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ナイト・ショット
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『ナイト・ショット』に投稿された感想・評価

Omizu
3.5
【山形国際ドキュメンタリー映画祭2021 優秀賞】
チリのセルフ・ドキュメンタリー。レイプされた監督自身の過去、そして現在を淡々と綴っていく。サン・セバスチャン映画祭にも出品された。

レイプ被害にあった監督自身がこうした形で映画にするってどれほどの勇気だったんだろう。想像もできない。

繰り返されるセカンド・レイプ、時効、全てが彼女を黙らせようとしているようだ。チリだけではなく世界中でこうした問題はある。日本も全く他人事ではない。

語り口のスタイルは一貫していていいが、それだけに一本調子な印象は拭えない。

優れた作品ではあるが、映画としてはどうかな。意義のある一作ではあるが、途中でその語り口に飽きてしまった。
さっ
-
YIDFFオンライン鑑賞。私は撮り続ける必要がある、という殆ど無意識的な強いモチベーションには感銘を受けた。目に見える一貫した題材など持たないだけに一層、ただただ撮りたいという欲求の大きさが伝わってくる。意図的にせよそうでないにせよ、使用されている映像の数々は技術的には拙劣そのものなのだが(ただし映画の音響は超クリア)、撮影者が過去に惨い犯罪の被害に遭ったというコンテクストを踏まえると一挙にビビッドになって、事件後10年間、撮影者がその時々に何をどのように見ていたかを確実に伝えてくれる(人間関係とか人生の行程とかの説明がほぼ欠落してるので、映像に「事件後」以外のコンテクストが存在しないのも興味深い)。また、時を経るにしたがってカメラも世代交代し、画質などが変化していくのもおもしろい

監督が出産するとき夫がクッションにされてて、笑ってしまったけど夫婦はみんなあれやればいいんじゃないかと思った。アシカかわいい。最後の乗馬おじさんとのやりとりが良い
L
4.6
ドキュメンタリー調なだけに、観ていられるか不安だったけど、心から観てよかった映画だったと思う。
はっきりと名称は出てこなかったけど、周囲や警察、法的機関による二次被害、被害の軽視、性と生殖に関する権利への介入などが明確に見受けられた。まず加害者に殺されたら、次は家族や周囲の人々、そして加害者を裁くはずの人々に殺される。法や制度が加害者に有利に働くようになっている。まるで加害者か、加害者になり得る人が作ったような法律。時効の存在も理解不能。
被害によって受けた傷が重いから訴えるのに時間がかかるのに、それを非協力的と見なすのはあまりにも冷酷。被害者にあまりにも冷たい。

映像がカロリーナさんの無力感を表出しているように感じた。きっと数ある感情のひとつだろう。
傷が癒えますように、とあったけど。たぶん癒えることはない。その時受けた暴力は、傷は身体に残り続ける、一生。そしてふとした時に思い出す。加害直後の頭が麻痺する感覚と近いのかもしれないけど、それよりはっきりと加害者が悪いと理解し、傷に何度も触れることで、癒えないことに慣れていく。一生傷つき、殺され続けるんだろうと思う。

チリの物理学者ニカノール・パラの詩が印象的だった。
1. 何も語ることはない。語るべきことはすべて語り尽くされた。
2. 私は何度も聞いたが誰も答えなかった。深い淵からの答えが必要だ。残された時間はわずかだ。
3. たったひとつ確かなのは、肉は虫(ミミズ)だらけだ。

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