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オール・ダート・ロード・テイスト・オブ・ソルトの作品紹介

オール・ダート・ロード・テイスト・オブ・ソルトのあらすじ

『ムーンライト』などのバリー・ジェンキンスがプロデューサーを務め、詩⼈であり写真家でもある⼥性監督レイヴン・ジャクソンの⻑編デビューとなった本作は、ミシシッピで暮らすある⼥性の⽣涯を美しい映像で描き切った感動的な⼤河ドラマ。本作のタイトルは、劇中で主⼈公が祖⺟から教わることになる、⼀家の⼥性たちに伝わる逸話に由来している。今年のサンダンス映画祭でワールドプレミアされて以降、サン・セバスチャン、ニューヨークと本年の映画祭シーンを席巻しつつある話題作が、本国に先駆けいち早く⽇本での劇場上映を迎える。

オール・ダート・ロード・テイスト・オブ・ソルトの監督

レイヴン・ジャクソン

原題
All Dirt Roads Taste of Salt
製作年
2023年
製作国・地域
アメリカ
上映時間
97分
ジャンル
ドラマ

『オール・ダート・ロード・テイスト・オブ・ソルト』に投稿された感想・評価

3.7
過去〜現在〜未来を行き来する「愛」の映像詩。アート系映画の多いA24作品でもかなり挑戦的な作品で、特集上映用に買い付けられたのも納得。

広く括れば黒人映画だが、家族・恋愛・継承といった普遍的な要素から「愛」で繋がる人間への讃歌を導く叙事詩的な映像美。ヨリの多さや自然の風景に重きを置き、映像で"語る"ことに注視した作風は、さながらテレンス・マリック。

最早時代すらも明確にされないのはあえてタイムレスな作品にしたかったのだろうなと思いつつ、黒人一家の自宅にケネディの肖像が飾られていた辺り、公民権運動以降の世界(要は現代)における黒人の在り方がベースなのかな?

何とも余韻の残る、これぞなアートハウス映画だった。人はかなり選ぶと思う。
3.6
淡々とした繋ぎと長回しは一見してバリー・ジェンキンスの『ムーンライト』を凌ぐと言っても大袈裟ではなく、ミシシッピに住む黒人女性マック(チャーリーン・マクルーア)の現在と過去とをシームレスに繋ぎながら、彼女の人生をモザイク状に見せて行く。映画的な起承転結があるわけではなく、モンタージュの快楽に満ちているわけでもない。然しながら今作が処女作となるレイブン・ジャクソンの視点は五感をフル活用し、少女の頃のマックから子供を身籠った現在のマックまで彼女の黒人としての美しさを導き出している。今作においてはシークエンスとシークエンスの繋ぎ目はほとんど意味を為さず、代わりに前景化するのは匂い立つような肌の質感と微かに触れた触角の刹那で、あとは土や川の生々しい匂いや虫の音色に彼女の生は支配される。マックの目が見つめるこの不可思議で自然豊かな世界では様々な生のさざめきが起こり、同時に残酷な死がある。それは冒頭の魚の死からも明らかだろう。監督のレイブン・ジャクソンには活劇的な才能は殆どなく、専ら静止画のような極めて静的な感覚と役者の生理とが映り込むのだが、エンターテイメントとしては未熟と言うかインスタレーションのようなとっつきにくさを感じた。
Omizu
3.0
A24特集にて。
NBRインディペンデント映画賞トップ10に入選、インディペンデント・スピリット賞では第一回作品賞と撮影賞にノミネートされた。

ある黒人女性の半生を描いた大河ドラマ的な一作。純然たるアート映画。マックス・リヒターのような音楽はよかった。

ただ、あまりにも展開がスローすぎて退屈してしまったのも事実。体感5時間くらいあったな。テンポはスローなものの、時系列があちこちいくので理解が追いつかない。

まぁもともとA24はアート系インディペンデント映画の会社なのでA24らしい作品とは言えるかもしれない。感想はとくにないです。

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