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I Swear(原題)
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『I Swear(原題)』に投稿された感想・評価

Rocco
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実話ベース。スコットランド出身のトゥレット症候群啓蒙活動家ジョン・デヴィッドソンの半生を描いた伝記映画。

大昔に彼のような症状を持つ人と町で遭遇したことがあるけれど、当時は汚言症は知らなかったからびっくりしてショックを受けてしまった。大抵の人は多分同じリアクションで、言われた言葉を個人的に受け取ってしまい、ショックを受けたり相手を軽蔑したりすると思う。実際彼の母親は看護婦なのに、息子の症状を知っていても受け入れることが出来ず苦しんだ様が描かれている。

実際にあった逸話を淡々と並べて、お涙頂戴にはなっていないのに、症状が始まったティーンの頃を演じた俳優が上手くて、当惑したり苦しむ様がダイレクトに伝わってもう最初から涙腺崩壊(スコット・エリス・ワトソンにも個人的に助演男優賞をあげたかった)。

主役のジョンを演じたロバート・アラマヨはBAFTAの主演男優賞を受賞。文句なしの素晴らしさ。友達の母親(精神科のナースでもある)を演じたマクシン・ピークの演技がまた良くて、言葉だけでなく手も出るジョンを聖母のように支えていて見事だった。随所にはさまれるユーモアも、時に厳しい内容を上手く見やすくしていたと思う。

映画の目的が世間を啓蒙することだと考えると、自主的に映画館に行く人達しかみられない映画より、地上波のほうが適切なのかなと思ったら、この映画自体が、本人が15歳の時に出演したBBCのドキュメンタリーをベースにしているとのこと。(実際の映像がエンドロールに出てくる)。できるだけ沢山の人に観てほしいと思った。
弱者がいると、同情的な空気になる。
悪意がないからこそ、誰かを傷つけてしまうと、罪悪感が漂う。
その上で謝られると、自分は責めるつもりがなくても、責めているような気持ちになってしまう。
悪意がない人を責める空気は、耐え難い時がある。

優しいつもりなのに、違う形で届いてしまったりする。でもそれがみんなの「エンパシー」だもんな。

「You don’t need to apologize.」そのシーンはまさに、同情、罪悪感、謝罪を全部消そうとする魔法みたいな言葉だった。

この作品は、暗く重くアピールするより、「ユーモア」をかなり入れてるのがさすがだと感じた。
最近観た《Will & Harper》もユーモアに溢れていた。

エンパシーによって、同情は優しさ、普通に接したら失礼、冗談なんて不謹慎、など思われやすい。

でも、本人にしかわからない大変な人生には、「普通(というか対等)」や「ユーモア(壁をなくす)」の方が救いになるのかもしれないと感じた。
Yuta
4.4
BAFTA受賞式での出来事も記憶に新しい作品。
体が勝手に動いてしまう、声が出てしまう、「言ってはダメだ」と思ったことをそう思った瞬間叫んでしまうなどの症状を持つトゥレット症候群を扱った実話ベースの作品。
必要以上に重くも感動的にもせず今どきのUK映画っぽいノリで(そもそもFワードCワードが常時飛び交う)、でも苦しさ大変さに衝撃を受ける描き方が秀逸。
周りに謝り続けるしかできない主人公がYou Don’t Need to Apologizeと言葉をかけられるシーンに胸が締め付けられた。理解してくれる人の存在(と言っても本音のぶつけ合いで痛快)。守るだけでなく徐々に自立させようとするのも偉いなと思った。
病気や障害の存在が世間に認知されていくことが実に必要なのもよく分かった。
Blue Mondayで始まり、エンディングもマンチェスターのあのバンドの曲。

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