし、本作の一連の事件とも繋がる。

作品自体の持つ意義は大きい一方で、現時点で作品自体に映像や音声の無断使用の問題が解決していないため、日本公開はその辺の問題が解決してからになりそう。同様の問題を最前線で取材して来た望月記者ですらガチめに反論してるレベルとは何とも(本人出てるしクレジットもされてるし)。もう世に出ちゃってる以上は先に出したもんがちだよな…とは思ってしまうが、これ性加害とはまた別の違法行為に繋がってる気がするし、今まで観てきた世界各国のドキュメンタリー作品もその手の問題が色々あったんだろうな……と、改めて思った。
第97回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門に、ジャーナリストの伊藤詩織さんが自らの性被害をテーマに監督した本作がノミネートされたそうです。発表は3月2日。
Lila
3.9
香港経由のフライト内で観ることが出来ました。日本未公開の理由は、内容もさることながら、未許諾映像が何点か使用されているからでしょうけども、海外を視野に入れ、全て分かった上で確信犯的に公開したような印象を受けました。

内容が内容だけに、感想を書くにも言葉選びが難しいです。

ジャーナリストでもある性分で、強い正義感と意志を持って闘い、苦しみを燃料にして社会を変えようとしている使命感は執念怨念の域、革命家であることは伝わりました。これだけのことをするには、胆力と様々な能力が必要です。

ただ、事あるごとに自分を撮影して、記録していくマインドと行動に「共感性」を持ちづらいことは確か。それは、本人が監督しているからが大きいですね。第三者目線の密着ドキュメンタリーとは種類が違います。そのRaw感を日本はなかなか汲み取れない。

日常を描きたいのは分かりますが、友人とはしゃぐ姿や、Black Boxの由来名を新プロジェクト名のように明るく話す姿は、観客側の目線をブレさせます。どういう感情で観れば良いか分からなくさせている、と言いますか。ただ、一人間であることは変わりない。

その後、認知度を上げ、アカデミー賞にノミネートされたことは実に快挙であり、時代の流れに合わせて風穴を開けたことは間違いないでしょう。ただアカデミー賞での衣装や態度を観る限り、同じ日本人としては作品性を考えて、もっと凛とした品性は持ってて欲しかったと思ってしまい、モヤモヤが残っているのが正直な気持ちです。

そんなところも含めて、敵と戦う戦闘力には非常に長けているものの、本当の意味での支援者や味方をなかなか見つけられないタイプなのかもしれないと勝手に推察してしまいました。

最後のシーンで「25歳から33歳になってしまった」というセリフは、同じ女性としてとても苦しい。世で言う、女性の1番大事な時と言っても過言ではない。一度の人生、2度と取り返せない時間を苦しめられた恨みは、なかなか消えません。悲しみ超えて憤りになるのです。

その苦しみをバネにして社会を動かしていく使命感に追われていると思いますが、ご両親や家族が平穏に過ごしたい思いもいつか叶えてほしいと切に願います。

どことなく杏に似た、とても綺麗な人。英語も堪能で、自身で会社を起こし、この作品を監督製作まで持っていける有能さを兼ね揃え、色んな未来があったはず。

誰も知る事のできない一夜の出来事が正に「ブラックボックス」過ぎて解釈が困難。そんな感想です。

色んなことを考えさせられるという点でドキュメンタリーとしては優秀であり、一見の価値はありです。

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