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ブリジット・バルドー 誤解
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目次

『ブリジット・バルドー 誤解』に投稿された感想・評価

neroli
5.0
◼️BBは男好き?いいえ、それは”誤解”かも〜◼️
 
 
新宿のミニシアター「シネマカリテ」のカリコレ®︎での先行上映で鑑賞しました〜🎬
 
バルドーの熱狂的崇拝者であるダビド・テブール監督が、主演作などの映画映像や貴重なプライベートショットを交えて作成したドキュメンタリー映画〜🎬
 
 
私は学生の頃、BBの魅力に取り憑かれ、ロジェ・バディムとの出会いや、セルジュ・ゲンズブールとの関わりを色々調べたことがありました〜
 
 
その中で、BBとロジェ・バディムの結婚生活を書いたとある本の内容を今でも覚えています〜
(※以下の内容は本作では取り上げられていません〜)
 
16歳でBBとロジェ・バディムは出会います。
18歳で親の許しを得てようやく結婚。
 
鏡だらけの家の中で、BBは”裸”で過ごすようにロジェ•バディムに言われます。
 
元々バレエを習っていたので、所作は美しかったBBでしたが、”裸”で過ごす二人の関係性の中で、さらに美しさを磨いたのでしょうね〜
 
映画の中でのBBの露出した肢体はとても美しい〜✨
 
 
しかし「ロジェ・バディムは”レンズを通してのBB”に興味があり、被レンズで彼女を見る目が冷たかった」と確か書いてありました〜
 
ロジェ・バディムは、愛情を持ってBBに接するというより、まるで美しい人形を育てるかのような接しかっただったのかもしれませんね〜
 
 
その後ロジェ・バディム監督デビュー作『素直な悪女』(1956)の撮影後、BBはジャン=ルイ・トランティニャンと恋に落ち、ロジェ・バディムの元を去っていくことになる〜
 
このように、BBのイメージは欧州のセックスシンボルとして、当時の本に書かれていたことを覚えています〜
 
 
 
◼️BBは”愛着の問題”があった?◼️
 
 
本ドキュメンタリーは、幼少期からのBBの貴重な映像と共に、どうしてこういう人生を歩んだのか?ということを掘り下げられています〜
 
まさに精神科的な視点で描かれた映画でした〜
 
 
パリ16区の高級住宅街にあるブルジョワの家に生まれたBB。
 
会社をいくつも経営する厳格な父、そして冷淡な母。
妹が生まれて両親の目は妹に行った。
 
その為、バレエに専念するBB。
 
両親が自分のことを見てくれない為、みんなが見てくれる芸能活動に積極的に参加したり、自分に興味がある男性に走るようになった。
 
父親がきちんと見てくれていれば、こんなに男性に走ることはなかったんじゃないか?
 
父親はさぞかし仕事が忙しくて、かまってくれなかったのかな〜と思ったりもしましたが…
 
しかし、こんなにたくさんのBBの映像を撮って残してくれている時点で、どう考えても見てはくれてますよね〜
(こちらもレンズを通してですが…😅)
 
親は子供を見ているつもりでも、子供からの視点では、見てもらっていないと感じる”愛着障害”もあります。
 
BBは両親とどこか合わない、しっかり見てもらえてない気持ちがあったのでしょう〜
 
BBは自分のことを見てくれる男性に走ることになりますが、出会う男性みんながみんなBBのことを”自分の価値を上げてくれる女”としてみなす男達だったように私には見えました〜
 
 
38歳で早い女優生活を引退したBB。
その後、動物愛護運動家として活動中。
サントロペの家で一人ひっそり暮らしている。
 
 
本当は、セルジュ・ゲンズブールとか、ジェーン・バーキンのことについても色々書きたいけど、今日はこの辺で〜👋
 
 

◼️ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ BB生誕90年祭◼️
 
 
「ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ BB生誕90年祭」は、2024年9月13日より上映開始〜✨
 
 
■「恋するオペラ」(1955) Futures vedettes ★劇場初公開
■「この神聖なお転婆娘」(1956) Cette sacrèe gamine
■「裸で御免なさい」(1956) En effeuillant la marguerite
■「花嫁はあまりにも美しい」(1956)* La mariée est trop belle ★劇場初公開
■「殿方ご免遊ばせ」(1957)4K レストア版 Une parisienne
■「可愛い悪魔」(1958)* En cas de malheur
■「気分を出してもう一度」(1959)Voulez-vous danser avec moi?
■「私生活」(1962)4K レストア版* Vie privée
■「ビバ!マリア」(1965)Viva Maria!
■「ラムの大通り」(1971)Boulevard du Rhum
■「ブリジット・バルドー 誤解」(2013)* (ドキュメンタリー) Bardot, la méprise ★劇場初公開
 
 
2013年 フランス🇫🇷

「カリコレ THE FINAL」5作目

”BBの熱狂的崇拝者である監督が、多数のフッテージやプライベートショットを用いてビデオレターの形式で考察する、女優ブリジット・バルドーの肖像”
(「ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ-BB生誕90年祭」公式HBより抜粋)

幼少期の写真や貴重なプライベートショットなのどが多く使用されているドキュメンタリーで、BB様のファンならばたまらない内容

パリの裕福家庭に生まれたBB様
両親からの愛情に飢えて、自分が注目を浴びる映画の世界に飛び込んだみたいな描き方でした
自分はBB様を映画の中でしか知らないので「ほんまかいな?」と思いながら見ていましたが
女優としてデビューしてからの彼女の男性遍歴に関しても、「自分を愛してくれる男性を求めて…」みたいな感じですが、そうかなぁ?
「恋多き女性」であったことは事実だと思いますが
まだまだ男らしさがもてはやされていた1960年代、今の時代ならば当たり前の自立した自分の意見、意思を持った女性についていけなかっただけでは?などと思って観ていました

監督のラブレター形式のナレーションで進行していくのでキモイ…じゃなかった💦男性目線のドキュメンタリーになっているのは間違いないです
これが彼女の真実かどうかは見る人の解釈次第なのかも

9月13日より開催される「ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ BB生誕90年祭」では本作を含めた11作品が上映されます

可愛いだけじゃないBB様を再確認したい♡
監督の妄想と告白のビデオラブレターのような作りがせっかくの貴重なフィルム(幼少期やゲンズブールとの歌など)を無駄に使ったなと、これではBBへの誤解は全く解けないよ。

せめてBBが愛した人へのインタビューくらい挑戦して欲しい。

#ブリジットバルドーレトロスペクティブ

『ブリジット・バルドー 誤解』に似ている作品

素直な悪女

製作国:

上映時間:

91分

ジャンル:

3.4

あらすじ

南フランス、サン・トロペの町。孤児のジュリエットは子供のいないモラン老夫婦に引き取られる。彼女は18歳という若さで、男の心を自然と挑発するような性的魅力にあふれていた。事業家、内気な青年、…

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