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シータイ・戯台~笑劇の霸王別姫~の作品紹介

シータイ・戯台~笑劇の霸王別姫~のあらすじ

戦乱の絶えない民国時代。 劇団「五慶」の座長であるホウ・シーティン(侯喜亭)は、一座の役者たちを率いて徳祥大戯院で公演を行うことに。ところが初日の舞台で大トリを務めたのは、まさかの肉まん屋の下働きダーサンアル(大嗓児)? 観客は名優・ジン・シャオティエン(金嘯天)の登場を心待ちにしていたが、時の権力者ホン・ダーシュアイ(洪大帥)が、あろうことか「覇王別姫」をダーサンアルに歌わせるよう名指しで命じたのだった!看板役者を見られないとあって観客は激怒、払い戻しを求め暴れ出し、劇場支配人は頭を抱えることに。 一方、舞台裏ではホン・ダーシュアイが銃を持って騒ぎ出し、関係者は恐怖に震え上がる。女形俳優・フォン・シャオトン(鳳小桐)、教化処処長・シュー・ミンリー(徐明礼)、さらには野心を抱く第六夫人までもが、この滑稽かつ騒々しい騒動に巻き込まれていく――。 舞台では“覇王”が声高らかに歌い上げ、舞台下では人間模様の滑稽さが渦巻く。 劇団の生計を守るため、そして観客を満足させるため、幕が上がったこの一芝居、一体どうやって演じきるのか?

シータイ・戯台~笑劇の霸王別姫~の監督

チェン・ペイスー

原題
戏台/The Stage
製作年
2025年
製作国・地域
中国
上映時間
117分
ジャンル
ドラマコメディ

『シータイ・戯台~笑劇の霸王別姫~』に投稿された感想・評価

桃龍
4.0
2025名古屋・中国映画週間開催@伏見ミリオン座にて。
中国で人気の舞台の映画化で、京劇の演目『覇王別姫』を題材にしたコメディ。すぐヤっちゃう第六夫人がかわいい。
無駄な気もするが、冒頭の戦闘シーンや京劇の舞台は本格的。 エンドロール前後にオマケあり。

京劇には歌舞伎のような様式美があり、女性はいない。出てくる女形は玉三郎のように芸一筋で、影の主人公。項羽と虞美人などの予備知識がないと日本人には難しいかな。
同じ演目を題材にした『さらば、わが愛/覇王別姫』は名作。『覇王別姫』そのものを全編きちんと見たい。
sobayu
4.0
ころころ変わる時の権力に翻弄される市井の悲喜劇。それでも譲れない矜持があるという落とし所もよかった。本物の覇王の声の迫力がちゃんと見てる側にも伝わった。

洪元帥が子どものように大声に懐くのはなんか物悲しかった。この人の幸せって権力を得ることじゃ全然ないよね。第六夫人のファンガールっぷり可愛い。ちゃっかりふたりで逃げて上手いことやっててほしい。鳳先生のラストは悲しすぎるな。この人は最初こそ我儘スターに見えて、めちゃ劇団のことを考えてるしちょっとしたところで常識人な部分も見えたから本当に落ち込んでしまった。このお話に込められた批評性の中にあの結末の意味があるんだと思うけど。
東京中国映画週間
面白かった!コメディ 飽きない展開
なのに最後屈さず自分たちの覇王別姫やるところは感動。京劇シーンすごい
ラスト新しい軍師が来るところとか、新しい軍師が女型が好きからの小桐の流れが衝撃すぎる…