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ロサンゼルス
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『ロサンゼルス』に投稿された感想・評価

シリーズ2作目!『狼よさらば』の続編。前作のお約束展開をしっかり抑えつつ家族誘拐の現場に居合わせる、犯人に直接的な仇討ちができる、再婚を考える等の工夫も随所に散りばめられている。愛と復讐の狭間で揺れる主人公、その行き着く先は…。

う〜ん、マンダム。
やっぱり治安が悪いぞ!アメリカ!
“Death Wish”シリーズ第2弾!
ブロンソンがえらい老けてるなぁ、と思ったら、前作が74年製作で今作が82年製作。道理で!って感じ。
監督はマイケル・ウィナーだが、今作からメナハム・ゴーランとヨーラン・グローバスが製作として初めて参加し“あの”キャノン・フィルムズ製作作品となっている。
前作から舞台がLAに変わり西海岸ならではの明るい雰囲気があるが、それでも再びならず者に自宅を襲われてしまい、家政婦に娘まで凌辱されてしまうという、どこまでも不幸でお気の毒なブロンソン。
基本前作とプロットはほぼ同じなのだが、キャノン・フィルムズなだけに暴行シーン等の描写がエグい。前作ではチンピラにジェフ・ゴールドブラムがいたが、今作ではローレンス・フィッシュバーンが登場。間抜けなグラサンをかけていた。今作ではヤツらがちゃんと報いを受けていたのは良い。
ブロンソンの彼女がTVキャスターで、出演番組内で死刑制度について議論をしていたのが今作唯一の深みポイント。それ以上深まる事なく、後はひたすらブロンソンが夜のLAの街を彷徨いヴィジランテしていく感じ。でも前作同様抜かりも多かったりするのはご愛嬌。途中、前作にも登場したブロンソンを疑い追うNYの警部の存在がいいスパイスになった。そして無駄に派手な爆破シーンとオッパイ。そこらへんがキャノン・フィルムズクオリティ。
それにしても夜なのに出歩く人、多すぎだろ!問題。
問答無用!


男汁したたるタフなヒーローを演じて一斉をを風靡したチャールズ・ブロンソンのヒットシリーズである「デスウィッシュ」の二作目。
つまり「狼よさらば」の続編であります。


ニューヨークで建築設計士として鳴らしていたポール・カージーは、自宅に押し入った若者たちによって妻を殺され、娘を犯されてしまう。
それ以来、街にはびこるドブネズミどもを成敗する「アマチュア刑事」と化したカージーは、警察に放免するかわりに自警活動を止めるよう勧告される。(以上、「狼よさらば」)

時が経ち、ポール・カージーはロサンゼルスに居を構えていた。
娘のキャロルは療養施設に預けられていたが段々と落ち着きを取り戻しつつあった。
ラジオ局の新社屋設計の仕事、そして記者のジェリとの交際も順調であり、ニューヨークでの哀しい事件をようやく過去のものにすることが出来そうなカージーであったが、ロサンゼルスは路上犯罪の温床と化しており、またもやカージーを奈落の底へ突き落とす事件が発生してしまう。
免許証を盗まれ、自宅をストリートギャングに襲われたのだ。
キャロルは誘拐され、慰み者にされた挙句、窓から転落死してしまう。

娘の死が、カージーの眠っていた衝動を再び解き放った。
夜な夜な街をぶらついては犯人たちを探す日々。
勿論、隠し持っていた銃で地獄へ送るためにである。
やがて、1人、また1人と犯人を血祭りにあげてゆくカージー。
復活した「アマチュア刑事」は、ロサンゼルス中で瞬く間に話題となってゆく。


シリーズは全部で五作作られましたが、この二作目からメナハム・ゴーランとヨーラン・グローバスが率いたキャノンフィルムズが製作しています。
娯楽最優先、でもメッセージ性も少しはまぶしておこうというのがキャノンフィルムズの破天荒アクション映画のお決まり。
「狼よさらば」は、まさにピッタリの題材だったのでしょう。
人間誰しも心の奥底に闇をもっていて、何かの拍子でそれが表に出てしまうのを、家族を奪われた普通の男が殺人狂になってゆくことで表現したのが「狼よさらば」でしたが、本作のポール・カージーは一貫して冷静な復讐鬼なんですね。
誰彼構わずチンピラを狩っていたニューヨーク時代と違い、今回は犯人を知っているのもあってターゲットはあくまでもキャロルの仇であるギャンググループに限られています(都合上、関係なくても射殺したのもいますが)。
ただ、たまたま襲われていた夫婦を助ける形になったことから世間は「アマチュア刑事」がロスにも現れたと騒ぎ始め、警察が本格的に動き出します。
お話の展開としては無理もなく良いと思いますが、前作にあった「人間が持つ獣性」というテーマはかなり薄まり、普通のアクションものに落ち着いてしまった感があります。
三作目の「スーパーマグナム」に至っては、もはやカージーは何の迷いもない「戦闘請負人」として描かれているので、キャノンフィルムズの目指した方向性が何となくわかるというものです。
娯楽性の高いヴァイオレンス、それがキャノンフィルムズが製作するドンパチアクションの肝だったのでしょう。
そして、それはある程度正解でして、本作は単純に格好良くて面白い。
続く「スーパーマグナム」は更に10倍は破茶滅茶で、20倍ぐらい面白くなっていたので、「ポール・カージー」というキャラクターをうまく活かせたシリーズだったと思います。ブロンソンも見事、期待に応えていますが、
さすがにかなりお爺ちゃんになってからの作品は寄る年波には勝てずで、尻すぼみになってしまったのが少し残念。
本作は脂が乗り切った時期の製作なので、インテリでありながら静かにワイルドでもある佇まいに色気がありますね。
決してイケメンではないブロンソンの魅力が、真夜中のコンクリートジャングルで輝きを放つ作品です。


