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パンチョ・ビリャと進め
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『パンチョ・ビリャと進め』に投稿された感想・評価

3.8
メキシコのジョン・フォードと称されるのも納得の雄臭い映画だ。
別エンディングもあるようだが、革命への幻滅を描くという意味では大変分かりやすかった。
列車、夜空に響く軍用ラッパ、酒場でのピストル投げなどで鮮やかなショットが続いた。
1936年 メキシコ クラサ モノクロ スタンダード
88分 *リマスターの結果か音声画像とも良好

今年1月から2月にかけて国立映画アーカイブで行われた企画「メキシコ映画の大回顧」のダイジェスト巡回で、福岡市総合図書館映像ホール・シネラに次いで、京都文化博物館で2週間11作品が上映され始めた。

*1 【国立映画アーカイブ】上映企画「メキシコ映画の大回顧」開催!国内では過去最大規模のメキシコ映画特集
源 2024-12-13
screenonline.jp/_ct/17738502

*2 国立映画アーカイブでメキシコ映画35作品を上映、星野智幸の推薦コメントも到着
2025年1月6日 14:30 映画ナタリー編集部
https://natalie.mu/eiga/news/606356

文博の作品解説には、「黄金期の巨匠、フェルナンド・デ・フエンテス(1894-1958)の「メキシコ革命3部作」の最終作」とあるが、正直、メキシコ映画にも、革命の英雄パンチョ・ビリャにも、メキシコ革命史にも不案内なので、弁士の付かないサイレント映画(本作はトーキーであるが)のようにアングリと口を開けながら観るしかなかった。

*3 国立映画アーカイブ作品紹介
www.nfaj.go.jp/program/mexico202501-3/

*4
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/パンチョ・ビリャ

*5 コトバンク ビリャ
https://kotobank.jp/word/びりや-3166005#goog_rewarded

*6 世界の民謡・童謡
メキシコ革命と英雄パンチョ・ビリャ
www.worldfolksong.com/sp/latin/pop/mexican-revolution.html

予想以上に、ソンブレロに口ヒゲの男性ばかりが登場して、そうでないのは冒頭のシークエンスで軍人に理不尽にしばかれるミゲルぐらい。
その若い彼は、同郷の男たちからは「お嬢さん」と、いわゆるお稚児さん扱いされ、入隊を志願して頭領であるビリャに面会すると「坊や」と呼ばれ、「子牛」のあだ名を与えられる。

成人の男たちが判で押したようにソンブレロに口ヒゲのいでたちだというのも、おそらく極端な男性至上主義、マチズモの産物で、ひょっとしたら、それなりに男女とも多様性のあった江戸時代の日本人よりも同調圧力が強い国柄なのかも知れないと思わされた。

だいたい女性の登場人物が、ほとんど不在で、冒頭に登場したミゲルの老母ぐらいしか、まともなキャストがいないという有り様であった。

で、ビリャの英雄的な側面はほとんど描かれず、ひたすら銃撃戦が繰り返される戦闘の様子や、これも予想通りなステレオタイプなテキーラをあおって騒ぎまくるソンブレロに口ヒゲの男たちの宴会シーンなどが描かれるのだ。

そのなかで、ミゲルやその同郷でリーダー格となるティブルシオ(アントニオ・フラウスト)ら、チーム「ライオンたち」が一人二人と命を散らしていく様を容赦なく描くのが本作の眼目のようで、解説には「ビリャが率いた革命への幻滅を描いている」ため「莫大な資金を投じながら興行的に失敗した」と記されている。

なかでも、テキーラをあおって泥酔した男たちが、《テーブルに座っているのが13人で不吉だ > 一人臆病者が消えれば良い > 電灯を消して暗闇にした上で拳銃を撃ち当たったヤツが臆病者だ》という、訳の分からない理屈から、当たったヤツは臆病者だ、いや真の勇者だ、とか、やるのかやめるのか、とか口論になって結局やることになり、「ライオンたち」仲間の太っちょ「太鼓腹」に当たって落命する、‥‥というマイケル・チミノ監督の『ディア・ハンター』(1978年)で、クリストファー・ウォーケンが遭遇するロシアンルーレットの有名なシーンの阿呆阿呆バージョンが展開して実際に人死にが出たのには呆気にとられた。

ミゲルに至っては、天然痘に罹患した挙句、医者が「とにかく焼いてしまえ」と言うのを、当時は実際そうしたのか、単にビリャらがアホだったのか言葉通りに受け売りして、ティブルシオに伝え、彼が「生きたまま焼け、と言うのか?」と訊くと「そうだ」と答え、ミゲルのもとに戻った彼は、流石に横たわるミゲルに銃を放ったあと、泣きながら若い同士に火を放つのだった。

観ていて分かりにくい感じの作品ではないのだが、あまりにも歴史的な文脈と、メキシコ人の国民性が読めなさ過ぎて(後者は「予想以上に単純過ぎて」でもある)、正直、作品の真価はよく分からなかった。

《上映館公式ページ》
京都文化博物館
メキシコ映画の大回顧
2025.2.26(水) 〜 3.9(日)
会場: 3階 フィルムシアター
www.bunpaku.or.jp/exhi_film_post/20250226-0309/
reb
3.1
「メキシコ映画の大回顧 国立映画アーカイブ」UNAMウーゴ•ビリャ氏の講演あり。

メキシコ革命の英雄パンチョ•ビリャを慕って革命に参加したティブルシオたち村人6人。しかし1人また1人と死に、彼の人間性や革命そのものに疑問を抱いていく。

どこかのんびりしたドンパチ戦いのシーンがずっと続き、ちょっと飽きてしまったが、後半からだんだん面白くなってきた。

本作ではパンチョ•ビリャを英雄視せず、彼の為に集まった手下たちを、捨て駒としか見ていない、冷酷な男として描いている。

そして上映後の講演で、削除されたという幻のラストシーンを上映してくれたのだが、そこで描かれるパンチョ•ビリャの行為はまさに鬼畜の所業!
監督の描こうとした思いがより強く伝わり、点数ややアップとなりました。