
スナックに集まった3人の若い男たち。友達同士のたわいのない話は、ひとりがスナックの仕事を辞めると言い出したことから、だんだんと不穏な方向に変わっていく。仕事を辞めたら何をするか。挙げられたのは3つの選択肢。「大麻栽培をする」「顔面タトゥーをする」「タクシー強盗をする」。それは、飲みの場での与太話で終わるはずだった。だが後日、スナックにいた黒野(藤江琢磨)が、趣味で鳥の声を収集する小松(水澤紳吾)が運転する一台のタクシーに乗り込んだことで、事態は思わぬ方向へ動き出す。中編『義父養父』で監督デビューをした大美賀均が2021年に撮影し、3年を経て完成した短編映画。ふとしたきっかけから運命を狂わせていく者たちの一日を描いた本作は、ひりひりとした緊張感と、得体の知れない不穏さに満ちている。




