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爆弾
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『爆弾』に投稿された感想・評価

ぶみ
4.0
「爆弾」

呉勝浩が上梓した同名小説を、永井聡監督、山田裕貴、佐藤二朗等の共演により映像化したミステリ。
爆弾の爆発を予告した男と、事態に対峙する刑事等の姿を描く。
原作は未読。
事件の捜査にあたる刑事の類家を山田、爆弾の存在を予告をした男を佐藤、捜査員や刑事役として伊藤沙莉、染谷将太、渡部篤郎、坂東龍汰、寛一郎が演じているほか、片岡千之助、中田青渚、正名僕蔵、加藤雅也、夏川結衣等が登場。
物語は、冒頭鼻歌を歌う自称「スズキタゴサク」のドアップでスタートするのだが、この時点で不穏感は満点。
彼は、酔った勢いで自販機を壊し、店員に暴行したことから取調べ受けており、その中で霊感を感じて、東京都内に爆弾が仕掛けられていることを予告、最初は嘘だろうと思っていた警察も、実際に秋葉原で爆発が起こったことから事態は一変、一気に緊迫感を増して行くこととなる。
以降、スズキと彼に対峙する刑事、スズキの発言をもとに現場で動く捜査員を中心として展開するのだが、何はともあれ、最大の見どころは佐藤演じるスズキと、彼に対峙する染谷や渡部、山田といった刑事との会話劇。
劇中でスズキを形容する言葉に無邪気というものがあったのだが、まさにその無邪気さと不気味さ、狡猾さを同居させたスズキのキャラクターは、日本では佐藤意外に演じることはできないのではと感じさせるものであり、その会話の中の情報量の多さやトーン、それに対応する刑事も三者三様と、取調室という閉ざされた空間での会話劇の醍醐味が凝縮された仕上がりとなっている。
では、現場のシーンの質が落ちているかというと全くそんなことはなく、前述の秋葉原での爆発を筆頭に、都内各所で爆発シーンがあるものの、音といい、吹き飛ぶ人々といい、邦画にしてはそのクオリティは半端なく、そこも含めて、思わず目を背けたくなるような場面もあったほど。
クルマ好きの視点からすると、爆発シーンで回転して吹っ飛ぶクルマが、流石に最新モデルは使えなかったのか、もう最終型でも10年以上前となる2代目の日産・ブルーバードシルフィであったことと、染谷演じる刑事が運転するトヨタ・クラウンの覆面パトカーが、テールスライドさせながらUターンするシーンは見逃せないポイント。
知的好奇心をくすぐるような会話の応酬に、その会話がもたらす謎解き、そして動きのない取調室に対し、一切手抜きのない映像による現場の様子との対比が素晴らしく、爆風により巻き起こる砂埃かのように見事煙に巻かれてしまったとともに、物心ついた時から中日ドラゴンズファンの私からすると、「ヒット6本打っても1点しか取れない」のフレーズには苦笑いするしかなく、梶や山脇などという選手は過去にもいないことが当たったことが嬉しかったのに加え、それを実際にプライベートでもドラゴンズファンである佐藤と、残念ながら前日鬼籍に入ることとなってしまった山田和利選手を親に持つ山田がネタにして演じていたのには、ニヤつくしかなかった良作。

退屈で嘘に塗れた世の中に愛想を尽かしてるんでしょ。
背骨
4.0
ワーナー・ブラザースに招待されジャパンプレミア舞台挨拶付き試写会にて鑑賞

予告編から予想していた密室劇ではなく、それより遥かにスケールがデカい犯罪サスペンス。この規模の映画が今の日本で作られた事を素直に喜びたい

長尺だが中弛み感の全くない展開と、このキャスト陣の中でも際立つ山田裕貴の存在感が素晴らしすぎて。細かいところで気になるところがないわけではないが、そこを突っ込むより緻密で飽きさせない構成とキャスト陣の好演を褒め称えたい

期待値を遥かに上回る完成度でした… ナメてたゴメン
全編を覆うダークトーンの画は、往年の名作サスペンスを彷彿とさせます。そしてその重さをジャンル映画として一段押し上げている原動力は、やはり佐藤二朗さんの怪演です。取調室で椅子に身を預け、視線と“間”だけで場を支配していく所作が、こちらの認知に微細なノイズを注ぎ込み、気づけば空気が薄くなるような緊張を生み出していきます。

物語は、取調室での言葉の“攻防”と、街のどこかで進む爆弾捜索が呼応しながら進行していきます。クロスカッティングの律動、時計の刻み、群衆のざわめきや通知音といった生活の音が、無機質な都市の光と重なり、静かな焦燥をじわじわと増幅させていく。派手な見せ場に頼らず、編集と音で血圧を上げてくるタイプのスリルが心地よく、同時に不穏でもあります。また、人を“記号”として処理してしまう社会の視線が、さりげないショットの積層で可視化されていくのも印象的でした。呼称や肩書きに頼る“手早い理解”の危うさを、日常のオブジェが不意に異物化する瞬間で示していきます。

