スナックに集まった3人の若い男たち。友達同士のたわいのない話は、ひとりがスナックの仕事を辞めると言い出したことから、だんだんと不穏な方向に変わっていく。仕事を辞めたら何をするか。挙げられたのは3つの選択肢。「大麻栽培をする」「顔面タトゥーをする」「タクシー強盗をする」。それは、飲みの場での与太話で終わるはずだった。だが後日、スナックにいた黒野(藤江琢磨)が、趣味で鳥の声を収集する小松(水澤紳吾)が運転する一台のタクシーに乗り込んだことで、事態は思わぬ方向へ動き出す。中編『義父養父』で監督デビューをした大美賀均が2021年に撮影し、3年を経て完成した短編映画。ふとしたきっかけから運命を狂わせていく者たちの一日を描いた本作は、ひりひりとした緊張感と、得体の知れない不穏さに満ちている。
透明人間を通じて言葉や視覚のすれ違いを描く野心作。 大好きないとこのアキオが住む家へ遊びにきた夏子。アキオにしか見えなかった透明人間のおばあちゃんの姿が見えた時、2人は同じ世界を共有…
>>続きを読む仕事を辞めた大石は、これからの人生は人のために何かしたいという善意と人に認められたいという衝動から悪友・荻田と共に自警団を結成する。大石たちは万引き犯に過激な正義の鉄槌を下すが、そんな彼ら…
>>続きを読む神崎(野村⼀瑛)は何か思い詰めた表情で、街へ出かける。タクシーが捕まらず、背中を丸め道端に座り込んでいると車道越しにひったくり現場を目撃。⼀心不乱に走り出した神崎は、ひったくりをしていた山…
>>続きを読む東京オリンピックを約2年後に控えた2017年、12月30日。ゴミ処理工場での夜勤を終えた人々は帰らず遊んでいる。上司の足立さんとの不倫関係に思い悩むタニちゃんは、いつしか既に死んだはずの元…
>>続きを読む僕らはみんな、知らないどこかで大人になっていた。多分。 矢野のお通夜に来なかった我妻を心配した旧友たちは、帰りに彼の家へ行き朝を迎えるが、我妻にだけ見える矢野の亡霊が現れて・・・。
大学に入学した柴原は、伊藤、橘、永井という3人の男子生徒と体育館で出会い、友人になる。学校では一緒にいる4人だが、それ以外の関わりはなく、普段何をしているかはお互いに知らない。生活のため続…
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