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薔薇の標的
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『薔薇の標的』に投稿された感想・評価

まず、極太もみ上げの主人公、宍戸錠と思ったら加山雄三さんなのね。カッコイイ。

元オリンピック射撃選手がスナイパーになって…殺した男の恋人を好きになっちゃう…ハードボイルド系と思いきや東宝なのでゴリゴリではなく終盤はクラシックから無音と東映にはない演出。

悲しいアップのラストに何とも言えない気持ち。

ただ、全体的にテンポが悪いかも。  ラピュタ阿佐ヶ谷にて。
加山雄三の東宝におけるガンアクション、というよりも監督・西村潔の一つの到達点ではないか。世評は全然良くないが、俺の観たい「和製殺し屋映画」の要素が全てあった。音数も少なく、観念的な部分もあるが、それには意味がある。
岡田英次のカリスマ、クールなトビー門口もよい。
強い父性、カリスマ性に惹かれていく若者を描くのは、増村保造の演出じゃなくて、脚本家・白坂依志夫の特性なんじゃないか、と思った(これはお父様との関係もあるのか)。ただこの頃に「野獣都市」も似た構図なんだよね。
これは「戦後」を生きる世代の、上の世代への屈折なんじゃないか。

この「薔薇の標的」はとても面白い映画だが、「分かる」のかと言えば白坂さんと桂さんの意図は、今でいう「ふんわり」としか分からない。
そもそも、物事に対して「分からない」という事をこそ、是とするべきではないのか。「くだらない」の上位互換ではなく。
そういう、映画の観方を考えるテキストになる一本だと思う。
※ソフト化されるようです。
西村潔監督の、カーチェイス醍醐味たっぷりの「ヘアピン・サーカス」に続く、加山雄三ハードボイルドアクション映画第四弾でシリーズ集大成とも云うべき傑作。元射撃五輪選手の日野昭加山が、拳銃暴発事故で失職しアメリカ放浪から失意の帰国をすると、第四帝国日本支部のマイク立花岡田英次と配下の野村トビー門口からスナイパーの特訓を受けると、香港で組織に潜入した外国人カメラマンを射殺、そのアシスタントだった李玲玲チェンチェンと恋仲となる。立花は、玲玲が所持する組織の秘密を記録したフィルムを交換条件に呼び出すと、日野は、誤って狙撃してしまう。この当時のSL🚂が廃棄される様に組織から捨てられる運命の日野は、立花への反逆を決意した。

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