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略称・連続射殺魔
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『略称・連続射殺魔』に投稿された感想・評価

3.8
【閉じる日】

劇中に流れるフリージャズ(阿部薫?)が印象的でやたら風景ばかりダラダラ垂れ流してる緩慢な欠点もあるのだが、連続射殺魔・永山則夫の一方的な視点から国家的幻想を打ち砕く如何にも若松プロらしいアプローチの作品。

監督の足立(出口出)は安倍晋三と統一教会への報復を企んだ山上徹也容疑者をモデルとした『レボリューション+1』にしろ本作に基本コンセプトが国家への反逆行為なので観るには相当な覚悟と勇気が要るが、インディーズ映画の極北という意味では価値のある映画じゃないかと思う。少なくとも私は。

この際、左翼思想云々はどうでもいい。本作は観たい奴だけ観て観たくない奴は観るな、という一見さんお断り作品なのだから。当時の日本の社会的背景を知るにはもってこいの映画。風化してるかも知れないけど。
4.1
連続ピストル射殺事件を起こした犯人の足跡を辿るドキュメンタリー映画

彼が生まれてから逮捕されるまでに辿ってきた道筋、そして彼が見てきたであろう風景だけが映し出される。ナレーションによる説明は入るものの、ナレーションは彼の経歴(この仕事に就いた、定時制高校に入学した、引っ越した)の説明をするだけに留まり、肝心となる彼が起こした事件の数々は一切語られない。徹底的に「殺人」の印象が払拭されており、私たちはただ永遠と風景を眺めることしかできない......が、むしろ「殺人」が払拭されているからこそ余計にその存在が強まっている。東京プリンスホテルの裏庭、八坂神社、タクシー運転手......彼が立っていた場所、生きていた場所とカメラの視線は同調し、見ていくうちに次第に殺人鬼の「視線」に呑み込まれていくような変な感覚を覚えるようになる。特にタクシーの場面の矢継ぎ早なカットはこれまで風景に終始していたからこそ異質で不安を掻き立てられる演出で印象的。

また、普通に映像の構図、モンタージュ、そして在りし日の日本の風景を捉えたアーカイブ映像としてもまた面白い。決して面白い映画ではないものの、実際の殺人鬼の人生を「視線」で描いて彼の視線とカメラの視線を同調させる...というアプローチは確かに成功している。
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4.5
ほぼストローブ=ユイレかのような風景ショットと僅かなナレーション、富樫雅彦・高木元輝によるインプロヴィゼーションのみで構成される永山則夫ドキュメンタリー。無音早送りでタクシーが前進していくシーンなどまるで「早すぎる、遅すぎる」ではないか。神社境内でズーム連続かつある地点に寄っていく技法は初めて観た(そこで永山則夫が通行人に襲いかかったらしい)。
失われた日本の景色たち。これは傑作。

『略称・連続射殺魔』に似ている作品

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上映時間:

90分

ジャンル:

配給:

  • 松竹
3.7

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