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彼女が選んだ安楽死~たった独りで生き抜いた誇りとともに~

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彼女が選んだ安楽死~たった独りで生き抜いた誇りとともに~の作品紹介

彼女が選んだ安楽死~たった独りで生き抜いた誇りとともに~のあらすじ

2022年、迎田良子さん(64)が安楽死するためにスイスに渡った。重い神経難病を患ってきた彼女は死の直前、立ち会った記者に語りかけた。「安楽死することは悲しいことではない。やり残したことは何もないし、本当に幸せな人生だったの。やっと夢が叶うのよ」。過酷な幼少期を経て、度重なる困難にぶつかろうとも、たった独りで人生を切り拓いてきた迎田さん。「誰かに頼って生きるなんて嫌なのよ」。彼女はなぜ人生の終わりに、安楽死を選んだのか。

彼女が選んだ安楽死~たった独りで生き抜いた誇りとともに~の監督

西村匡史

原題
公式サイト
https://tbs-docs.com/2025/title/01.html
製作年
2025年
製作国
日本
上映時間
68分
ジャンル
ドキュメンタリー

『彼女が選んだ安楽死~たった独りで生き抜いた誇りとともに~』に投稿された感想・評価

 驚いたことに、実際の安楽死の瞬間のシーンが流れる。安楽死は、いわば医薬品と医療器具を用いた自殺である。自殺のシーンを映した映画はたくさんあるが、実際の自殺のシーンを映した作品は、記憶にない。テレビで自殺のニュースのたびに、命のダイヤルが紹介されるように、自殺に関する映像を公に流すのは、ある種のタブーである。だから本作品を観て、これ、映していいのか?と驚いた次第だ。
 安楽死はデリケートな問題であり、賛否が喧しい問題である。自殺の瞬間の場面を見せるのは、当局による取締りの可能性も考えられる。そういう意味では、本作品を製作して公開したのは、勇気があることだと思う。製作陣に敬意を表したい。静かだが、凄い作品である。

 迎田良子さんの口癖は「人それぞれ」である。安楽死に賛否両論があることは知っている。自分の場合は、耐え難い痛みから逃れるためには、死ぬしか選択肢がない。もちろん同じ病気でも痛みに耐えて生き抜こうとしている人もいる。否定するつもりはまったくない。人それぞれだ。言外には、安楽死を選択する人間を否定しないでほしいという願いがある。
 とてもニュートラルで寛大な人間性である。人格者と言っていい。人格者でも激しい痛みには耐えられない。痛みに耐えて得られるものがあれば、まだ救われるが、ただ耐えて生き延びるだけでは、何の救いもない。拷問に遭い続けているようなものである。
 医療は患者の幸せよりも、生命の維持を優先するところがある。しかし患者が望むのは、痛みの軽減であり、生活の向上だ。この差が、医療の不幸を生む。命を助ければいいと考えている医者にとって、死は敵だ。患者を死なせないことが医療の勝利だと思っている。
 しかしいかなる生命も、死を避けられない。命を先延ばしにしても、死は必ず待っている。医者の中にはそこを理解している人々がいて、生命の維持よりも患者の尊厳と幸せを考える。ホスピスをはじめとする終末医療だ。
 西村匡史(まさし)監督は、TBSの記者であり、生と死を取材し続けている。おそらく終末医療を念頭に置いて、迎田さんに安楽死以外の選択肢がなかったのかを省みたに違いない。最後の言葉には悩み続けている人間の含蓄があった。

 ところで、人間の身体の耐用年数は50年ほどだそうだ。50歳を過ぎると、大抵の場合は身体のどこかしらに不具合が生じる。不具合は痛みを伴うから、生活の円滑性が下がってしまう。年寄りがよたよた歩いたり、モタモタするのは、多くの場合、痛いからだ。
 痛みのない人には、他人の痛みがわからない。だからモタモタしている人に苛立つ。しかし人間は他人の痛みを想像することができる。ジョン・レノンではないが、優しさは想像力なのだ。医療や安楽死の問題は、想像力をフルに活用して考えないと、独善的になってしまうと思う。
映画『痛くない死に方』の中のセリフで「医者からすれば患者の死は敗北なんです。」というのがあったのを思い出した。医療の力を使って、なんとか生き延びる、生かせようとする。そんな医者の思いとともに、患者自身の思いもある。

自分が最後にやりたかった(やろうとしたかった)ことが、自分で自死を選択することだったって。なんとも言えず、後をを引く気持ちがずっと続く。

#TBSドキュメンタリー映画祭2025
理解できない人と一緒にいるよりは一人がいい

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