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クィア/QUEER
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目次

クィア/QUEERの作品紹介

クィア/QUEERのあらすじ

舞台は1950年代のメキシコシティ。閉ざされたアメリカ人コミュニティで単調な日々を過ごしていた駐在員のリー(ダニエル・クレイグ)は、ある日行きつけのバーで、街にやってきたばかりの若く美しい男子学生ユージーン(ドリュー・スターキー)と出会い――。

クィア/QUEERの監督

ルカ・グァダニーノ

原題
Queer
製作年
2024年
製作国
イタリアアメリカ
上映時間
151分
ジャンル
ドラマ
配給会社
ギャガ

『クィア/QUEER』に投稿された感想・評価

4.3
世にも"クィア"な物語。おっさん版「CMBYN」。割とストレートにおっさんずラブをやるのかな〜とか思ってたらグァダニーノが「サスペリア」の監督な事を完全に忘れていた。もう彼の世界観にどっぷりだが、奇妙で歪んでいて、でもどこか真っ直ぐな作風もやはりグァダニーノ。頭掻き乱された。

前半こそ爆イケな若者に思いを馳せる蘊蓄おじさんのピュアな片想いラブストーリーかな〜みたいにおもってたら、おじさんと若者のリアルな距離感の描写に恐れ慄き、気づいたらジャングルにいて(?)、クローネンバーグの映画が始まったと思ったら終いには「2001年宇宙の旅」(??????) 俺は何を言ってるんだ…

1950年代が舞台なのにニルヴァーナやプリンスみたいな80〜90年代音楽が流れたり、所々で模型っぽい街並みのカットがあったりでなんか変だとは思っていたのだが、、あーーなるほどそういう事かと、うぅ…あまりに侮れないグァダニーノ先生、、変態すぎる。感想になってないな。永遠に考察できる。A24とグァダニーノ組ませたら(めちゃくちゃ良い意味で)ヤバい事は改めて理解した。

邦画の「老ナルキソス」を観ていたお陰でピンと来たのだが、リーおじさんが若者との恋愛に執着するのは、老いて取り戻せない若さに対する憧憬から来る嫉妬なのかな……と思った。回想っぽいけど、あの青年が昔の自分を投影した本当に"実体の無い"過去の自分を理想化した存在だったんじゃ無いか……と思ったり。

もっとこの世界に陶酔したい。リーおじさんの蘊蓄ほとんど聴き取れなかったし笑。5月の劇場公開待ってます👊💥 ちなみにクローネンバーグみたいと書いたけど、「裸のランチ」のバロウズが原作なので大変納得した。
sonozy
3.5
1985年のウィリアム・S・バロウズの『Queer』を原作にルカ・グァダニーノ監督が映画化したA24作品。

1950年代のメキシコシティ。元アメリカ駐在員のゲイであるリー(ダニエル・クレイグ)は、腰にピストルを携え、よれた麻のスーツで、バーをはしごしたり、若い男を漁ったり、だらけた日々を送っている。
ふと見かけた若い美青年ユージン(ドリュー・スターキー)に夢中になり追いかけ、関係を深めていき・・・
という前半からの、Chapter2からは、リーがある効能があるという植物を求めて、ユージンを伴いながら、南米奥地へと向かう後半へ。

Chapter1: How do you like Mexico?
Chapter2: Traveling Companions.
Chapter3: The Botanist in the Jungle.
Epilogue: Two Years Later.

「Queer」は、現在では、性的指向や性自認に関する多様性を包括する言葉/ポジティブなアイデンティティとして意味付けられましたが、この当時は、性的マイノリティに対する侮蔑的な言葉(“変態”に近い?)だったはず。
原作者バロウズ自身の経験や感情を反映したとされるリーの、同性愛者としての苦悩、痛々しいほどのユージンへの思いを演じたダニエル・クレイグがなかなかの名演。

ジャン・コクトー『オルフェ』の、鏡を抜けて冥界に入り込むシーンの引用。
ユージンの夢: リーとユージンが目を閉じてテーブルに向き合い紙が浮かぶ。
リーの夢: "I'm not queer. I'm disembodied(≒欲望や感情が現実の身体と切り離されている)"と語る相手の女性の姿。
気になりアイテム、登場人物、ユニークなVFX映像など、特に後半の印象的なシーンも良かった。

あと、リーのゲイ仲間のジョー役が、ジェイソン・シュワルツマンだったの?状態でした。笑
["私はクィアじゃない、肉体の制限下にないんだ"] 50点

2024年ヴェネツィア映画祭コンペ部門選出作品。ルカ・グァダニーノ長編九作目。ウィリアム・バロウズによる同名小説の映画化作品。1950年のメキシコシティにて、主人公ウィリアム・リーは麻薬中毒を理由にアメリカから亡命し、酒を飲むか若い男とセックスするかという爛れた毎日を送っていた。白人コミュニティから嫌われ、ゲイコミュニティからも嫌われ、数少ない友人と或いは一人孤独に酒を飲む生活の中で、リーはアラートンという青年に一目惚れする。しかし、この気まぐれな青年は、リーに気を許したと思ったら他のコミュニティに行ったり、仲の良い女と喋っていたりと、リーの思い通りには行動せず、リーは彼を振り向かせるためにあの手この手で求愛行動を続けていく。リーはバロウズの分身とも言われており、そんな彼が頻繁に"自分はクィアではない"と口にするのは、バロウズ本人の内面化されたクィアフォビアの表出なのだろう。そう考えると、どうにかして振り向かせたいアラートンという青年は、かつての自分なのかもしれない。彼を振り返らせることで、かつて自分が選んだ選択肢を肯定したい、的な。サム・ペキンパー『ビリー・ザ・キッド / 21才の生涯』みたいだな。第二部ではテレパシー能力を授けるドラッグであるヤヘを探してエクアドル奥地まで旅に出る。リーがその能力を使って誰(或いは"何")と会話したいのかは明示こそされないが、恐らくはアラートンとの"会話"を想定していると思われる。第一部での二重露光を使った妄想描写が、第二部でのヤヘによってお互いが溶け合うかのように触れ合う"非言語コミュニケーション"と繋がっていたのは感動したが、それ以外は正直なところ冗長で二番煎じ感が否めない。まず、バロウズのファンになるのが先か。『チャレンジャーズ』が好きだったので警戒を緩めていたが、やはりルカ・グァダニーノは苦手。

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