そして観終えた直後、まず浮かんだのは「邦画もここまで来たか」という嬉しい驚きでした。『国宝』が邦画史の“特異点”として記憶に刻まれたように、本作もまた、別ベクトルの特異点として屹立していると感じます。単なる犯人捜しのスリルに終わらず、観る私たちの“見方そのもの”を揺さぶり、答えを急がせない問いを静かに置いていく。その余韻が、スクリーンの外に出たあとも、長く頭の中で反芻され続けました。





※以下、ネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。









































物語の始まりは、酔って暴れ逮捕された、ごく平凡な中年男性・スズキタゴサクの取調べからです。そして彼が破壊しようとしたのが“自販機”であることは、物語全体を読み解く鍵になっています。

自販機とは、整然と並んだ飲料の外観=社会の表層的ラベリングのメタファーです。人を肩書きや属性で“分かったつもり”になる分かりやすさの象徴。しかし押すまで中身は分からないし、場合によっては“爆発する”。その自販機を壊そうとした“タゴサク”という男。しかも“タゴサク”とは農民を蔑視する差別語で、社会による記号化・ラベリングの象徴でもあります。

つまり映画は冒頭からすでに、
「ラベルを貼る社会」vs「ラベルに回収される側」
の構造を提示していたということになります。最初の泥酔騒動は、実は作品全体のテーマの“序章”として緻密に配置されていたのだと、後になって分かるのです。

本作の取調室は、理性(ルールや証拠)と野生(衝動や本能)のあいだに張られた一本の細い綱のように機能します。会話が進むほど、観る側は“認知”のプロセス——推測→確信→自己正当化——を、無意識に自らの中でもなぞらされていくのです。

そうして物語が進行するにつれ、徐々に露わになるのは“人の性(さが)”でした。それは爆弾事件そのものよりも、それを取り巻く私たち自身の視線や反応のなかにこそ表れていきます。

とりわけSNSの描写は、その象徴として強烈です。他人の不幸は自分の不幸ではないという安堵が、知らぬ間に“命の選別”を正当化してしまう。断片的な情報がレッテルとなって拡散され、それが現実を歪めていく。長谷部有孔が不祥事リークにより自死に追い込まれる件は、その“認知の歪み”が、現実に人を殺すことを冷酷に示すものでした。

さらに、石川の息子もまた、匿名の誹謗中傷に心を蝕まれ、ついには爆弾事件という凶行へと駆り立てられてしまう。同じ歪みが、別の形で“起爆”してしまうことを重ねて描く点が、本作の痛烈さをさらに深めています。

そうした人間の“内側”をえぐるように、タゴサクが語る石川啄木の短歌——
「人といふ人の心に一人ずつ囚人がゐて呻くかなしさ」
孤独や悲しみ、抑えた欲望──誰の胸の内にもいる“囚人”が、爆弾として静かに息づいている。本作の“爆弾”とは、社会に仕掛けられた装置であると同時に、各人の内面に埋め込まれた起爆装置でもあるのだと、自然と理解させられます。

“自販機”のモチーフもその意味で的確に機能します。社会の表層に並ぶ“各種のラベル”は整って見えるが、押して初めて中身が分かる。その向こう側には、腐敗も暴力も爆発も潜んでいる。人を肩書きやイメージで理解した気になることの危うさを、このメタファーは鋭く可視化しています。

そして終盤まで身元不詳のまま“タゴサク”と呼ばれ続けることもまた、認知の惰性や差別意識を浮かび上がらせる仕掛けです。“タゴサク”という名の起源が差別語である以上、名前を奪われ、ラベル化される暴力性がそこに宿る。「わたしが知るあなた」は本当に“あなた”なのか。「あなたが知るわたし」は果たして“わたし”なのか。証拠や供述が積み上がるほど強まる“確からしさ”の気持ちよさこそが、判断を歪め、不条理を生むのだと突きつけられます。

こうして本作は、爆弾テロという外的スリルで観客を引きつけながら、同時に“認知の歪み”という内的スリルを突きつけてきます。ダークな画、緻密な構成、そして佐藤二朗さんの圧倒的な演技が一体となって、観る者の内側に静かに囁いてくるのです──「お前もそうだろ?」と。

そして、作中で最後まで見つからなかった“最後の爆弾”はどこにあるのか──
それはきっと、私たちの心の中に、もうすでに置かれているのだと思います。

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