かつてボンドガールも務めたミシェル・ヨー、あのブランドン・リーと戦った男であるマイケル・ウォン、そして我らが真田広之、またの名をデューク真田が偶然から協力し合い、殺人兵団(とは言っても四人しかいませんが)と呼ばれる凶悪犯罪集団と戦いを繰り広げる香港アクション!

物語のスタート地は東京!
ザ・80年代真っ盛りの歩行者天国でバンドやダンスチームを見学しながら観光を楽しむミシェル姐さんの姿から始まります。
能天気なBGMに、能天気なユルユル80年代・・・いきなりコレですから自分が一体どういう映画を観ているのか一瞬、分からなくなりそうです!
肩慣らしにヤクザを得意のカンフーで懲らしめたミシェルは、香港への帰途につきます。
帰りの飛行機では航空警察官のマイケル、そして有名な日本の刑事らしいヤマモト(真田広之)と知り合うのですが、その飛行機には殺人兵団の一人が護送中で乗り合わせていました。
仲間を逃がすために、もう一人の凶悪犯が機をハイジャック、実は香港警察の女刑事であったミシェルは、マイケルとヤマモトと共に、すかさずハイジャックを阻止するため行動開始!
どうにかこうにか殺人兵団の二人を地獄送りにして事件を無事解決します。
ヒーローとなった彼らでしたが、仲間の仇をとるべく殺人兵団が復讐戦を仕掛けてきたものだから、ヤマモトの妻子は爆殺され、無関係な一般市民が大量に殺され、更にはマイケルも犠牲になってしまいます。
警察署長からおとなくしているようにと命じられるミシェルたちでしたが、マイケルの遺体がはいった棺を盗まれ、それを取り返すために最後の対決に赴くのでした・・・!

とにかくミシェル・ヨーも真田広之も若い!
キレッキレの香港式格闘アクションをたんまりと魅せてくれますよ。
カーチェイスもかなり無茶やっていて、安そうな中古車は確実にクラッシュさせられています(苦笑)。

真田広之は出番もかなり多めなので、若かりし頃の彼を目的に観るぶんにも間違いのないチョイスだと言えるでしょう。
ただ、DVD版ですと真田広之と奥さん役の仁和令子の台詞は、中国語および日本語の部分どちらも吹き替え(しかも日本語が超下手)なので、本来の演技は残念ながら見られません。

あくまでも大真面目な映画には違いないのですが、かなりヘンテコなところもゴロゴロしておりますよ!
ヤマモトの妻子が殺されたりしているのに、ミシェルの気を引こうと花束を贈ったり食事に誘ったりと忙しいマイケルがジャージャー・ビンクス並みに空気が読めない奴でうざったいとか、犯人の使うサブマシンガンの装弾数がどう見ても多すぎるとか、犯人たちがメチャ仲間思いの良い奴らのように描かれている割に特にこれといって泣かせる演出もないとか、ヤマモトが「マッドマックス」に出てくるグースみたいになっちゃいそうなピンチに陥ったり、そうかと思うと「マッドマックス2」に出てきても違和感なさそうな、不格好な装甲車が出てきたりと、シリアスなのかギャグなのか良く分からなくなる、まるで闇鍋のようなごった煮感が味わえます。

お互いが怒りに燃えたミシェルと殺人兵団(もう一度繰り返しますが、オッサンがたった四人です)のガウ(攻撃空母ではない・・・とツッこんでしまうのはガンダム世代の哀しい性です)の一騎打ちは、チェーンソーを振り回す、まさかの「悪魔のいけにえ」オマージュが炸裂するスーパーバトルに発展!
田舎のオッサン然とした風貌のガウと比べて、黒のジャケットでキメたミシェル姐さんは強くて美しい!
もし、ミシェル姐さんの方が悪役だったとしても、全人類が間違いなく姐さんを応援すると断言できますよ!

そんでもって、最後はお約束の「大爆発の中を実際に俳優に演技させる」という虎の穴香港支部のクレイジーぶりが気持ちよく締めてくれます!

・・・そんなラストまで全部観ても、結局のところタイトルの「皇家戦士」の意味がサッパリ分からないんですけど、一体どこらへんが皇家だったのか、400字詰め原稿用紙二枚以内でタイトルつけた責任者に説明していただきたい!


