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ジュディ・シル 贖罪のシンガーソングライターの作品紹介

ジュディ・シル 贖罪のシンガーソングライターのあらすじ

1970年代、ウエストコースト・サウンド全盛期、ジュディ・シルというシンガーソングライターがいた アサイラム・レコードの第1号アーティストとして自身の名を冠したアルバム『ジュディ・シル』で華々しくデビューするも、わずか数年で姿を消す―― 波乱万丈な人生と、今なお愛され続けるカリスマ的才能を、豊富な本人映像と資料で再発見するドキュメンタリー

ジュディ・シル 贖罪のシンガーソングライターの監督

アンディ・ブラウン

ブライアン・リンドストローム

ジュディ・シル 贖罪のシンガーソングライターの出演者

ジュディ・シル

原題
Lost Angel: The Genius of Judee Sill
公式サイト
https://www.du-cinema.com/judee-sill
製作年
2022年
製作国・地域
アメリカ
上映時間
91分
ジャンル
ドキュメンタリー、音楽
配給会社
ディスクユニオン

『ジュディ・シル 贖罪のシンガーソングライター』に投稿された感想・評価

sonozy
3.5
1970年代初頭、デヴィッド・ゲフィンが立ち上げたアサイラム・レーベルからデビューし、2枚のアルバムを残し、業界内では注目を集めながらも商業的には不遇なまま、1979年に薬物の過剰摂取で35歳の若さで他界したシンガーソングライター Judee Sill(ジュディ・シル)の生涯をたどるドキュメンタリー。

監督の二人が9年間かけて発掘したジュディ本人の写真、インタビュー音声、アーカイブ映像、日記や絵画、楽譜、当時の記事といった膨大な資料を元に作られたというもの。

1972年のジュディが自身を語る音声と、日記・手紙・絵・楽譜のアニメーションで、本人の内面世界を映像化。

同時代に活躍したジャクソン・ブラウン、リンダ・ロンシュタット、グラハム・ナッシュ、J.D.サウザーや、ジュディを再評価し継承しようとする若手ミュージシャンらの証言により、ジュディの唯一無二の才能を知る。

幼少期の家庭環境急変からの、武装強盗、少年院・刑務所生活、長年に渡る薬物依存、交通事故、背中の負傷...という波乱に満ちた人生だからこその、宗教・神・救済・贖罪というテーマを含んだ楽曲。

収容施設でバッハ、ゴスペル、オルガン演奏に触れ、音楽こそが自分を救う道だと考え、ブルース、ジャズ、カントリー...あらゆる要素を持った唯一無二の楽曲、ハーモニーを作り出し、ギターやピアノを弾きながら、独特の歌声で歌う。

誰もが口ずさみたくなるようなPOPSではないが故にブレイクはしなかったのは残念ですが、その稀有な才能を知れました。
BB
4.0
何よりもジュディ・シルの歌声がしなやかで魅力的だった。溌剌と歌う感じの曲がないのもいい。ひとたび歌い出せば、スクリーンに浮かぶ縦横の字幕や彼女のノートに書かれている文字への注力はいったん薄れて聴き入ってしまう。そんな力を秘めている一方、普段の彼女はワイルドな語り口でキッパリとものを言い、率直に好き嫌いを隔てる性格で。残されている映像もそう多くはない、わずかなものから浮かぶその姿は自信に満ち、堂に入っていた。

“時の天使”にそっぽを向かれ、生きている間の多くの時間は不遇であったかもしれないが、その奮闘は最後までノートに綴られ、“Excelsior”というニューヨーク州の標語と同じ言葉を念頭に、最後まで羽ばたくことに執念を燃やしていたんだなと思う。ヤクをやめて生活を取り戻さなくてはと一念発起する言葉の数々も並ぶ。ジョニ・ミッチェルと(ジュディとジョニで)間違われるのはすごく嫌だったんだろうな。ときに愉快で常に大胆不敵な彼女の発想が、今となっては愛おしく色濃く感じられる。“however we are is ok”

キャメロン・クロウの『エリザベスタウン』冒頭で“Jesus Was a Cross Maker”のカバー曲が使われているらしい。意識せずに見ていた。確かめねば。