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逃走
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目次

逃走の作品紹介

逃走のあらすじ

社会運動が高揚していた 1970 年代の日本、新左翼過激派集団「東アジア反日武装戦線“さそり”」のメンバーであった桐島聡。若き桐島は重要指名手配犯とされ、いつ逮捕されるかわからない緊張感の中、逃亡を続けていた。生活を繋ぐため日雇い仕事を転々とし、数十年前からは「内田洋」という偽名を使い、神奈川県藤沢市内の工務店で住み込みの仕事に就くようになる。1960〜1970 年代のブルースやロックを好み、月に一度、音楽好きが集まる藤沢市内のライブバーに足を運んでいた。趣味を楽しむ一面があったものの、かつての仲間たちの存在が常に脳裏に影を落としていた。メンバーの獄中闘争、超法規措置により国外に出る仲間たち、自ら命を絶った者――。桐島はそうした仲間たちの姿を思い浮かべながら、日本社会の欺瞞や凋落を孤独に見つめ続けていた。2024 年、70 歳となった桐島は末期がんと診断され、病院のベッドで生死の狭間を彷徨う。薄れる意識の中で浮かんでくるのは、東アジア反日武装戦線としての活動、仲間と逃亡を続けていた当時の記憶。彼が生涯を賭けて追い求めたものは何だったのか。半世紀にわたる逃亡生活の果てに、彼は何を得ようとしたのか。死の間際に「私は桐島聡です」と名乗り出て何を表現しようとしたのか。足立正生監督が自らの半生と重ね合わせながら、桐島の苦悩と決意を描き出す。

逃走の監督

足立正生

原題
公式サイト
https://kirishima-tousou.com
製作年
2025年
製作国
日本
上映時間
114分
配給会社
太秦

『逃走』に投稿された感想・評価

桃龍
-
同じ人物が題材の『「桐島です」』より、こっちが先に出ている。
比較したいが、劇場公開が終わっていて無念。DVD化を待つほかない。

あと同じく反⽇武装戦線が題材で、なぜか韓国の監督が撮ってる『狼をさがして』も見れない。公開当時は右翼の攻撃もあったようで…。
Nyayoi
3.6
新左翼過激派集団「東アジア反日武装戦線」のメンバーであった桐島聡。爆弾事件の後、指名手配されながらも、ガンで命尽きる間際まで最後まで逃げ通した。

活動したのは若き日の僅かな期間。他の仲間たちは皆捕らえらた。死を前にして思い起こす仲間との日々。こんなにも長きに渡って彼に隠れ逃げることを貫き通させたものは何なのだろうか。

過去と現在と交錯しながら、余命僅かになって自ら名乗りを挙げたのは警察への勝利宣言なのか。
こういう思想は理解し難いが、一人の人間の生き様、人生を振り返る時はくるのだ。

大半の期間は隠れて仕事をしながら暮らしているのだが、どことなく漂う緊迫感、苦悩、過去からの妄想、彼の語りに何だか引き込まれてしまった。
(足立正生監督舞台挨拶付き上映)
半世紀に及ぶ逃亡の末、末期がんで亡くなった東アジア反日武装戦線「さそり」の元メンバー桐島聡。桐島は逃亡中、何度も名前を変え数十年前からは「内田洋」という偽名を使っていた。しかし死を迎える数日前「私は桐島聡です」と担当医師に告げた。桐島はなぜ逃亡の末の最期に本名を名乗り出たのか?桐島の苦悩と決意とは何だったのか……

肩まで伸びたストレートヘアに黒縁のちょっと尖った眼鏡にニヤッと笑顔の爆発物取締罰則違反での全国指名手配犯「桐島聡」の写真をおそらく一度や二度は見たことがあると思います。あちこちの交番や駅等約半世紀もの長い間掲示されてましたからね。昨年の臨時ニュースで「桐島聡と思われる男を発見」の文字を目にしその手配写真が画面に映し出され時、「あ!あの男⁉︎捕まったんだ。」と思ったのを覚えています。
今回、個性派俳優の古舘寛治がその桐島役というのと監督の舞台挨拶があるとのことで鑑賞した。それまで足立正生のことは全く知らなかったので鑑賞前に少しプロフィールなどを調べると、日本赤軍の元メンバーのひとりであることを知り、俄然興味が湧いたと同時に少し緊張感が走りましたね。「これは貴重な話しが聞けるぞ」と。
本編を観終わった後、約50分程舞台挨拶が行われれました。監督ご本人は「私があれこれ語るよりみなさんがこの映画を観てのアフタートークの時間にしたい。私は映画というデータを作ったに過ぎない。大事なのはこれをスクリーンに映し出されたのをみなさんがどう受け取ったかのか?どう批判して頂けるのか?もうこんな映画なんか観たくないなどの意見が重要だ」と、仰っておられましたね。
この映画を撮ることに至った経緯→「本名を名乗ったことに大変ショックを受け、それを数日間考察し脚本を書いた」、桐島役に古舘寛治を選んだ理由→オーディションしたが、写真見て直ぐに「もう桐島はいるじゃないか!」と決めていた。そして一番聞きたかった監督本人と桐島は実際に接点はあったのか?→話したことなどは無いが、何となくそんな奴がいる程度だったとのこと。
そして改めて今作の感想になりますが、テーマであるなぜ「桐島聡」と最期に名乗り出たのか?これには本人の使命感に尽きると思いました。革命を共にした仲間たちが逮捕され、自ら命を絶ち、志し半ばで成し遂げることが出来なかった、その仲間たちが託した「逃げ延びてくれ!生きていてくれ!」といった本当の意味での桐島氏自身の「革命の完結」が「私は桐島聡です」との答えとなったのではないでしょうか。

最後に。
足立監督は次回作の制作に既に大変意欲的でした。
あと、劇中古舘寛治さんの山谷ブルースを弾き語るシーンがありますが、かなりギターも練習されたようですが、スタッフ試写観て「何で顔しか写ってないんだよ〜!」と、ちょっとご立腹だったとか。
めちゃくちゃ渋くて哀愁漂う良いシーンでしたよ。

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