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Sirāt(原題)
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Sirāt(原題)の作品紹介

Sirāt(原題)のあらすじ

失踪した娘を捜すため、父と息子は砂漠のレイブパーティに参加する…。

Sirāt(原題)の監督

オリヴァー・ラクセ

原題
Sirāt/Sirat
製作年
2025年
製作国・地域
フランススペイン
上映時間
115分
ジャンル
ドラマ

『Sirāt(原題)』に投稿された感想・評価

Omizu
3.6
【第78回カンヌ映画祭 審査員賞】
『ファイアー・ウィル・カム』で一躍注目を浴びたオリヴァー・ラクセ監督の新作。カンヌ映画祭コンペに出品され審査員賞を受賞した。

戦争の残り香を背景に娘を探す主人公の旅を描くロードムービー。本作は何よりもまず音の映画だ。荒れ地に設置されたスピーカーから響く音楽、そのセンスの良さは印象的。

前作に引き続き静かな語り口ながら時折驚きの展開を見せる。フィリオ監督に少し近いものを感じたが、彼よりももっとアート的。音を効果的に配した演出手腕は見事。

ただ、乗りきれない部分があったのも事実だ。そもそも『ファイアー・ウィル・カム』がそんなにいいとは思っていない僕にとっては合わないのかもしれない。

クオリティの高さは折り紙付きだし、作家性がよく出た独特の作品には違いない。しかしなんとなく静かすぎるというか、アートの純度が高すぎるように思えた。

評価が高いのは頷けるし、他とは全く違うオリジナリティ溢れる作品になっていて面白いには面白い。ただ自分にはあまり合わない作品だった。東京国際映画祭で上映されるので再見したいところ。
冒頭にsiratの意味の説明があり、最後にその意味がわかる。東京国際映画祭で満席だったが、登壇した長髪の監督は、当初商業的にはこのタイトルでいかない方が良いと反対されたらしい。シラットってなに?って誰でも思うものね。でも結局この意味不明なタイトルを押し通したらしい。

また、音楽が中心になっているが、ストーリーができた段階で監督が家で音楽をかけて自らが踊ることで、音楽の選定や順番を決めたらしい。

また、Q&Aでなぜ手のない人や足のない人が主要メンバーに入っていたのか?それについて、監督はあなたはどう思ったの?と逆に訊き返されていた。作り手が決めた事を伝えるというより、観客に想像させたり考えさせたりするのが映画の醍醐味なんだよ、という話だった。ダイナミックで素晴らしい映画だった。

監督さんも最高!

第38回東京国際映画祭 7本目
4.2
 まだ前半戦なので皆まで云えないが、今年のTIFFで最大の衝撃だった。これはカンヌでの評価も頷ける。監督であるオリヴァー・ラクセはあえて背景説明を意図的に排除し、映像と音響の錬金術で観客をトリップさせるのだが、その表現が率直に言って鋭利で、凄まじい映像体験だった。開巻早々の巨大スピーカーの重低音に始まり、砂煙の淡い質感が極めて刺激的である。やがて世界的な紛争の勃発が報じられ、軍が外国人の退避を始めるものの、ルイスとエステバンは逆に砂漠の奥へ進む道を止めない。道中、片腕を欠いた者を含むレイヴ仲間と合流し、最後の伝説的パーティがあるという噂を頼りにモーリタニア国境近くの僻地へ向かうが、そこで悲劇が待ち構えていたのだった。映画は人物の背景説明をほぼ捨て、走行・渡河・崖下りといった移動の手続きだけで物語を紡いで行く。題名が指す細く鋭い橋はイスラーム終末論の橋そのものである。劇中の道、谷、崖の反復ショットで具現化される。言ってみれば天国のような恍惚と、地獄のような破滅の中間に張られた1本の細道を、気が狂ったようなレイヴ祝祭と戦時下の取り締まりが同時に並走する。ストーリーの未解決は逃げではなく、観客の倫理と感覚に委ねる。モロッコの砂漠地帯のテクスチャーに何度も息を呑んだ。兎にも角にも『マッドマックス』と『恐怖の報酬』が好きなら、来年2月の本公開を待たれよ。来年あらためて追記予定。