観たいと思っていた洋画の字幕がなぜかオフとなってしまうアマプラ...イライラしたけどそれならNetflixで楽しもうと突発的に選んだコチラ。

原題は《Lo mejor del mundo》＝(世界で最高のことorもの)という意味ながら、邦題のセンスどうよ？と思いながらも(確かにそのまんまの話)父子の関わり方が独特でユーモアたっぷり。どんどん感情移入してウルウル来る。観終わる時の満足感が高いメキシコの良質ドラマでした。


◉あらすじ
TVディレクターのガジョは仕事に忙殺され家庭を顧みないで離婚していた。一人息子ベニートにも気配る様子は皆無。そんな矢先に元妻から転勤でスペインへ引っ越す話をされても特に気に留めないため、元妻から「その胸に何が入ってる？心はあるの？」と言われてしまう。ベニートが自分の息子ではなさそうな雰囲気を感じとった矢先に元妻が急死してしまう。
DNA検査の結果は"一致を認めない”と出てしまう。正直に息子に「どうも君のパパは他にいるらしい」と伝え、ママの遺したスマホ情報から心当たりを片っ端から探す旅に出る。さて本当のパパは見つかるのか？


ストーリーは目新しくはないけど、親子って血の繋がりが一番なのか？の部分を非常に考えさせられる響く内容。

ガジョ役はマイケル•ファスビンダーに激似で演技も上等なアルゼンチン俳優ミシェル•ブラウン。

ベニート役は大人ぶってて可愛いマルティーノ•レオナルディ。
10歳ながらパパと呼ばずにガジョと呼び、対等に話し合い誰よりも冷静で賢い。


子供は大人が考えているよりずっと大人なんだよね。親をよく観察していて親の心を見透かしてる。でもやはり甘えたい。そこのバランスが絶妙でした。

小さな頃に2人だけで遊んだトランシーバー遊び(トムとムッシュ)を覚えていて再現する愛らしさでキュンキュンします。

あとはガジョが沖縄料理店がお気に入りで、偽りっぽい日本食を箸で食べるシーンが何度も挟まります。
南米あるあるで日本食や寿司店多いんだよね(ブエノスアイレスのアパートの目の前にテイクアウト寿司店があってよく活用したな〜、新鮮で美味しかった)

大切な人との愛ある関わり方を見直せるし、スキマ時間あったらオススメしたい作品でした。

メキシコ映画「僕と、パパと、ホントのパパを見つけるまで」この題名どおりにストーリーは繰り広げられる。亡くなる前に息子はあなたの子じゃないと告げられ…信じたくないが検査をする。なんか、置き去りになった息子とパパがとても可哀想だし、そんな大問題を突きつけられて、仕事もまともにできない状態になるし…。生きてるうちで壁にぶち当たるのは誰でも経験があるが、そんな人生でそれは意味のある事なんだと真に受け止められる映画だった。

【別れた妻の亡き後､小学生の息子ベニートが我が子でないことを知り､実の父親を探す】

寿司屋の張り紙が気になって話が入ってこない
近藤産興方式なの？(名古屋限定ﾈﾀ)
昔観た『HERO』では日本の墓の文字がゴシック体だったし､着物の左前なんて茶飯事､国外の作品て日本の扱いがちょっと雑だよね
日本の文化は複雑だけど そこが好きなのよねぇ

繊細かつ深刻な話をコメディタッチで描く
子役も可愛いし展開も良いんだけど､終わり方がなんだかスッキリしない

そもそもフィクションだからもっと振り切ってもよかったかな