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Janet Planet(原題)
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『Janet Planet(原題)』に投稿された感想・評価

[マサチューセッツの田舎町で過ごした静かな夏] 60点

アニー・ベイカー長編一作目。一昔前が舞台のフィルムで撮影された子供視点のA24配給映画ということで、観る前は勝手に『aftersun』と似たものだと思っていたが、確かに被る部分も多くあったが根本的には異なる作品だった(当たり前か)。1991年夏、11歳のレイシーは鍼灸師の母親ジャネットと共にマサチューセッツの田舎町に暮らしていた。友人を上手く作れない孤独な時間を過ごすレイシーは母親が唯一の味方と思っているが、母親の傍には男女問わず常に別の人間がいるので、あの手この手で母親の関心を引こうとする。一方の母親も、完全に大人たちの方を向いて娘を無視しているわけではなく、寧ろ子供としてではなく一人の人間として扱うことで共依存的な関係を築いているようにも見える。映画はジャネットの周りに近付いては消える三人の大人に併せて三つの章に分かれている。そのそれぞれで、ジャネットは三人に影響されたり喧嘩したりして、レイシーもその余波に巻き込まれていく。しかし、本作品の中で最も興味深いのはそういった三人目の人物とのやり取りよりも、母娘の関係性が提示される場面だろう。ホロコーストの生存者だったジャネットの父親とジャネットとの関係や、どんな男も惚れさせる力があったせいで人生を棒に振ったと語るジャネット、11歳になっても母親と一緒に寝ることに固執し"彼女の一部"を貰い受けようとするレイシーなどの描き方は上手い。ただ、視点をたまにジャネットに移すので散漫な印象を受けてしまい、物語が全然動かないのと相まって余計に印象を薄めてしまっているのが残念ポイント。ここが『aftersun』との決定的な差だろう。
3.7
気になっていた作品を出張中にNetflix(英語字幕のみ)で見つけたので鑑賞。
ジャネットとレイシーの母子の関係性は、お互いを尊重しているように見えたのが印象に残っているかな。2人の世界への訪問者との出会いや別れを経ながら静かに描いた作品なんだけど、英語の台詞のニュアンスが掴みきれなくて歯痒い思いをした。現実的な話なんだけど、哲学的な台詞が多く、かつ少し不思議な空気感を漂わせた映画だったので。
将来理解できた際には評価が上がるかもしれないし、上がらないかもしれない。

※現時点でマーク29人目。
映画祭見逃し映画。多感な時期の少女レイシーと母ジャネットの親子の日常とそこに時々周囲の数人の姿を織り混ぜて描く映画。観察映画のような感覚。

いきなりレイシーのやや過激(!?)な発言で何事?と思うが、母親にかまってほしい一緒にいたいための彼女なりの行動。
母と娘の話だと親が支配したがる映画はよく見るけど、こちらは母ジャネットは娘を愛しているが娘にはそれなりに自由にやってほしいような、親離れしてほしいとまではいかないだろうけど。
どういう経緯でシングルマザーになったのかはわからないが、ジャネットは自宅にやってくる友人とささやかな交流をして、鍼灸師として施術もしている様子(その店の名前がジャネット・プラネット)

自分だけの母親でいてほしいというレイシーの気持ちがよくわかる。その演技がナチュラルすぎて感心してしまう。

自分の母なのに母のまわりには自分以外の愛する人がたくさんいる、そのモヤモヤとレイシーなりの探求という感じ。

母ジャネットを演じたジュリアンヌ・ニコルソンも自然体の演技が素晴らしかった。しかも化粧っ気もほとんどなく、シミは隠さず。穏やかな自然の中での飾らない生活がよく現れていた。

『Janet Planet(原題)』に似ている作品

オール・ダート・ロード・テイスト・オブ・ソルト

上映日:

2023年12月22日

製作国・地域:

上映時間:

97分

ジャンル:

3.5

あらすじ

『ムーンライト』などのバリー・ジェンキンスがプロデューサーを務め、詩⼈であり写真家でもある⼥性監督レイヴン・ジャクソンの⻑編デビューとなった本作は、ミシシッピで暮らすある⼥性の⽣涯を美しい…

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