この映画、配信９３ヶ国 トップ１０にはいった！
納得です。

まさに今、ホット場所の川でのサメ事件と言うのが面白い。

ラストシーンは、個人的に想定外。B級だろうとなめてました。

主人公達の『もう終わりだよ・・・』的な言葉に後、主人公達のまわりの状況を映し出したシーンは、１匹のサメの進化が・・・・・まさかの想定外光景。
主人公達の絶望感が伝わってきました。

リアル２０２４年・来月オリンピック会場の場所だから、ハッピーエンドに終わると思ってたから、当分復興は絶望的なラストシーンは記憶に残ります。

ラストシーン以外は、過去にもあるある的な流れ。
今の危機を理解できないで、イベント優先する市長さんなど・・・・・。

ただのパニック映画でもなく、環境問題もテーマにしているので、オススメ動画配信映画です。

見たで。
ジョーズと同じ自然を軽んじるアホな人間達を皮肉った社会風刺映画の流れを組みつつ最後は色んな意味で全てを食い破りに来る熾烈なラストを見せた鮫映画の傑作。人が容赦なく食い殺される大惨劇をしっかり写しているのもグッドで劇場でみたらエンドロール時は暫く立てなかったレベルだと思う。この高クオリティがネトフリ限定だと…マジでもったいな過ぎるわ。

細かい所を見たら割とツッコミ所はありましたけどそこは普段からB級やZ級のサメ映画をちょいちょいみてる人間なのでこういう部分もサメ映画のスパイスだと割りきって楽しめました笑

気軽に見れて楽しめるポップコーンムービーでありその上でメッセージ性も感じる結構な意欲作でした。面白かった。

〜Under Paris〜

ザヴィエ・ジャン監督、ベレニス・ベジョ主演によるフランス製作の海洋パニック。
パリのセーヌ川に巨大ザメが出現し、パニックに陥る人々の姿を描く。
主人公となる海洋生物学者のソフィアをベジョが演じているほか、ナシム・リエス、レア・レヴィアン等が登場。
物語は、太平洋ゴミベルトを調査していたソフィアのチームが、巨大ザメに襲われるというシーンでスタート、このシークエンスの映像のクオリティが文句なしの仕上がりを見せていたため、ここだけでその後の展開に期待が膨らむことに。
次には、そこから三年後となり、環境活動家から、ソフィア等を襲った巨大ザメがセーヌ川にいることを知らされたことをきっかけに、ソフィア等が水上警察と協力してセーヌ川の調査に乗り出す様が中心となるのだが、やはり本作品の肝は、パリのど真ん中、エッフェル等がすぐ近くにそびえ立つセーヌ川にサメが登場するという設定であり、例えるなら、東京の隅田川に巨大ザメが現れるようなもの。
ジャンルは違えど、古くはミック・ジャクソン監督『ボルケーノ』で、大都会ロサンゼルスのど真ん中で火山が噴火するという通常では考えられないシチュエーションのディザスター作品があり、そういった作品では、その一見荒唐無稽とも思える設定をいかにリアリティ溢れるものに変換するかが成功の鍵となってくるが、本作品では前述のような大量のプラスチックゴミによる汚染問題に環境活動家、そして何より現実と同様、オリンピック開催を間近に控えているという背景が、絶妙な現実感を醸し出している。
また、その舞台となるセーヌ川も、これまたお世辞にも綺麗とは言えない水質であるが故に、巨大ザメの本体が見えずに、ヒレだけが動き回るというサメ映画特有の恐怖に一定のエクスキューズをつけているのも、上手いなあと感じた次第。
そして、中盤以降、サメの行動や実体がわかってくるにつれ、一気にアニマル・パニックものへと舵を切っていくこととなるのだが、そこでもセーヌ川でのトライアスロン国際大会を開催したいがためだけに無謀な主張を繰り返し、責任を部下に押し付け、全てをトップダウンで決めていく無能な首長が登場する構図は、これまた日本でも数年前に起きていたのではと想起させられるものであったのと同時に、強烈なメッセージを汲み取ることができたため、社会派作品としての側面も垣間見られたところ。
加えて、環境活動家の一人を、森本渚なる日本人が演じていたのも見逃せないポイントで、そんなこんなで迎えた結末は、これまた想像の遥か斜め上をいくもので、とんでもない設定がとんでもない事態を巻き起こした自然の結果であり、そこは是非その目で確かめてもらいたい展開となっている。
夏になると、毎年のように登場するサメ映画の中でも、B級感は微塵もなく、そのあり得ないような設定を具現化させる映像のクオリティはピカ一であることから、配信オンリーではなくスクリーンで観たかったなと思うとともに、不安を掻き立てるようにしっかり作り込まれたエンドロールからも本作品の手抜きは一切感じられず、今後、オリンピックでセーヌ川を見るたびにサメを思い出すことになる良作。

淡水じゃ生きられない。