うんこと死体が地球を救う? 価値観を覆す、鼻つまみ者たちを巡る いのちの循環の旅へ―― 「グレートジャーニー」で知られる探検家で医師でもある関野吉晴はアマゾン奥地の狩猟採集民との暮らしを通して、自然とヒトとの関係について考え続けてきた。そして、2015年から『地球永住計画』というプロジェクトを始める。この地球で私たちが生き続けていくためにはどうしたらいいかを考える場だ。関野はそこで3人の賢人に出会う。野糞をすることに頑なにこだわり、半世紀に渡る野糞人生を送っている伊沢(いざわ)正名(まさな)。うんこから生き物と自然のリンクを考察する生態学者の高槻(たかつき)成(せい)紀(き)。そして、死体喰いの生き物たちを執拗に観察する絵本作家の舘野(たての)鴻(ひろし)。3人の活動を通して、現代生活において不潔なものとされるうんこ、無きモノにされがちな死体を見つめると、そこには無数の生き物たちが織りなす、世の中の常識を覆す「持続可能な未来」のヒントが隠されていた…。
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