ドニー・イェンの
飛竜三段蹴りが炸裂！

それを遥かに超える
ロザマンド・クワンの
ボケが暴発する…(笑)

「タイガー・コネクション」

若きドニー・イェン師父がクンフーの巨人ユエン・ウーピン監督と組んで、ヒロイン、ロザマンド・クワンで贈るコメディ＆ハードアクション！

元刑事ドラゴン（ドニー師父）は偶然、香港マフィアの仲間割れに、弁護士の
マンディ（ロザマンド・クワン）と巻き込まれ、殺人の容疑で追われる。マフィアの金を盗んだと思われた二人は警察、マフィアから追われるが、その中マフィアのデビッドと友情を持ち始め…。

これは80sの匂いがたっぷり入ってますね。ヒロインが半端ないほどドジっ娘な上に美形なクワン。彼女がある意味ストーリーを動かす狂言回しになってます。そのため、ボケをかますストレートなコメディ、更にラブコメ的なシーンもあり、香港カンフー映画の真髄となるアクションありのごった煮になってます。ある意味エンタメに徹する80s臭さがバッチリ入ってますので、今見ると少しツラい方もいるかもしれません(笑)

ただ毎回ながら、ドニー・イェン師父のクンフーアクションは凄まじい。２階建てバスの上、路地裏、街角とどこでも、アクション！中盤で空中三段蹴りの妙技炸裂。足技の凄さ、ローリングソバットの美しさは比類ないです。途中、ハイランダーか？と思う日本刀による剣戟アクションもあり（撮り方も似てます）、ラスト前はレスラーみたいな奴とも対戦。腕を鎖で封じられ、バワースラム、モンキーフリップをかまされますが、やはり半端ない光速の蹴撃が炸裂！このシーンはドニー・イェンが振り付けてます(^^)そして敵の親玉と対決。若いからキレが凄くて見えない程の殺陣ですよ〜。

ヒロインのクワンさん。ワンチャイのヒロインでもありますが、毎回ながら可愛い方ですね。今作も魅力全開だけど、ボケ過ぎてウザさが…。まぁワンチャイでもそうですけど、レベルが違う…。水に放り込まれたり酷い目にも合いますからまぁいいか。

因みに二人を追う警視がクライム・キーパーのシンシア・カーンなんです。見せ場もあるんですが、本筋にあまり絡まない…。スペシャルゲストみたいな感じなんです。ラストにも出てこないし…。不思議に思ったら別バージョンラストがあるらしい。なるほどと。

そもそも、脚本か編集が雑(笑)なんですがまぁ気にしない、気にしない(笑)カンフーアクションが大事ですから。若き日のドニー・イェン師父の活躍あれば良しな作品です。

追記　タイガー刑事が英題だと前作のようですが、繋がってないですよね…。こち亀にもそんな刑事いましたが(笑)

• #宇宙一ドニー・イェン

ドニー・イェンの隠れた刑事アクション！
『マトリックス』のユアン・ウーピン監督。

弁護士のワイズは、マネーロータリングを副業でやっていた。その資金を巡って、ドラゴン刑事が事件に巻き込まれてしまい...。

ドニー・イェンが熱血刑事の役どころ。ジャッキー映画でお馴染みのロザムンド・クァンが、犯罪組織に追われる女弁護士の役どころなんだけど、病的なドジっ子で見ててイライラしてるくらいトロいドジっ子！笑
ドニーさんと食事してて、ロザムンドがラーメン吹き出してしまい、ドニーさんの顔面にぶっかけ状態になるところが面白かった。吐き出したラーメンを食らうドニーさん！笑

オープントップバスでの乱闘があるんだけど、昔フジテレビでやっていた、夜のヒットスタジオの広告が入っているバスで、思わず吹き出した！笑　1989年に香港から中継してたのかな？

80年代らしいデスウィッシュスタントてんこ盛り！香港映画に人権なし！
『プロジェクト・イーグル』のドゥドゥ・チェンがゲスト出演してるけど、速攻殺される役で気の毒だった。

当時、製作費が潤沢だったゴールデンハーベスト産のジャッキー映画とは、比較にならない位、こじんまりとしたアクション映画だけど、若きドニー・イェンのアクションのキレはすざましく、日本刀を使ったアクションなどもあり、低予算映画ながらもなかなか楽しませてくれる作品でした！

余談だけど、この頃のサモ・ハン映画って何故か日本に入って来ていなくて、長年僕が探している『パンティーホースヒーロー』って映画がなかなかキていて、サモ・ハンとアラン・タムが、香港のゲイソサエティに潜入するってトンデモ映画があって、昔某tubeで見たんだけど、サモがゲイバーに潜入したり、アラン・タムが筋肉隆々マッチョマンにレイプされそうになるトンデモ映画があるんだけど、アクションが凄すぎる作品なんですよ。なんとかソフト化して欲しい...。

まだブレイクする前のドニー・イェン主演作品。前作『クライム・キーパー』（1989年）に引き続きユエン・ウーピン監督作品でシンシア・カーンも共演。ヒロインはロサマンド・クアン。

基本的に前作とあまり変わらない刑事モノ。前作と同様にストーリーとかテーマとかどうでもいい感じ。やはり見どころはアクション。

ただ、同時期のジャッキー・チェンやリー・リンチェイと比べると華がないのは致し方ないのか。遅咲きのドニさん、まだまだ伸び代ありといったところ。シンシア・カーンも前作より出番が減って残念。

一番光ってたのはロザマンド・クワンかなあ。80年代のアイドルっぽいというか、トレンディードラマっぽいというか。なんとなく懐かしい感じの可愛らしさ。