
1983年、軍事独裁政権下のアルゼンチン。政治犯として投獄された革命家バレンティン(ディエゴ・ルナ)は、同じ監房に収容されたモリーナ(トナティウ)と出会う。信念を貫き、政治闘争に身を捧げるバレンティン。一方のモリーナは、古き良きハリウッド映画と銀幕のスターをこよなく愛するロマンチスト。何もかもが正反対の二人は、当初、互いを理解することができずにいた。そんなある日、モリーナはお気に入りの映画「蜘蛛女のキス」の物語を語り始める。そこに登場するのは、美しく魅惑的な銀幕の女神イングリッド・ルナ(ジェニファー・ロペス)。モリーナの語りに導かれるように、冷たく無機質な監房は、華やかな歌とダンスが繰り広げられる夢の世界へと姿を変えていく。物語を分かち合ううちに、少しずつ心の距離を縮めていく二人。しかし、過酷な現実は容赦なく彼らに迫っていた。自由を奪われた二人が、想像の翼を広げた先に見つけたものとは――。



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