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ただ、愛を選ぶこと
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ただ、愛を選ぶことの作品紹介

ただ、愛を選ぶことのあらすじ

ノルウェーの森にある小さな農場で、自給自足に近い生活を送るペイン一家。 母マリアと父ニックはかつて街で働いていたが、競争社会や物質主義からの自由を求めて農場に移り住み、長女ロンニャ、次女フレイヤ、長男ファルク、次男ウルヴの4人の子どもたちを豊かな自然の中で育ててきた。 だがある時、家族の中心的存在で、写真家として稼ぎ手でもあったマリアが闘病の末に亡くなり、一家の暮らしは一変してしまう。きょうだいの中で唯一マリアの連れ子だったロンニャは実の父と住むことを決め、家を出る。ニックは外で働き出し、それまで両親からホームスクーリングを受けていたフレイヤとファルクは学校に通い始める。またニック一人では農場を運営できないことから、ニック、フレイヤ、ファルク、ウルヴの4人は街に近い家に引っ越すことに。 新しい生活に馴染もうと努力する中で、家族は一人ひとりカメラに向かってマリアを恋しく思う気持ちや、人には言えない悩みを打ち明ける。 ロンニャは妹たちに会えない寂しさを語り、フレイヤは学校生活への不安を見せ、ニックはイギリス人として異国ノルウェーで子育てを続けることへの気がかりを吐露する。 やがて季節はめぐり、ロンニャは新天地に旅立ち、家族はそれぞれ新しい一歩を踏み出していく。

ただ、愛を選ぶことの監督

シルエ・エヴェンスモ・ヤコブセン

原題
Ukjent landskap/A New Kind of Wilderness
公式サイト
https://www.tadaai-movie.com/
製作年
2024年
製作国
ノルウェー
上映時間
84分
ジャンル
ドキュメンタリー
配給会社
S・D・P

『ただ、愛を選ぶこと』に投稿された感想・評価

北欧の国ノルウェーの森で自給自足の生活をするペイン一家。母親のマリアが病死し、残された父親のニックは、子供たちとの向き合い、今後の生活について考え直し、喪失からの再生を目指すドキュメンタリー映画。

来月公開予定の本作。オンライン試写会にて鑑賞させていただきました。都会の生活に疲れたマリアとニックの夫妻。自然豊かなノルウェーの森で自分たちだけで生活していく事を決め、4人の子どもたちは両親の元で学び、自然の中で育っていく。

しかしマリアが病で亡くなった事で全てが一変。マリアの連れ子だった長女は実の父と生活する道を選び、残されたニックと3人の子供たちはどう生活していくか考える事になる。

映画を通じてマリアの存在の大きさを強く感じましたね。写真家として生計を立てて経済的にもそうだし、何よりも母親としての精神的な大きさは家族にとってもかけがえのないもの。

住む場所が変わり、農地を手放して他の仕事に就き、学校への通学など、父親としても子供たちにしても今までと全く違う環境。戸惑いつつも新たな発見や喜びもあり、家族全員で成長していく。

実際父親のニックも人生で大きな岐路に立っている中で、カメラに撮られるという事に抵抗があったそう。しかし子供たちにとってこの作品が大きな贈り物になるという考えでドキュメンタリー化に賛同したとの事。

そして子供たちも可愛い。母親がいない悲しみを内に秘めているのはインタビューでも分かる。それでも明るさを捨てずに毎日楽しく過ごそうとする姿には心を動かされました。

誰にでも思いがけない時に愛する人との別れの時が来るかもしれない。こういう時自分ならどうするのか、様々な考えが頭にありましたね。美しいノルウェーの自然も見応え抜群。本年度注目の作品がまた1つ。
 自然の溢れるノルウェーの森で、自給自足のつつましやかな暮らしを営む6人の家族。

 その穏やかな日々が母親の病死という悲劇に見舞われ、音もなく静かに歪みを生じていく。

 北欧の国々にある自然享受権。過度な開発や搾取は論外だけれど、自然にあるものは誰しも採ったり食べたりしても良いという、自然との共存が、このノルウェーにおいても法律により定められている。

 テレビもなく、子どもたちは学校へも行かない。土を耕し、野菜を育て、ヤギの乳を絞り、牛を屠殺して食べる。
 それが当たり前と思って育てられた子どもたちの暮らしも、母親の死によりたちまち立ち行かなくなり、学校に行けばタブレットを渡され、友だちと遊びに行きたくもなる。

 そりゃ大人だって初めてビデオゲームを見りゃハマって当然だし、いくら意識高くして子どもに木のおもちゃを与えたところで、リカちゃん人形やライダーベルトを渡せば直ちに駆逐されることだろう(もちろん、ゲームも玩具も一周回って手放すことはあり得るのだけれど)。

 以前にスウェーデンの家庭を訪れたとき、子どもたちの話をよく聞き、大人と対等に扱う家庭の形にたいそう感心させられたことがある。

 その結果、子どもは早くから自立し、自分の考えを持って行動する。親にあれしろこれしろとレールを決められ、そこから外れると叱られる日本とは大違い。

 この物語の子どもたちも、厳しい自然の中で生き抜く術を身につけさせようとした両親の甲斐あって、実に伸び伸びと、それでいて論理的で思考力に優れた人間へと成長していったのかもしれない。

 奥さんを失って動揺し、子どもの育て方に自信を喪失し、挙句に実家に帰りたがる夫の姿はまるで駄々をこねる子どものようにも見え、しっかりとした意思を持った子どもたちとは対照的。
 こんな大人になってほしいとの願いから始めた田舎暮らしのおかげで子どもは自立し、夫ばかりが焦燥するというのは何とも皮肉なことだ。

