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THE BELDHAM/ベルダムの作品紹介

THE BELDHAM/ベルダムのあらすじ

娘を出産したばかりのハーパーは、母親が売りに出そうとしている郊外の家を訪れる。 そこには母親のパートナーや、ホームヘルパーと名乗る女性も暮らしており、ハーパーも家の改修を手伝うためにしばらく一緒に暮らすことになる。しかし早々に家の中で不気味な存在を感じるようになった彼女は、我が子に危険が及ぶことを恐れ、次第に平常心を保てなくなっていく。その様子を見かねた母親たちは、ハーパーから幼い娘を強制的に引き離すことを決める。 しかし娘と引き離されてもなお不気味な存在は彼女を悩ませ続け、精神的な不安定さは日に日に増していくのだった。 娘を取り戻したい一心でその存在の正体の手がかりを探す彼女は、やがて思いもよらぬ真実に辿り着く…。

THE BELDHAM/ベルダムの監督

アンジェラ・ガルナー

原題
The Beldham
公式サイト
https://jiggyfilms.co.jp/item/thebeldham/
製作年
2024年
製作国・地域
アメリカ
上映時間
85分
ジャンル
ホラーミステリースリラー
配給会社
JIGGYFILMS

『THE BELDHAM/ベルダム』に投稿された感想・評価

kuu
3.7
『THE BELDHAM ベルダム』
原題または英題 The Beldham
製作年 2024年。上映時間 85分。
映倫区分 G 製作国 アメリカ

幼い娘を連れて母親の家に滞在する女性が、そこに潜む不気味な存在に翻弄され狂気に陥っていく姿を描いたサイコロジカルホラー。

暗闇の中にぽっつんと置かれた鏡を覗き込むよな、じっとりとした湿度がまとわりつく映画でした。
短編作品で鋭いセンスを磨いた俳優兼脚本家のアンジェラ・ガルナーが長編初監督を務めた本作は、王道の屋敷系怪談の皮をかぶりつつ~の、人間のどろっとした内面をエグってゆく。
キャスト陣の配置も手堅く、ドラマ『アバウト・ア・ボーイ』(2014年)のパトリシア・ヒートンをはじめ、映画『キャビン・イン・ザ・ウッズ』(2011年)で陰のある表情を見せ物語を引っ張るケイティ・ハル・クラム、映画『メジャーリーグ』(1989年)で圧倒的な重厚感を醸し出すベテランのコービン・バーンセンが揃う。
映画『The Sinner』(2020年)等で手腕を振るったカメラマンのエリック・タイ・ヘンセンが切り取る光と影のグラデーションも実に美しく、古びた邸宅の閉塞感を不気味に引き立てていました。
 
作品のバックボーンにあるんは、現代人が日常で無意識にフタをしてる、ワンオペ育児や介護によるキャパオーバーとか、家族という詰みやすい人間関係かな。
監督自身のリアルな家族体験がベースになっているらしく、フィクション特有の安っぽさがあまり感じなかった。
ワンオペの孤独、老いていく親のケア、そして、完璧な娘・母親でいなきゃってセルフプレッシャー。
そないな現代的なメンタル負荷の蓄積が、湿度の高い閉鎖空間とバグを起こした瞬間、逃げ場のない怪異へと姿を変える。
 
母と娘って関係性は、最高の安全基地でありながら、一歩間違えれば底なしの沼にもなりえる。
愛しているからこそ許せないし、慈しみたいからこそ相手に自分の領域を侵食される恐怖が生まれる。
作中で描かれる恐怖の核心は、モンスターの襲来ではなく、愛情と依存がこじれた結果生じる、相手と同化して自分を見失う恐怖に他ならない。
親からの、あなたのためという呪飾や、子が抱く期待に応えなきゃという脅迫観念。
そうした美しい感情の裏に潜むエゴや諦めが、歪んだ影となって精神を削っていく。
 
