ジャッキー・チェン／ドラゴン特攻隊のあらすじ

人気絶頂のジャッキー・チェンが、先輩の大物スター、ジミー・ウォングの依頼で彼の製作、出演作に主演した1982年の台湾映画。ハードなアクションとともにナンセンスなギャグやパロディ、荒唐無稽なファンタジーやホラー要素を脈絡もなく盛り込んだエンタテインメント巨編で、ジャッキーの主演作の中でも屈指の怪作。監督は『炎の大捜査線』(1991)や『カンフー・ダンク』(2008)などの台湾のヒットメイカー、チュー・イェンピン。本作はイェンピンの製作・監督によるファンタジー・アクション・コメディ『アマゾネス・コマンドー／美女脱獄囚：地獄のX作戦』(1982)、『セクシー・コマンド部隊／ピンク・フォース』(1982)とほぼ同じテイストの姉妹編的作品といえる。 第二次大戦中の中国、連合軍の将校たちが軍費50万ドルと共に日本軍に拉致されてしまう。この緊急事態を解決できるのは、歴戦の名将ドン中尉しかいない。そこで、連合軍はドン中尉をリーダーに、個性豊かなメンバーを揃えた最強部隊“ドラゴン特攻隊”を結成して救出作戦を開始する。だが、部隊は烈女族というアマゾネス軍団の襲撃を受けて捕まってしまう。そんなとき、気ままな賞金稼ぎシャオリーが通りかかり、特攻隊のメンバーを助けたことから、彼も行動を共にすることになる。特攻隊はさらに幽霊屋敷の恐怖を乗り越え、ついに将校たちが拉致されている砦にたどり着くが、そこへ敵の大軍団が攻め込んでくる…。