シド・バレット 独りぼっちの狂気を配信している動画配信サービス

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シド・バレット 独りぼっちの狂気

『シド・バレット 独りぼっちの狂気』に投稿された感想・評価

自分がピンク・フロイド初めて聴いたのは多分1975年くらいだから、その時にはシド・バレットとっくに脱退していて、その名前はすでに神格化されていました
彼のソロアルバムを聴いたのはだいぶ後、ファーストとセカンドがカップリングされた廉価版を買って聴いた時です

「僕はポップスターになりたくなかったんだ」
シド・バレット・・・ピンク・フロイドの創始者で、ヴォーカル兼ギター担当のリーダーでカリスマ
作詞、作曲、ステージ演出などすべて1人でこなし、実質彼のバンドでした
ところがドラッグに溺れ、精神を病み、奇行を繰り返し、バンドをすぐにクビになります
彼がちゃんと在籍していたのはファーストアルバムと、セカンドの一部のみ
まだこの頃はプログレッシブというより、サイケデリック志向でした
その後ソロ・アルバム2枚を出した後、目立った活動はなく、表舞台から姿を消します
晩年は鬱病、糖尿病を患い、最終的に膵臓癌で2006年60歳で亡くなりました
この映画はベールに包まれた彼の実像に迫るドキュメンタリーです

映画館内は私と同年代のジジババで埋め尽くされていて思わず苦笑
おお、みんな同じ音楽を愛するナカーマね!!
正直インタビュー中心のドキュメンタリーは途中で退屈しちゃって苦手なんだけど、これはまあ、面白かったです

インタビューはピンク・フロイドのメンバーに、実妹ローズマリー、幼少期の友人、美術学校時代の教師や学友、ピート・タウンゼント(ザ・フー)やグレアム・コクソン(ブラー)らミュージシャン、ミック・ロックやダギー・フィールズら写真家、美術家、歴代ガールフレンドまで出て来ます
聞き手はアート集団「ヒプノシス」のメンバーのストーム・トーガソンです
この方も映画制作中に亡くなるんですよね

思ったのはシドの映像少ねーーー!!ってこと
活動期間短いからきっとないのでしょう
それでもUFOクラブでのライトショーなど貴重な映像を楽しめました

ピンク・フロイドの「狂気」が記録的な大ヒットを飛ばした次のアルバムは「炎/あなたがここにいてほしい」
でした
実はこれ、シドに対するメッセージ・アルバムだったのです

このレコーディング中、1人の男がスタジオに訪ねて来ます
小太りで、坊主頭、椅子に座って、無言でレコーディングの様子を見つめています
初め、皆誰だかわからなかったのですが、メンバーの1人ががシドだと気づきます
実際のスチール写真映るけどびっくり
これがあのイケメン、カーリーヘアーのシド・バレットなの!?

「シド・バレット、晩年、画像」で検索したらパパラッチに盗撮されたと思われる画像が複数出て来ました
もうこういうのはやめてあげて

実家に引き篭もった彼は、働かず、絵を描いたりして孤独に暮らしていたそうです
生活費は印税と生活保護でまかないました
お金がなくてロンドンからケンブリッジまで約80km歩いて帰ったエピソードなんて泣くわ

デヴィッド・ギルモアがシドの家の訪問を遠慮していたことへの後悔を語っています
「彼の家に行ってドアをノックしなかったことを後悔している、彼の家で一緒にお茶を飲むだけでも、僕とシドの両方にとって何か得るものがあったと思うんだ」

結局この映画を見ても、なぜ彼がおかしくなって、バンドを離れ、引き篭もりになったのか、何も詳らかになりません
きっと本人にしかわからないことなのだと思いました
3.4
劇場の年齢層はやはり全体的に高い感じはあったが、若い人も結構いたかなという印象。伝説として名前だけ知っていて興味があったお客様もいたのかと思う。

職場で使用していたウェブプラウザのスキンに「狂気」のジャケットを使っていたが、バンドを知ったのは既に成功を収めたスタジアム級に客が集まるアーティストだったので、ミーハーで特別な思いはバンド(メンバー)にはなかった。強いて言うならケイト・ブッシュの面倒をみたデヴィッド・ギルモアぐらいである。
内容は主にインタビューで構成された映画であったが、逆に思い入れががない分、元メンバーや家族による証言から客観的にシド・バレット周辺の人間関係と人となりを知り得る事ができたのではないか。

本作を観る前後でシド・バレットがピンク・フロイド時代に携わったシングル、アルバム「夜明けの口笛吹き」、脱退後のソロである「帽子が笑う…不気味に」「その名はバレット」を一通り聴き直したが、バンド時代はフラワームーブメントの全盛期なのか、分かりやすいサイケロックという印象を感じた。そして脱退後のソロとなると激しさは楽曲よりも自身の内面に向かっている転調気味のサイケ・フォークという世界観であった。