セルDVDにて

• #無関係な人が死に過ぎ
• #日本語がおかし過ぎ
• #装甲車弱すぎ

ミシェル・ヨーと真田広之が暴れる80年代香港アクション！

ピチピチでキレキレに動ける二人に銃撃戦やカーチェイス、さらには大爆発ももちろんアリ！！

一般人が巻き添え食いまくりで死にまくるのはご愛嬌(笑)？

ラストは装甲車まで登場するぞ( ﾟ∀ﾟ)ﾉ



日本で休暇中の香港警察ミッシェル捜査官(ミシェル・ヨー)。
一暴れしたので帰国することに。

機内で航空警察のマイケルに口説かれつつも、日本人の元刑事ヤマモト(真田広之)と共に悪党をぶっ殺し、ほどなく香港に到着。

が、悪党の仲間がヤマモトの妻子を爆死させる！
どうやら機内の報復らしく、ミッシェルやマイケルも狙われているようだ。

ヤマモトは復讐に燃え、ミッシェルもそれを手助けしようとするが、マイケルが連れ去られてしまい……



真田広之の吹替が酷いwww
なんで本人にやらせないんだ、というか本人のままにしないんだ。

まあ時代ですね(笑)

マイケルがグイグイ系のKY馬鹿でイライラするけど、一応最後に男気はあったから許してやろうw

が、何はともあれ見所はアクション！！！

JACな真田広之はもちろん、ミシェル姐さんも殴るし殴られるし吹っ飛ばされる！
観ているこっちがイタタタ…て顔歪めてしまうような迫力満点アクションでした！！

飛行機内で銃撃戦するなよとか、バーで一般人殺しまくりとか、突っ込み所もありますが楽しいから良し♪

余談ですがこの頃のミシェル・ヨー、テレサ・テンに似てるかもw

あと真田広之の娘役ちゃんが滅茶苦茶可愛くて癒されました！

冒頭には懐かしい80年代の日本の風景もあり、ほっこりしつつもアクションにはハラハラしちゃう良作です☆

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エブエブアカデミー賞7部門受賞記念！！
ミシェル・ヨー、真田広之共演のアクション作品。

日本の刑事真田広之と、香港の刑事ミシェル・ヨーが手を組む作品。
飛行機内でのアクションシーンから始まり、はちゃめちゃカーチェイス等、全編アクションシーンの連発！タケノコ族が出て来たりと、キワキワなところはありますが、なかなかの迫力！！
ミシェル・ヨーの作品が、初めて日本上陸した記念碑的作品です。

日本が誇るアクションスター、真田広之との夢のコラボを果たし、ぜひまた再共演を見てみたいですね。
D&Bと呼ばれる香港の映画会社で作られたせいか、ゴールデンハーベスト制作のアクションコメディと違い、結構シリアスかつバイオレンス炸裂な作品となってましたね。マイケル・ウォン不幸過ぎる💦

クライマックスの電気ノコギリアクションや、トロッコでの逃亡シーンなんかは、まさにデスウィッシュ！！80年代の香港映画のめちゃくちゃっぷりを体感出来ます。『男たちの挽歌』『ポリス・ストーリー3』のケネス・ツァンなんかも出演してて嬉しい！

ミシェル・ヨーはD&Bの社長ディクソン・プーンと結婚して、一時期引退してましたが、ジャッキー・チェンからの熱烈なオファーで、『ポリス・ストーリー3』で電撃復帰！！
ジャッキーの鶴の一声が無ければ、今日のオスカーは全く違うマルチバースになったと思う。
そして、香港だけでなく『007』シリーズにてハリウッドへ進出！！デビューから39年の時を経て今日の歓喜の瞬間を迎えました。

ミシェル・ヨーのアジア人初のアカデミー最優秀主演女優賞や、半世紀以上ぶりの芸能界復帰キー・ホイ・クアンの助演男優賞、そしてジェイミー・リー・カーティスの助演女優賞と、『エブエブ』が主要部門を全て総ナメした今年のアカデミー賞。

そして、映画の頂点と言える作品賞まで獲得した『エブエブ』旋風は、本当に感動的で最近のオスカーでは、味わえなかったものを久しぶりに思い出しました。仕事の合間を縫って速報を見ておりました。笑
ミシェルの主演女優賞受賞の瞬間、作品賞受賞の瞬間は本当に涙が出てしまいました。

『エブエブ』のルーツは、間違いなく往年の香港カンフー映画です。
『カンフースタントマン／龍虎武師』にもあった様に、無名のボンクラ香港アクション映画群や、名もなき香港スタントマンたちの挫折から成り立つものであります。

全ては「面白い映画を作りたい」と言う全ての映画人の夢。それが全てが『エブエブ』に詰まっています。僕が小学生の頃から、香港映画を36年も追いかけて来て、今日その夢が叶い本当に感無量の一日となりました。

日本ではどうもウケが悪いみたいで、フィルマークス内でもかなり賛否が分かれているし、見る気も無いのに因縁だけつけている人とかもいて、ちょっと悲しい状況だけど、『エブエブ』こそ激動の時代に生きる全人類への応援歌であると思います。

人類未曾有の激動の世界に生きる僕たちは、もう生きてるだけですごい。全ての映画ファンと、この喜びを分かち合えるマルチバースを生きられて良かったと思う。
生きている以上困難はつきものだけど、時には石になりながらも、前向きに生きていこうZE！！🥺