オリジナルを凌駕する作品は！？
【リメイク映画のススメ】

◆本作　(リメイク作品)
Shall We Dance? (2004)
・製作国: 🇺🇸アメリカ
・主演: リチャード・ギア
ジェニファー・ロペス
スーザン・サランドン
・監督: ピーター・チェルソム
・製作費: $50,000,000
・興行収入: $170,128,460

◆オリジナル作品 (リメイク元)
Shall we ダンス？ (1996)
・製作国: 🇯🇵日本
・主演: 役所 広司
草刈 民代
・監督: 周防 正行

〈リメイク作品のポイント〉
・英語圏に作品舞台の変更、
　グローバル市場向きに再製作
・「スターシステム」の採用により、
　集客力を拡大

〈見処〉
①役所 広司がリチャード・ギアに！？
「日本発世界」のコメディ作品
・『Shall We Dance?』は、2004年製作のヒューマン・コメディ。
・本作の舞台はシカゴ。弁護士事務所で働くクラーク(リチャード・ギア)は妻と娘との平穏な生活を送っていたが、通勤電車から見える寂れた社交ダンス教室の窓に、物憂げに佇むひとりの女性ポリーナ(ジェニファー・ロペス)を見つける。
・その美しい姿に目を奪われた彼は衝動的に電車を降り、そのダンス教室を訪れ、家族にも会社にも内緒で社交ダンスを習い始めることとなったが、次第にダンスに夢中になっていく…(Wikipediaより抜粋)。
・本作は、周防正行監督、役所広司、草刈民代主演の大ヒット作「Shall we ダリンス？」をハリウッドでリメイク。オリジナルに忠実な本作は、日本でもオリジナルを越えるヒットを記録した。

②オリジナルとの相違点
「周防監督が制作に口出し、オリジナルにはないシーンにダメ出しした」とデマが流れるほど、オリジナル作品に忠実な本作であるが、リメイクの本作のアレンジにより、作品テーマが異なるポイントも存在。
・息子を設定し、父と息子の逸話を通じてダンスが忘れられないシーンを追加。
・妻のビヴァリーの仕事仲間を登場させ、浮気に敏感となるような描写を追加
・不倫に発展しそうなリチャード・ギアとジェニファー・ロペスによるセクシーなレッスン。
・ラストの舞踏会参加に対する妻ビヴァリーへの想い

③結び…本作の見処は？
リメイク製作の目的が達せられている、好事例作品。

◎: 軽快な音楽に溢れた本作は、オリジナル作品よりもテンポが良く、キャラクター描写も丁寧。下品にならず、スマートな演出に大変好感が持てる。
◎: 社交ダンス愛をコミカルに描いたオリジナルに対して、本作は夫婦愛を力強く描き、ハッピーエンド感が増すストーリー展開が心地好い。
◎: リチャード・ギア、ジェニファー・ロペス、スーザン・サランドンの存在感に加え、脇を固めるダンス仲間もオリジナル作品よりも魅力的。

〈リメイク作品の判定〉リメイク ○
オリジナル作品の良さを更に引き立てた、良質のリメイク作品に軍配。オリジナル作品が優位な点は「日常感」くらいだろうか？
演出　　　 : リメイク ○
配役　　　 : リメイク ○
ストーリー : リメイク ○

• #リメイク映画のススメ
• #ヒューマンドラマのススメ

周防監督版と雰囲気全然違う　笑　

リチャードギア冴えないおじさん役でも渋い✨

竹中直人役はスタンリートゥイッチでなんか濃いけどかっこよくなってる👨‍🦲笑

ジェニロペがヒロインだからもちろんダンスはラテン寄り💃笑

この作品を観るなら、去年のスーパーポールのハーフタイムSHOWのジェニロペ＆シャキーラの破壊力抜群ダンスをヘビロテした方が元気になると思う✨😂✨

• #ラテン美女の野生的なDNAは永遠に✨

日本版Shall we danceはとても好きな作品なので以前から本作は気になっていたが、ベースは同じでもダンスがしっくりくるアメリカの粋な展開とエッセンスで、違う意味での面白さを感じた。
キャスティングが絶妙だったが、リチャード・ギアの哀愁と雰囲気はピッタリだったし、妻役を演じたスーザン・サランドンとの夫婦役もしっくりきて、観ていて気持ち良かった。唯一ジェニファー・ロペスに社交ダンスのイメージが個人的に合わず終始違和感を感じてしまったのは残念だった。
日米全体的なストーリーは同じでも、日本は馴染みの無いダンスへのハードルの高さとサラリーマンの哀愁が染みるが、アメリカはダンスへの入り方も自然で、終始感じる洒落た雰囲気とカッコ良さを感じた。特に日本版でも芯である夫婦の倦怠期を上手く解決するストーリー展開が好きなのだが、アメリカ版では表現のスマートさと粋な展開が光っていて、とても心地良く感じた。
日本版の方が全体的には好きだが、アメリカ版もスタイルを上手く変えた表現でとても楽しく鑑賞出来た。