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番場の忠太郎 瞼の母
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『番場の忠太郎 瞼の母』に投稿された感想・評価

無声映画活弁士付上映第2弾☆

稲垣浩監督作品です。

母を訪ねて忠太郎~
そんな作品♪



5歳で母と生き別れた忠太郎。
三十路を過ぎたがいまだに探し続ける日々である。

江戸に母っぽいのがいると聞き、駆けつけるも、そこは大都会。
全然見つからない。

そんなある日、料亭の女将が母かもしれないと聞き、会いに向かうのだが……



ラストの笑顔!!!

キャメロン・ディアスか!ってくらいの弾ける笑顔に思わず吹くw

片岡千恵蔵、素敵だなぁ~
歌舞伎役者?だけあって、立ち居振舞いが美しい!
殺陣もビシッとキメる!!

台詞字幕の出方が凝っていて、そこにも心情が表れているのが面白かった!

こちらの活弁士さんはちょっと滑舌悪くて、声もあまり通らないのが惜しい。。。

昔は上手かったのかな?
男性声、女性声を分けてやるのは大変そう。
ずーっと喋りっぱなしだし。

私は無駄に声が通るし大声だしよく喋るし…
あれ?もしかしたら活弁士向いてるんじゃなかろうか?
とか思いながら観てましたw

やってみたいなぁ~(〃∇〃)
片岡千恵蔵が牧野省三のマキノ・プロダクション御室撮影所を退所して片岡千恵蔵プロダクション(千恵プロ)を設立した後の制作作品です。大映に参加する前の作品ですね。監督は千恵プロの設立にも参加した稲垣浩監督です。

千恵プロの作品はチャンバラに頼らない人間ドラマを中心とした時代劇なのだそうです。この時代に作られた稲垣浩監督作品は「髷をつけた現代劇」と呼ばれたそうな。配給の日活は最初はこの企画にNGを出していたそうです。それを尽力して企画を通したのが稲垣浩監督で、職業としての監督を賭けた仕事だったそうです。結果的にこれが大成功して千恵プロと日活のパートナーシップが確立されたのでした。

舞台は江戸。生き別れの母を探す番場の忠太郎(片岡千恵蔵)。果たして母を見つけ出すことができるのか?という話です。

これはもう完全に片岡千恵蔵を観る映画ですね。カッコいい!思わず応援しちゃいますもん。がんばれ!忠太郎!って。すっごくベタな話なんですよ。それなのに片岡千恵蔵に入りきっちゃう。

「親は!?」
「いない!」
「子は!?」
「いない!」
「斬るぞ!」

カッコいい!!!😍😍😍

殺陣がビシビシきまるんですよ。雪が舞う背景に立ち姿がとにかく美しい。ああ、これが戦前の役者なんだな。すごいな。チャンバラがメインではないのですごく短い時間。その短い時間に咲く花。それがいいですよね。

そしてメインの人生ドラマ。片岡千恵蔵はヤクザ者だけど、心が優しい。清々しいいい奴なんですよ。常にクールな顔。たまに見せる優しい顔。でも、笑顔は見せない。そんなクールな千恵蔵が最後に見せる破顔一笑。「破顔一笑」なんて言葉は普段使わないですよ。でも、あのシーンは「破顔一笑」としか言えない。ぶっちゃけ、面食らいましたよ。ええ!何この顔!すげえ笑顔!!!😂😂😂

ちなみに、この映画には14歳の山田五十鈴が「妹役」出演しています。最初に片岡千恵蔵が助ける兄妹が登場します。こっちの妹役かな?と思いました。なかなかかわいい。でも、どうやら違う。もう少し後に登場する別の妹が山田五十鈴。え?あまり美人じゃない?最初の女の子の方がかわいいよね?当時と現代の「美人」を測る物差しって違うんだなーと思いました。

無声映画鑑賞会で観ました。人気のプログラムで、この1931年版はよくかかるようです。他にそれぞれ別監督による1955年版と1962年版があるようで、他のバージョンも観てみたい。

今回の活弁士は澤登翠でした。ベテラン活弁士さんなのですが、声の通りもあまり良くなく、少し聞きづらかった部分がありました。男女の演じ分けは素晴らしく、片岡千恵蔵はとてもよかったです。「おっかさん!」😂
無声映画鑑賞の2本目が、この作品です。製作は1931年!昭和6年!

