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脳内ニューヨーク
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『脳内ニューヨーク』に投稿された感想・評価

記録。
スタジアム級巨大倉庫内に建築されるもう一つのニューヨーク。上演されない舞台は人生の縮図。

「マルコヴィッチの穴」「アダプテーション」等の脚本家チャーリー・カウフマンが監督も務めた本作。かなり不思議で奇想天外だ。

老いや死を意識しだした中年の劇作家が、新作芝居の舞台として自分が思い描くNYを実際に作り出し、その中で自分含む実在の人物を役者に演じさせる、だいたいそんな感じの内容。

この劇中劇と現実の境界が観てる中でどんどん曖昧になってきて、起こる出来事も予想できないなことだらけ。迷子になること必至だ。

多分僕はこの映画を2割も理解できてない。
が、終始滲む奇天烈さに不思議と心地良さを感じたことや、劇中で発せられる名言の数々に心を掴まれたのは確か。

描かれているのは人生そのもの。迷子になるのも当然だ。人生なんていつだってそうなんだから。

てな感じで、何年後かにまた観たいと思わせる作品でした。
4.0
The End is Built into the Beginning

これだけは知っておこう。チャーリー・カウフマンの描く、造る映画は1回の鑑賞だけでは、全貌を把握することはほぼ不可能ww

本作の捉え方は一つでは無く、間違った捉え方は無いと感じる。なので、「意味不明」「理解が難しい」「つまらなくて寝ちゃった」などのレビューも間違ってるのでは無く、そのレビューした人のその時の心情には沿っていなかっただけだと思う。これに強く思う理由は、自分も初回の鑑賞では同じように思ったから!実は1月に初めて鑑賞し、「これはもう一回見てから思いを書くべきだな」って思い、それから2月にももう一回鑑賞し、今日は3回目の鑑賞で、ようやく何かを書ける自信がついたw

物語はある40代の演劇の監督ケイデン・コタールは中年の危機の状態にいる。同時に娘と奥さんに去られ、そこからニューヨーク内にある、倉庫の中から、ニューヨークを丸ごと再現し、自分の人生の要素を含んだ演劇を造り始める。
人生、女性との関係性、時間の流れや死への恐怖などの哲学的なアイデアを探る難解な映画。









〜〜この先ネタバレ‼️‼️〜〜







ここでは色々調べて、発覚したものを書くだけで、本作へのネタバレっていうよりもトリビア的な感じになってますw

まずはケイデンの苗字がコタール。名はコタール症候群と言う、自分はすでに死んでいる、存在していないという妄想的な信念を抱く精神障害からとっていると思われている。

映画内に何回も登場するフレーズは”The End is Built into the Beginning”「終わりは最初から組み込まれている」つまり、何かが始まると同時に、それがどのように終わるかの要素の意味合いなのかな?映画の編集の仕方で今見てるのは彼の人生なのか演劇のリハーサルなのかと、2つが複雑に絡み合いながら映画は進行し、最終的には避けれない終末へと向かうため、「終わりは最初から組み込まれている」のでは?

サマンサ・モートンが演じるヘイゼルの家は購入前から燃えており、不動産業者との会話では「家は気に入っているけど、燃えてるのは少し心配だなー」とシュールな言葉を言い、業者は「人がどのように死を迎えたいかは、大きな決断です」と答える。ヘイゼルは最終的に燃え続ける家に長年住むため、一酸化炭素中毒で亡くなり、これも”The End is Built into the Beginning”のフレーズに当てはまるのだと思った。

最後に完璧には解釈出来ていないが、ケイデンと最初の奥さんアデルの作るアートの大きさの相違点が気になった。ケイデンは大きな倉庫で作る壮大なアートに比べて、アデルは虫眼鏡を利用して見ないといけない小さなアートを作る。アデルのアートは展覧会を開催するほどのもので、ケイデンのはひたすら延期され、さらに複雑になっていく。ここはどういう意味なんだろう?🧐
フィリップ・シーモア・ホフマンが好きだ。
(何の告白だ…)

ツイスターで「It's coming!」と叫んだ竜巻オタク
ブギー・ナイツのキモデブオタク
マグノリアの心優しい介護士
M:i:IIIの恐らくシリーズ最恐、残虐非道の悪役
かなり寄せ気味?カポーティ本人役

冴えない役も冴えてる役も何でもこなす演技の幅が好きで、訃報を聞いた時は悲しかった。

そんな彼の頭がぱっかーんと割れて、NYの街並みが飛び出すジャケット。これは観なければ!と半ば使命感で鑑賞。

そしたらまぁこれは脳がトロける脳内麻薬分泌ムービー。もう訳わかんないし、意味不明。スコアつけるの難しー!

NYに住む劇作家のケイダン(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、仕事も夫婦仲もうまくいかず、妻子には逃げられ、新しい恋人には捨てられ、原因不明の病気になって病院をたらい回し。しかし、マッカーサー・フェロー賞(別名“天才賞”)を受賞した事を機に、その賞金を元手に前代未聞のプロジェクトを開始する。それは実際のNYの街中に自分の理想とするNYの街並みを再現し舞台化するというものだった。

どこからか現実と虚構が入り交じる様になり、観衆はこれが現実なのか舞台上の演出なのか、区別がつかなくなる。

もう一つ厄介なのはケイダンの時間感覚だ。

妻子が家を出て1週間だと捉えているケイダン。…実際には1年が経過。日々稽古に励むキャストから「いつ上演するのか?」とクレームが出る。…稽古は17年にも渡っていた。

この知らず知らず時間軸が狂う感覚。言われてみればケイダンはどんどんと老け込み、髪の毛は後退していく。加えてケイダン本人役を演じる役者が実際の出来事を再現していく奇妙な感覚。

時空が歪み、脳がトロける。

「意味わからん!」と一笑にふせば、それまでの事。しかしこの奇妙な感覚はクセになる。

余談として。ミシェル・ウィリアムズ出演映画を最近よく観るけれど、映画によって美人さんだったり、そうでもなく親近感の湧く平凡な女性だったり。くるくると変化する魅力的な女優さんです。

まさかこの映画が本年の観納めだろうかと今更気付いて、こんなんじゃ締めくくれない様な気がしてきた慌しい年の瀬。

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もう終わりにしよう。

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