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温帯の君へ
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温帯の君への作品紹介

温帯の君へのあらすじ

大学生の大樹と翠は恋人同士。ある夏の日、二人は気候変動をテーマにした現代アート展を訪れる。展示を冷めた目で見つめる大樹とは対照的に、ひどくショックを受け動揺する翠。やがて翠のある行動をきっかけに、二人の関係性は少しずつ変化し始める—

温帯の君への監督

宮坂一輝

原題
公式サイト
https://www.temperate-movie.com/
製作年
2024年
製作国
日本
上映時間
75分
ジャンル
恋愛

『温帯の君へ』に投稿された感想・評価

えみ
4.0
6月5日までテアトル新宿でレイトショー上映しているので、なるべく多くの人に観に行ってみてほしい。毎回舞台挨拶付き。藤原季節さんの紹介文「薄情者が生きやすいこの世の中に「温帯の君へ」の登場人物たちは生きにくい」という表現が、見事だなと思った。まさに、そんな映画。地球温暖化で動物が、人間が、弱いものから順に生きていけなくなること、戦争で人が死ぬこと、庶民一人がどう足掻いたところで変えられなさそうなあまりにスケールの大きな社会課題に気づき、使命感を得てしまった人間の、生きづらさ。やりたくてやってるんじゃない。だけど見て見ぬ振りはできない。でも身近な人も傷つけたくないというジレンマ。「人に迷惑をかけてまでやることなのか?」というセリフ。自分の向けられたことのある言葉。「迷惑」って何?目の前の生きやすさばかり皆が選択してきた結果の今なんだよ。民主政治を動かすためには表現活動なしには進められない。共感しない人に対しても呼びかけしていかなければ社会は変わらない。それが迷惑だと言われようと。

観ていて、何度も胸が締め付けられた。投げかけられた言葉、影で囁かれる声、あまりにも身に覚えがありすぎて、つらかった。本当にリアルで、自分のことが描かれているのではないかと錯覚するほど。でも、その痛みと同時に、そばで支えてくれている(くれていた)パートナーの優しさがにじみ出る描写や、「正しいこと」を頑張っても、ヴィーガン代替食品が本物とはやっぱ違うよね、と言える、あの絶妙な距離感。そうした一つ一つの描写が、愛おしい瞬間をそっと呼び覚ますようで、脚本の細やかさに唸った。
「活動家」自身にとってもこの映画は響くだろうが、そのパートナーや身近な人にも刺さる映画だと思うし、そうじゃない人にもぜひみてほしい、あなたが「変な人」「危ない人」だと思っている活動家たちの苦悩と普通の人間なりの痛みをちょっとだけでも感じてほしい。
社会問題にこれだけ深く切り込みつつ、ヒューマンドラマとしてここまで成立させてる作品は、日本では滅多にお目にかかれない。監督・脚本の宮坂さんの作り込みの技量には、本当に感服する。

前作の上映時に冷房が故障して40度近い劇場で作品を上映することになったという個人的なトラウマから、異常気象・気候変動に「借り」を返すっていう発想も、宮坂さんのただじゃ転ばない、静かな強さを感じさせた。そして、作品の世界観を作りだす音楽も陽気で柔らかくてちょっと意味わかんない感じで、映画の味わい深さを増していた。

観終わった後も、ずっと心に残る作品。これは、多くの人に観てほしい。
3.7
テアトルで鑑賞、
他者との「わかりえなさ」を描く本作は、恋愛映画としてのパートナーとの距離が、そのまま現実社会におけるあらゆる社会問題に関しての思想的な隔絶を想起させる(というか直接的にそう描いている)。アクチュアルない問題を、ここまで正面から描き切った作品はあまり見たことがない。

人物の描き方がフェアで、割と主人公カップルどちらも人としての歪さをかかえて生きている。特に彼氏側のマジで自分のこと以外に無関心なくせにロジックで他人を正してくる嫌な感じは、意識的に織り込み済みな脚本だなと感じた(本当に嫌ってしまう人がいそう笑)。ただ、作劇上このフェアさが感情移入を阻んでしまっていることは事実だと思う。映画において人物が観客が入り込みやすい身内である必要は必ずしもないとは思いつつも、その「歪さ」によってストーリーが牽引されていく脚本出ない限りは、人物が観客にとってある程度近寄りやすいものであることは、不可欠になると思う。
そしてこの映画を牽引していくのは会話による情報である、ということも気になった点。積極的であれ消極的であれ、人間ドラマを動かすのは常に選択とアクション、と思うのは私の妄想かもしれないが、何かがハマればもっと面白くなりそう....!!!と思うシーンがいくつかあった。だから逆に、遂に人物が「ある行動」を取る環境省のシーンは画面に緊張感がみなぎっていた。その理由は、人間にとって、何かを選ぶことは何かを捨てることと同義であり、それがそのまま葛藤としてドラマに現れるから、だと個人的には思っている。

あと映画全体のプロダクションデザインのクオリティの高さ。衣装の色調やTシャツ、グレーディングも統一感があって一つの世界を構成してる。インディーズで、これをやるのはすごく難しいしスタッフ陣のレベルの高さも伺えた。また前作「多世界」同様、音と映像の組み合わせ方、シーン一つの見せ方の鮮やかさは宮坂監督流石という感じでした。ここについて本当はもっと言及したい!

色々書いたけど、面白かったです!!
かい
3.6
暇だし、今泉監督来るし見に行くか〜くらいで正直全く期待していなかったのですが、なかなか面白かったです。

序盤はなんとも緩い感じ、でも中盤からが面白い。好きなシーンはやはりカフェでの喧嘩シーン。いっつも上から正論ばっか垂れてた彼氏が、環境問題に配慮し始めて変化した彼女からコーヒーの話聞いてムキになっちゃう。「そうやって偉そうに上から物言うのかよ」的なこと言ってましたけど、いやいっつもあんたがやってることやろ!ってツッコミたくなって面白かった😂

あと今泉監督も好きとおっしゃってましたが、ステーキのシーン。割り勘だからって言われて「いやこんな高いステーキ勝手に頼んどいて割り勘かい!」っていうのが表情からめっちゃ伝わってきて良かった。

P.S.今泉監督のお話が全部共感できて、やっぱこの人の作品が好きなんだなあと実感しました。。