弁士は沢登 翠さんです。好みで言うと、私は沢登さんの弁舌が気に入りました。多分、新型コロナウィルスのせいで、席の間隔を開け、ビニールで遮蔽された上でマイクの音で拾う作業があると、どうしても声がこもります。しかし、それを差し引いて、こういうモノが無かったら、そしてもっと狭い小屋でかかっていた場合の弁士の迫力を想像するに、沢登さんの演じ分けにはかなり迫るものがあると思います。もっと端的に言えば、想像する弁士の話し方に近かった、という事ですね。


江戸時代、年老いた母と娘の住むある農家の前に腕を痛めた兄が倒れついていた。兄は堅気になる事を承知してくれているのだが・・・と言うのが冒頭です。


多分、私がハリウッドやヨーロッパの映画を観ているせいだと思いますけれど、すごくいびつなプロローグに見えました。尺で言うと半分くらいが序章と呼ばれる人物紹介だと思います。まるで序章で一件落着に見えるくらい丁寧な扱いなんです。


またこの主人公番場の忠太郎の、凄くまっとうな、あまりにまっとう過ぎて、ちょっと変に見えるくらいのまっすぐさが、とても眩しいです。流石に古さを感じるのはこういうキャラクターの立て方ですね。


しかし、それ以外はかなり秀逸にまとめられた作品です。何しろ瞼の母ってかなり上手いタイトルだと思いますね。とてもヒロガリのある文章だと思うので。


ストーリィも、序章の割合は変だと思いますけれど、それは私が無声映画を初めて観ているからで、これが普通なんだと思います、昔の場合。今がテンポ良過ぎる為に、感情的に浸る、という時間を無くしてしまっているんだと思います。今とは時間の体感の流れ方が違うと思うのです。そこに良い悪いは無いと思うのです。


まず、主役の片岡千恵蔵の、すごくはっきりした顔立ち、ここが素晴らしいですし、絵になります。そして基本的には、母を求めつつもいろいろと騒動に巻き込まれるタイプなので、腕っぷしは良く、そのため、眉毛は上がり勝ちなんですけれど、この定型になる顔が映えるんです。


その上カメラワークは大変気を遣っていて、正直片岡さんの顔は定型なんですけれど、ライティング、そして上から、下から、ズームのかけ方等で、それぞれとても表情を感じさせるように仕上がっていて、ここが本当に驚嘆しました。分かり易く言うなら、クレイアニメや止め絵のアニメーションで、ライティングやカメラワークで、同じ顔なのに、表情を感じさせる、あのやり方と同じだと思います。多分技術で言えば今はもっと工夫出来ると思います。


そしてヒロインの山田五十鈴が!あんまり可愛くない笑!これなら、最初の農家妹の方がカワイイ!とか思うのも、多分美意識の変化だと思います。美人という概念も変化していく、という事ですね。


片岡千恵蔵の殺陣がめちゃくちゃカッコイイ。そして、このころの人の、着物の着かた崩れ方着こなし方が、現代の着物の着かたと、ココが違うと指摘出来ないのに、明らかに何かが違うんです。生活感としか言えないかんじですけれど、堂に入ってる、と思います。この表現も古いか・・・つまり、使い慣れた感覚があるように見える、という事です。


また、時々差し込まれるセリフの文字のフォントがたまらなくイイです。盾に長い文字は縦長に、平たい文字はさらに平たく、と言った感じで、デフォルメされている感じなんですけれど、今まで見た事が無いフォント!凄く個性的で素晴らしかった!


ラストの、片岡千恵蔵の、これまでほぼ同じ顔が、突然弛緩しまくるところは必見です。


セリフも素晴らしかったなぁ。


というわけで、これからは無声映画の世界にも時々は足を踏み入れる所存です。

誘っていただいたカタパルさん(知らぬ間に省略形になってた)に感謝。

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