しかし、はちゃめちゃやってるようでいて、実は宗教家や熱狂的信者の生態を面白おかしく風刺した作品なので、その時点で観るとそんなけしからん内容でもないわけです。 あと、この作品の真の救世主はビートルズのジョージ・ハリソン。 あまりにやばい内容に、出資者が軒並み辞退する中、モンティ・パイソンシリーズの大ファンであったジョージが自らスポンサーを名乗り出て実現したそう。 ラストはまさかの絶望感あふれる磔シーンなのに、何故だか作品の中で一番笑顔になれる作品でもある。 名曲となった『Always Look on the Bright Side of Life』 ♪ 死ぬときも明るいとこ見てようよ。人生は笑いもの、死はジョーク。人生はショーだってわかるかい? だったら死ぬときは大いに笑わせよう。最後の笑いは君のためのもの。♫ この底抜けに明るいメッセージが詰まった内容だからこそ、モンティパイソンの中でも人気の作品になったのかもしれませんね。