
パリ18区。しがないアル中の中年男ランベールは、夜のガソリンスタンドで働いている。ある晩、彼のもとに、ユダヤとアラブの⾎を引く⻘年ベンスサンが逃げ込んでくる。親と⼦ほど歳の差のある⼆⼈だが、ベンスサンはたびたびランベールに会いにくるようになる。ランベールもまた、何かと彼の世話を焼き始めるが、ある⽇そんな⽇々も突然の終わりを告げられる。⿇薬の売⼈をやっていたベンスサンが、オートバイに乗った⼆⼈組の男たちに殺されてしまったのだ。ランベールは、ベンスサンを死に⾄らしめた者たちへの復讐の決意を固め、夜の街へと歩を踏み出していく。そしてすでに死んでいるかのような⼈⽣を送っていたランベールの過去も次第に明らかになっていく。