サイコロジカル・ホラーとして見ると、作中で起きる異常事態が屋敷の呪いなんか、それともメンタルが限界を迎えた主人公の認知のバグなんか、境界線をずっとぼかしている点が善かった。
人間は追い詰められると視野が狭くなり、ちょっとした生活音や影の形にまで悪意を感じ取ってしまう。
映画の演出全体が、主人公の脳内にある罪悪感や孤立感をそのままスクリーンに映し出すビジュアル装置として機能しているかな。
 
テンポの遅さやジャンプスケアの少なさに物足りなさを感じる声があるのも事実やけし、派手なアトラクション感を求めると肩すかしを食らうかもしれない。
しかし、じわじわとメンタルを追い詰めていくサスペンス感や、重厚な人間ドラマの味わいを求める層からはしっかり評価されているんじゃないかな。
チープなドッキリ要素に頼らず、人間の心の闇を丁寧に掘り下げた手腕は見事かな。
 
派手な演出でバチバチに脅かすタイプの映画ではなく、むしろ、誰もが家族に対して一度は覚えたことのあるモヤモヤやら、圧迫感を、ホラーのフィルターを通して静かに拡大してみせる心理ドラマでした。


娘を出産したばかりのハーパーは、母親が売りに出そうとしている郊外の一軒家を訪れる。そこには母親のパートナーや、ホームヘルパーだという女性も暮らしていた。ハーパーも家の改修を手伝うためしばらく滞在することになるが、家の中で不気味な存在を感じ、娘に危険がおよぶことを恐れて平常心を保てなくなっていく。その様子を見かねた母親たちはハーパーから娘を強制的に引き離すが、不気味な存在は変わらずハーパーを悩ませ続け、精神的な不安定さは日ごとに増していく。娘を取り戻したい一心でその存在の正体を探る彼女は、やがて思わぬ真実にたどり着く。
まど
3.6
【ベルダム(beldam)】
子供や幼児を脅かしたり魂を奪ったりする鳥のような姿の魔女。

こ、これは....
ラストまさかの....
そういうことだったのかエンド◎
ちょっぴり悲しみ&切なさもありつつ。

“ ナイトボーン 夜哭 ”を観たばっかりで、こちらも子育てホラーで記憶が混ざり始めている....
こちらは赤ちゃんがこわいんじゃなくて、何かがわたしの赤ちゃん狙ってるうぅってことがこわいお話。

序盤から違和感の積み重ねで、引っ越してきたのはどうして?過去になにがあったんだろ?ヘルパーさんはなんのために?庭にお墓....?鳥がやたら侵入してくる、お母さんがなにか怪しい、とか諸々引っかかる。

最初のシーンがラストにいきてくるのね。

喉になにか詰まっておえおえとえずきながら鳥を引っ張り出すシーン、気持ち悪かったなあ。マジシャンじゃないんだから。
本当に苦しさが伝わってきたもの。おえおえ。

ところで、ハーパーのお腹の痣はなんだったの?横腹にあったやつ。
reb
3.1
生後半年の娘クリスディーンを連れて、母が売りに出す準備を始めている郊外の家にやって来たハーパーは、その家の不気味な存在に気づくが‥。

あら、ママったら恋人らしき男性と一緒に住んでるんだ。
そしてママを介護する若い女性まで‥。
彼女、老人のお世話をするのが好きらしくて若い割にはいい子だけど、ママってそんなに年寄りだったっけ?
何この家!デカいカラスは入ってくるし、羽はバサバサ散らすし、変な音するし、魔女みたいなお化けも出てくるやん。
おまけに私ってなぜかよく怪我しちゃうのよね、いたたた。
こんなクソ恐ろしい家のベビーベッドになんか、心配で赤ちゃんひとりで置いとけやしない。
私がこの子を守らなくちゃ!
あら、内見の人たちだわ。ねぇねぇ私の赤ちゃん見て!かわいいでしょ。

でも何でみんな、私と赤ちゃんを引き離そうとするの?

「私と一緒にいて」って誰の声?

あら、よく見るとなんかママ、だんだんと若返ってない?

私って‥‥⁇

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