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「マイ・バック・ページ」に投稿された感想・評価

BIN

BINの感想・評価

2.5
昭和感が面白かった

実際、あった話しだろうけど
難し過ぎ
ほんとはもっと
ぐろかったんだろうなー

このレビューはネタバレを含みます

 主人公の新聞記者が何故、革命家に惹かれていくのかという肝心の部分がわかりませんでした。周囲の記者たちは「あいつはニセモノ」と言ってるのに、主人公だけは宮沢賢治とかの話をしただけで心を開いていくのは理解できませんでした。
 そもそもこの新聞記者は何がしたいのかわかりませんでした。スクープをものにしたいのか? 革命家にシンパシーを感じて仕事をそっちのけで近づくのかとか。何かしてくれないと退屈を感じてしまいます。
 ただ、ビールを飲んでるだけにしか見えなかったです。
 ラストに涙を流しますが、一体なんで泣いてるのかがわかりませんでした。「男は泣かない」と言ってた男が、この映画の経験を通して。何で昔の知り合いの居酒屋で涙するのか? 全く理解できなかったです。

 主人公が惹かれる革命家も全く魅力がない人物として見えてしまって、カリスマ性のかけらもないので。ただ嘘ばっかり言ってるようにしか見えなかったです。
 自衛隊の基地から銃を奪うシーンも淡白に描かれていて、緊張感とか恐怖のようなものを感じるようなものでなかったです。

 新聞記者たちの熱いバトルみたいなものもなく、退屈な時間を感じてしまう映画でした。
私が生まれる前の日本。
今とはかなり時代背景が違う。
しかし、いつの時代も不満がどこかに燻っていて、争いが起こってしまう。
山下監督も脚本向井さんも笑いを封じて放った、堂々たる社会派青春ドラマ。

いつもの演出なのですが、笑いを廃するとここまでの重厚なドラマになるのかとビックリしました。

まず、16mmフィルムで撮られた映像がとにかく暖かくて、私の中で理想の映像の一つです。

そしてやはり山下監督おなじみの作り込まれた世界がバチバチにハマっていて、ワンショットワンショットが痺れます。

特に冒頭の殴られてからうさぎを埋めるまでのシーン、反政府組織のアジトの作り込み、事務所で皆があくせく働いてるシーン。

細部まで作りこまれていて、山下監督作品のこの作り込まれた世界と、そこでの人の生々しいやりとり、そして所々なんとも言えない外連味というかエモさという魅力がまたもや爆発した傑作でした。

そして個人的には映画内における反政府組織という存在は、なぜかいつもとても魅力的に見えてしまい、それもまたこの作品に対する特別な思いの一つなのだと思う。

ちなみに梅山という存在は、『不詳の人』『道/子宮で映画を撮る女』『霊魂との交信 めちゃ怖3 「霊能力を持つ男」驚愕のドキュメント』『その男狂棒に突き』に出てくるある種得体の知れない詐欺師/開き直った人への別なアプローチにも思えた。
31monks

31monksの感想・評価

3.7
面白かった。でも、全共闘議長の役でスローモーションの長塚圭史が出てきたときは吹いてしまった。
noyoona

noyoonaの感想・評価

3.3
ラスト、妻夫木君が泣くシーンと主題歌が追い打ちをかけてきてジーンとなった。甘いと言われても、未だに苦味に泣く。
hanako

hanakoの感想・評価

2.8
好きな監督だし好きなキャスティングだし期待していたけど、もう少しくだけていたり毒があったりすると好きなんだけどなあ。というかんじです。
ゆり

ゆりの感想・評価

3.0
仕事においてアウトプットが下手くそで、挙げ句の果てにパーソナルな部分を感情的に主張して誤魔化してくる人間はマジで使えないよね。そしてこういう奴は成長しない。自分の中の狭い世界の正=世界の正だと思い込んでるから。「あー、沢田嫌いだな」が第一印象。

若者が燻ってる感じをひしひしと感じる映画でした。安穏と生きていることに対する後ろめたさとか焦燥感。
出てくる若者たちはいつも焦っているはずなのに、この映画は辟易とするほどのたっぷりの間をとって撮られていて、ああもう、もどかしい!

何かを成し遂げたい記者と、ホンモノになりたい自称活動家。
みんなあんなよう喋る男のどこがええの?と心から思う私には理解できない世界で、なんとも不思議な展開でした。

かつて日本はこんなだったのか。
色々調べて知りたくなる映画でした。
「マイ・バック・ページ」は全体的に緩やかな物語進行に見えるが、ターニングポイントとなる場面があちらこちらに出てくるので、スクリーンから目が離せなかった。
本作は、これまでの山下監督作品とは異なり、丹念に人物が描かれていた。
監督の挑戦的な作品であったと思う。
忽那汐里の演技を当作で初めて拝見したのですが、思ったより悪くなくてよかった。
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