中でもシド・バレットの作品で好きな楽曲なのはピンク・フロイド時代になるが、アルバムの最後に飾る「BIKE」という曲が素っ頓狂で記憶に残る。実はこの曲を知ったのは、P-MODEL中期のアルバム「ANOTHER GAME」に収録して聴いたのが最初である。平沢進とシド・バレットの関係に違和感を当時は感じていたが、後の「カルカドル」からの神経症的な楽曲を鑑みれば、平沢の体調不良が起きる何かの予兆だったのだろう。

本題に戻るがインタビューで構成されたドキュメンタリーとしては凡庸で及第点ぐらいであった。時折セクションごとのイメージ映像に予算の低さを感じてしまい、気持ちは分かるが格好は少し悪かった。

麻薬(幻覚剤)の乱用が原因による脱退ではあるが、シドの奇行があまり具体的に語れられかった点や、医学的な病態を個人的には知りたかったので掘り下げが足りない感じはあった。

なぜ故にシド・バレットが取り扱われるのか? と今でも疑問は尽きないが、当時のバンドメンバーや実妹、元恋人たちが真摯に話してはいたが、やはり妹からの証言が肉親という関係もあり冷静さと真実味があった。そのため隣町のどこかにいそうなアダ名の付いた風変わりなオジさんが分かってしまい、皮肉にも彼のカリスマ性も薄まってしまったのが残念ではあった。

シド・バレットのピンク・フロイド内の立ち位置においては異論はあるだろうが、後にバンド内におけるギルモアとロジャーの泥沼の確執を知っている身としては、巻き込まれずに良い時期に脱退はできたのではないだろうか。脱退後にバンドは世界的な成功をする事となったが、2枚のソロアルバムはギルモアたちの元メンバーの献身な協力がなければ完成はされなかっただろうし、彼は病んではしまったが、それでも人々に愛される魅力と天性の創作を同様に心得ていたのだろう。

_____________________________

Shine On You Crazy Diamond
クレイジー・ダイヤモンド

作詞:ロジャー・ウォーターズ

Remember when you were young
若かった頃を思い出してほしい

You shone like the sun
お前は太陽のように輝いていた

Shine on you crazy diamond!
輝け、狂ったダイヤモンドよ!

Now there's a look in your eyes
今、お前の目にはある種の表情がある

Like black holes in the sky
空の中のブラックホールのように

Shine on you crazy diamond!
輝け、狂ったダイヤモンドよ!


この歌詞(一部)はピンク・フロイドの曲「Shine On You Crazy Diamond」曲名の頭文字でSYDとなる。
元メンバーのシド・バレットの事について作られた楽曲。(ロジャーは否定をしているらしいが。)
[アルバム『炎〜あなたがここにいてほしい』に収録]

https://www.youtube.com/watch?v=cWGE9Gi0bB0

なんかロジャー・ウォーターズと俳優のリチャード・ギアは似てるな。

[ヒューマントラストシネマ有楽町 18:35〜]
ずっと見逃していて、そろそろ終りそうなこの作品の為にアップリンクへ



1本目
10:00 SCREEN2 59席 F8 👨5👩0



ロディ・ボガワ製作
ストーム・トーガソン、ロディ・ボガワ監督作品


「ピンク・フロイド」結成時の中心人物でありながらも5年あまりで表舞台から姿を消し残したソロ作品は2作品
巨大化したピンク・フロイドのインスピレーションの源としてロック史の伝説となったシド・バレット

ピンク・フロイドのメンバーはもちろん実妹ローズマリー幼少期の友人や美術学校時代の学友、教師、ザ・フーのピート・タウンゼントやブラーのグレアム・コクソンといったミュージシャンさらに歴代のガールフレンドまで数十名による証言と記録映像、幻想的な映像パートを交えながら彼の“狂気”と“天才”の真相に迫るドキュメンタリー

レッド・ツェッペリンやピンク・フロイドのアートワークで知られるアート集団「ヒプノシス」のメンバーにしてシドの旧友でもあったストーム・トーガソンが監督とインタビュアーを務め、トーガソンの死後は映像作家ロディ・ボガワがその遺志を継いで完成させた🎬️







以下ネタバレ


ロックバンド「ピンク・フロイド」の創設者として知られるシド・バレットの謎に包まれた人生をひも解いたドキュメンタリー


物凄く馴れ馴れしいインタビューだったので知り合い❓️と思っていたらインタビュー兼監督が旧知の間柄だったんだと納得
なのでかなり踏み込んで聞いている印象😃


この作品でも誰かがインタビューで言っていたがローリング・ストーンズの創始者でやはり薬で身を崩したブライアン・ジョーンズとの類似性を感じる

リーダーで創始者、天才であり薬で身を崩す。。
迷惑を被るメンバーに愛想を尽かされバンドを抜ける
その後、両バンドとも歴史に残るビッグバンドになっているのも同じ

ただシドの場合は亡くなるまでの期間が長くゴシップ紙に「あの人は今」的に晒されたりして不憫度が高い。。💦

デヴィッド・ボウイ、マーク・ボラン等後のグラムロックに与えた影響も大きい狂気の天才☺️

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