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デコラド
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『デコラド』に投稿された感想・評価

Omizu
4.0
【シッチェス映画祭2025 コンペティション部門出品】
『ユニコーン・ウォーズ』アルベルト・バスケス監督の新作。シッチェス映画祭コンペに出品、東京国際映画祭や新千歳空港国際アニメーション映画祭にも出品された。

傑作!あまりにも残酷な結末に舌を巻いた。キレイごとではない現実を突きつけられるような恐るべきアニメ映画。

可愛いキャラデザとは裏腹に戦慄すべき展開になっていくのが面白い。非常によく出来たファンタ系アニメーションだ。

行き過ぎた資本主義から抜け出して愛に生きよう!それ自体は立派だが、現実はそう甘くない。

まさかアニメーションでこんな現実が突きつけられるとは。非常に攻めた脚本、優れたアニメーション表現と文句のつけようがない。これは傑作としか言いようがない。
para
4.3
アルベルト・ベスケス監督新作。

どうしても観たくてスケジュール発表と同時に休暇申請。

音楽最高。特にエンドロール。
期待を裏切らないどころか超えていく、「ユニコーンウォーズ」観た人ならわかる不条理世界。
95分目を見開いたままだった。
本作は誰もが感じたことがある身近な、出口(解決策)が見えない問題ゆえにいろいろ考えさせられたし、人によっては辛いかもしれない。

デコラド=舞台装置、それは社会システム。
システムにそれなりに適合し、折り合いをつけて生きていくのか、システムに異を唱え抗うのか、不適合者として脱落するのか。
あのカーテンコールはもう何とも言えない気分にさせられる。
自由は外にはなく心の中にある、は今年の映画祭で観た他の作品でも謳われていたテーマであり、分断が進む社会に身を置く現代人いや人間そのものの永遠の課題なのかも。

TIFF
Yuki
5.0
「舞台は常に素晴らしいが、惨めな役は必要だ」

第38回東京国際映画祭にて鑑賞
デコラドは「舞台装置」の意味
ちょい雑レビュー🙏
今回は実存的な不条理劇って感じの作風で、感覚としては安部公房の小説に少し近いかも……🤔

あらゆる産業を統べる大企業"アルマ"によって支配される格差社会
失業して以来就職できずにいる"アルノルド"は「周囲のものは舞台装置のような、偽物ではないか」という不安に取り憑かれる
あるとき親友に誘われて立入禁止区域の森へと入り、そこで親友も同じ不安を抱えていることを知る
そして森の向こうに出る道があると聞き、アルノルドたちは自由を求めて脱出を試みる……という話

資本主義、格差、閉塞的な秩序、夢の挫折、モラルハザード、愛の苦悩、友人の死、憂鬱……いろんな要素が散りばめられている一方で、どれかに焦点が合うこともなく解決もされないままに進行する
その不条理・無解決・混乱がもう、ただひたすらに「現実」でしかなくて……普通に描かれるより一層グロテスクで悲しい

個人的にかなり刺さったのが、アルマ社員や幹部のような支配層ですら幸せじゃないこと
誰もが虚しさや憂鬱を抱えて「ここから逃げ出したい」と願っているが叶わない
なぜなら本当に重要なのは「システム=舞台装置=デコラド」であり、支配層ですらデコラドに支配されて生きているから
でも、そのデコラドによる社会はどうしようもなく病んでいて……選択肢は「足掻くか」「適応するか」の2つしかない
舞台上の人生に適応して、"模範的な社会人"になることができれば幸福を見出せる
でも少なくともアルノルドたちにはできなかった
人生と社会には適応できなかったし、何より社会も何もかもが偽物だと気づいてしまった
そして必死に足掻いて、足掻いた先にあるのは「絶望」だけ
そこにデコラドは2択を提示する
デコラドへ適応するか
死という最後の救いを求めるのか
ここで怖いというか秀逸だと感じたのが、デコラドへの適応が魅力的な提案に映ること
そもそもみんな「生きたい」からデコラドから逃げようと足掻いてたんだよね
でもどんなに頑張っても絶望ばかりで、心が折れそうな時にささやいてくる……「その不幸は病気のせいだ。治療しながら社会復帰しよう。そうすれば、幸せに生きられる」……こんなん、心折れるって
ここネタバレみたいだけど、ここからもさらに展開があるのは意外でうれしかった(面白いし)

あと「病んだ社会から脱出しようとするものは社会から見れば病んでいる」という構造と「誰もがそれぞれの形に病んでいる状況」を両立してるところ、かなり好き
誰もが病んだ社会のせいで病んでるし、そんな舞台から降りたくて仕方がないんだよなって……

そういえば作中で印象に残るセリフが格言的に散りばめられているのも切なさを際立たせて好き
「病んだ社会への適応は健全な人生ではない」
「怪物だけが愛を知っている」
「重要なのはシステムだけ」
この辺が個人的にかなり突き刺さる

短編観た人なら伝わると思うんだけど、デコラド♪の音が頻繁に入る(声なしver)
冒頭で指揮者のミカエラがタクトを振るうことからも、舞台装置=デコラドがこれでもかと強調されるのが好み
ギャグもそうで、意図的に外してるギャグがちらほらあると思うのね
それに対してフルハウスよろしく笑い声が上がるシーンなんか特にそうで、本人たちは必死に生きているのが全て作られた見世物だと伝わってくる
まさしく「惨めな役が必要な、素晴らしい舞台」であり、舞台上の役者はひたすらに惨めなトゥルーマン・ショーを全うするしかない……
正直ユニコーン・ウォーズより暗いし救いがない

ちなみにアルベルト・バスケス監督の原点がネズミのキャラクターでホロコーストを描いた漫画を読んだことらしくて、なんか納得
実際、現実をリアルに構成するよりよっぽどリアルでグロテスクだと思う……

『ユニコーン・ウォーズ』や『バードボーイ』とはまた違った方向性で、ユーモアにも仕掛けがあるのでマジで癖が強い!
でも本当に面白かったし楽しい映画なので、不条理劇が好きな人には強くオススメしたい‼️‼️

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