蜘蛛女のキスの作品情報・感想・評価

「蜘蛛女のキス」に投稿された感想・評価

原作の中に登場した映画の中では「キャット・ピープル」(オリジナル版)がレンタル出来たので、それを鑑賞後この作品でどう表現されてるのかなと期待したわけですが、結局登場しなかったので拍子抜けしました!

しかしウィリアム・♡演じるモリーナの堂々と女々しさを隠さない男らしさ(屈折した男らしさ?)がよく伝わってくるのが良かったです☆
じょり

じょりの感想・評価

4.2
①「愛燦燦」度 95%
②視聴者のヴァレンティンに対する見方が作品に影響する度 90%
③どんな状況だろうと、その人が幸せだと感じてる時がその人の幸せ度 128%

いろんな愛がありました。ただ残酷な話です。にも関わらずそこに幸福を感じずにはいられない読後感。
「落下の王国」に近い挿話を用いた進め方ですね。なのでエンタメとして飽きなかったし、後半からギアが一段上がります。個人的には2度出てくる下町食堂の洒脱な男のシーンが好きでした。彼は恐らく足ることを知るといった、幸福の達人だから。
ミュージカル版を観劇したいなぁ◎
ウィリアム・ハートはでかいのだが、とても淑やかに見える。そのボディコントロールの見事さよ。外に出て、クラブに行ったり、フォーンブースで電話したり、雨が降ったり、いちいち画面が美しい。私の中ではウォン・カーワイに近い。ちなみにバブーシュカは踊らない。蜘蛛女はアンジェリカ・ヒューストンではない。
[ホモという位置付け]

レナード・シュレイダーを追う旅。
今年公開された「君の名前で僕を呼んで」は、人々の[LGBT]に関する考え方を一新した作品とも言える。世間的にも、考え方が変わっていってるなかで、この作品が生まれたのも、時代の移り変わりを感じさせる作品でもあった。

だが、この作品の前にも、一昔前に強烈なLGBT映画がある。それがこの[蜘蛛女のキス]だ。タイトルとジャケットからすると、恋愛映画かと思うかもしれない。…確かにそうかもしれないが、中身は[ショーシャンク]とLGBT映画をくっつけた感じの、強烈な作品。
世界の[ホモ]に対する考え方が、抗議デモにまで発展するような厳しい時代を描いている作品だ。
ゲイの男が、自分の生き方を貫き通したゆえに、たどり着く運命とは…。

レナードの作品は、いわゆる[厳しい時代の中にある人の強さ]を描いている作品が主流である。[ブルーカラー]も同じように、[労働者の待遇に対する厳しさ]を描いており、この[蜘蛛女のキス]も、[セクシャリティーに対する厳しさ]を描いていて、強烈な印象を持てた作品だった。

我々が今、考えるLGBTへの対し方も、変わってくるのだろうか…。

そして、僕のレナード・シュレイダーを追う旅は、続く…。
Qちゃん

Qちゃんの感想・評価

3.2
本当はミュージカル版に興味があるんだが、映像化されているのはこれしかないようなのでこれを観た。

タイトルからは全く予想もつかなかった内容で、初めタイトルと内容がどう繋がるのか、かなり戸惑った。まあ、蜘蛛女は死の象徴であり、同時に、結ばれ得ぬ愛する者の象徴でもあるのかな。モリーナにとってのヴァレンティン、ヴァレンティンにとってのマルタ、のように。ミュージカルではもっと分かりやすい形で蜘蛛女を出しているらしい。

ウィリアム・ハート演じるゲイの青年モリーナが、好感が持てて、良い。心根が優しく、おっとりしていて、絶えず受ける差別に耐えながら、自分がゲイであることをどこか傷つきながら引け目に思っているモリーナ。特にヴァレンティンに恋をしてからの、可愛らしくも物悲しい姿は、そっと応援していたい気にさせられる。本役でウィリアム・ハートはアカデミー主演男優賞を取っている。
kazwow

kazwowの感想・評価

4.5
ラウル・ジュリアとウィリアム・ハートの2人の途方も無い演技力で築き上げられた映画。何よりプイグの原作の素晴らしさをこの俳優らと演出によって全く別個の映像体験としている点が驚異的。
さと

さとの感想・評価

3.7
報われない幸せ。
でもつらい中にもほんの少しの幸せを求める二人が切ない。

退屈しのぎなのか、今まで見た映画の話を獄中で語りながらも主人公とどこかリンクしているところがよかった。
井本

井本の感想・評価

3.6
むずかぴー

この映画の面白さが分かる人は、本当に物語を深くまで理解できる人だと思う。
月魚

月魚の感想・評価

4.0
久しぶりに見直したけど、やっぱり名作。マヌエル・プイグの原作も読みたい。
友達に勧められてすごく観たかった映画でしたが、僕にはちょっと難しかった。
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