監督は前作から続投のマイケル・ウィナー。
「スーパーマグナム」まで担当していたので、シリーズが評価されたのはこの人のお陰なのではないでしょうか。
夜のロサンゼルスを切り取った場面の数々は印象的で、いかつい野郎どもや娼婦たちが跋扈するデンジャラスな空気感をこれでもかとリアルに感じさせてくれますし、ブロンソンがただ歩いたりバスに乗ったりしているだけでも、ずっと不穏な空気が流れていてヒリヒリしてきます。
急ぎ過ぎず緩慢になりすぎずのテンポの保ち方も巧く、絵面としては特に影の使い方がすこぶる格好良いと思いました。

脚本もイケてる台詞が耳を惹きます。
十字架をさげた標的と対峙して、
「神を信じるのか」と尋ねるカージー。
「信じる」と答えると、「会わせてやる」と躊躇なく引き金を引き、問答無用に即射殺!
ベタな言い訳も無用、悪党への同情も無用な簡素な台詞の応酬が最高に渋い!

サントラを担当したのは、レッドツェッペリン解散後の初仕事となったジミー・ペイジ。
割と普通の午後のロードショークオリティな曲が多めに思えましたが、エンドロールでは派手なギターサウンドも聴けます。
余談ですが、ブルーレイ購入して鑑賞したのですがアンプ通したら(そういう仕様なのか)センタースピーカーからしか音が鳴らず、それもあってタイトルインからして妙に午後ローっぽく感じられましたよ(苦笑)


恋人役を演じたのはブロンソン最愛のパートナーでもあったジル・アイアランド。
もう公私混同としか思えないほど夫婦で共演した作品が多く、ほとんどブロンソン御用達の女優さんというイメージです。
本作では理知的な記者であり、主人公の情熱的な恋人という役柄で、確かにルックスからしても適役。
本当にブロンソンと息が合ってます。
本物のおしどり夫婦だから当然なんですけれどね。
本作の幕引きは、実質ジル・アイアランド演じるジェリが担っており、ほろ苦いラストが味わえます。
しかし、ここから更にポール・カージー伝説が続いてゆくとは商業映画ってやっぱり凄まじく、とにかく話を大きくしすぎ(汗)
なにせ、五作目の頃には有名になりすぎて「あのポール・カージーか!」って悪党が恐れおののくほどになりますからね。
沈黙シリーズのケイシー・ライバック(スティーブン・セガール)かよ!って感じですよ(苦笑)
たんなる一介の設計士だったのに、いつの間にかアメリカの裏社会で喧伝される最強のひとり自警団になってしまうのですから、人生何がどうなるか分かりません!
安宿を借りて銃を隠し、指紋を残さず夜を徘徊するマンハンターぶりからして、もはやプロフェッショナル。
ブルース・ウィリスがカージー役を演じたリメイク作品も最近ありましたが、これを観るとまだまだブロンソンの域には達していないなと思いましたね。
オーラが違いますよ。
因みに、映画監督の大林宣彦はブロンソンに拳銃の撃ち方を教えたことがあるそうです。


最後に、ストリートギャングの1人にピンク色のヘンテコなサングラスをかけたのがいるんですけれど、演じているのはモーフィアスことローレンス・フィッシュバーン!
カージー家のお手伝いさんのお尻をベルトで鞭打ったりする変態の役でして(汗)、最後は「セイ・エニシング」みたいに持ち上げたラジカセごと撃ち抜かれて死亡します。
最高なので、彼目当てでも良いので観てみてくださいね〜!
(注:女性は、レイプシーンが比較的長く、リアルなのでお気をつけください)


テレビ放送、セル・ブルーレイにて

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