 キーとなる長女が、この夫の娘ではなく亡くなった奥さんの連れ子というのもまた、この家族を俯瞰し、また異父姉妹のキズナの物語としてもクロスする軸になり深みを増している。
 ドキュメンタリーなのに、うっかりするとよく出来た設定かと思ってしまうところがおもしろい。

 そう考えてしまうのも、姉妹たちの真っ直ぐな瞳、演技かと見紛うほどの憂いを帯びた表情が素晴らしいから。

 長女のロンニャと次女のフレイヤは、そのまま女優として大成してもおかしくないほどの演技(だから演技じゃないって)で、あどけない幼な子がリアルに大人びていく過程を経て、それぞれの道へと自分たちの意思で歩いていく姿は感動的。

 ノルウェーの美しい自然、家族の作り上げた温かみのある素敵なおうちとインテリア、そして4人の愛すべき子どもたち。
 
 この家族をドキュメンタリーとしてフィルムに収めようと撮影を始めた時には、奥さんが亡くなることは予想もしていなかったというのを後で知って驚いた。
 この失意と再生の物語は、意図して作られたものではなかったのだ。
 だからこそ子どもたちの真っ直ぐな瞳には嘘が無く、観る者の胸を打つ。

 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜

 filmarksオンライン試写会で当選、視聴させていただきました。色んな感想が出るだろなーと楽しみですが、北欧に興味のある方には自信を持ってオススメします!
 filmarksさん、ありがとうございました♪
morio
3.5
2024製作。ノルウェーのドキュメンタリー映画。フォトグラファーであり一家の中心だったマリアは、ある時ガンを患い4人の子供と愛する夫を残して亡くなってしまいます。常に家族の中心であった彼女。家族は辛く悲しい現実を少しづつ受け止めながらも、それぞれの新たな道を歩みだしていきます。

この作品は、愛する人を失った家族の再生の物語。
ノルウェーの大自然に見守れながら家族が支え合い
愛を持って接することの素晴らしさを描きます❤✨

゚+。::゚。:.゚。+。。+.。゚:;。+゚+。::゚。:.゚。+。。+.。゚:;。+゚+。::゚。:.゚。

実は、本作の監督はマリアの友人。
大自然に暮らす友人家族のドキュメンタリーを
撮影中病状が悪化。家族に見守られながらも
彼女は亡くなくなります。このまま撮影を
続けられるのか?断念する可能性も十分にある中、
家族は撮影を続けることを許可し、物語は完成を
迎えることとなるのです。

゚+。::゚。:.゚。+。。+.。゚:;。+゚+。::゚。:.゚。+。。+.。゚:;。+゚+。::゚。:.゚。

(※以下、ネタバレあり!)






やはり、どうしても父親目線で観てしまいました。

まだまだ手のかかる子供たち。共に壁を
乗り越えてきたマリアはもういない。
彼は途中で十分に子供たちを面倒見切れていない
状況を嘆き自分はダメな父親だ!と涙する場面が
ありますが、そんなことは決して無くて。
愛をもって子供たちに接する彼に
感情移入してしまい、共に涙しました(;;)



一方、
子供たちも母親に甘えたい気持ちを胸にしまい
普段通りの生活を続けようとします。でも、
お互いが愛で強く結ばれているからこそ
お互いの気持ちが痛いほど分かってしまう。

その痛みを一番強く受け止めていたのが、
長女のロンニャでした。

彼女は唯一父親と血が繋がっていない。
母の死後、一人、実の父親と暮らし始めますが
心は常に家族とともにありました。
離れていても残した兄弟たちに思い悩む日々。

特に、次女のフレイアにはうまく気持ちを伝えられず
無意識に避けてしまっていた事をずっと気にしていて。
ある時、実家に戻った彼女はにフレイアに置手紙を
渡します。

このやりとりには泣かされてしまった!( ;∀;)

自分だって辛い。母親に今でも逢いたい。でもそれ
以上にフレイアのことを心配する気持ち。
彼女もそれを十分理解していて
「ロンニャはけっして悪い姉ではない。愛している」
と泣きながら手紙をしたためるのだ。


町の学校への編入
初めての友達
タブレットとTV番組
異性との関わり
親友との出会い

ニックと子供たちは、新しい環境に戸惑いながらも
逃げることなく新たな経験を積んでいく姿に
涙が止まらない。

ラストシーン。
回想でマリアの子供たちとニックに対しての
愛の言葉が流れる。一時、ニックの故郷イギリスで
心機一転新しい生活を始めることも考えた。
向こうならニックの知り合いも多い。
ノルウェーにこだわる必要は無いわけだから。

それでも、最終的に家族はノルウェーの自然に
囲まれてた、そしてマリアと過ごした思い出の地で
一緒に暮らしていくことを選択する。



ノルウェーというと、サーモンとバイキング。
そして自然が豊か🌳というイメージしかなくて。

この映画で描かれるのは、ある地域の小さな町
ではあるけれど、実際のノルウェーの家族の生活
学校の風景や時折、挿入されるノルウェーの大自然を
みるにつれ、リアルにその国を感じることが出来、
本当に感動してしまう。ドキュメンタリーの力を
改めて感じることが出来ました!🙂

映画って色々な表現や手法もあります。
今作のような脚本や演出の少ない
ストレートな表現が心地よく、心のど真ん中に
家族の思い、監督が伝えたかったことが
素直に届いた気がしました。

淡々と日常を追う静かな物語では有りますが
愛のすばらしさを再認識できる良作だと思いました。

視聴の機会を下さったFilmarks様に
感謝を申し上げたいと思います😊✨✨✨