若枝はバーで酔客と酒を飲み、女給のハイヒールを盗みとび出した。仕事に失敗して帰って来た三郎は空虚な毎日を送っていた。金沢の映画館の前で幼ななじみの二人は再会した。貧しさにもめげず冷酷な世間…
>>続きを読む横田基地で売春宿を営む母を持つ次郎。彼自身娼婦と関係を持つ一方、黒人兵と寝る彼女たちに絶望も感じていた。次郎はハイヤー運転手の娘・静江に惹かれつつも、民族的な怒りに任せて黒人兵を殺害、母の…
>>続きを読む東京で暮らしていた青年・忠夫は、生活に馴染むことができず故郷の信濃大町に帰ってくる。そして、久しぶりに再会した親友・哲治にスナックへと誘われ、忠夫はそこで働くあけみに一目惚れする。そんな日…
>>続きを読む高知市。四人家族の姿がある。父は傷痍軍人、母は後妻、弟のチビ、少年の家族の“仕事”は走っている車にわざと当たり、示談金を得る当たり屋だった。家族は“仕事”を続けながら北九州から北海道へ旅を…
>>続きを読む神戸で女中奉公しているシノ(川口小枝)のところへ英助(佐藤慶)が突然現れた。「どうしてもシノに会いたくなったから来た」と英助は言いながら、シノに包丁を向けて縛り、失神させて犯した。そして、…
>>続きを読む新聞販売所で下宿をする予備校生の19歳の青年が、日々の配達先で知る各家々の家庭構成、性格など書き止め、×印を付け、自分だけの地図を書き始める。見下されながらも見下しているような捻じれた自尊…
>>続きを読む貧乏でもてない19歳の学生、浪人生、工場労働者の男三人組が、アパートの一室で共同生活しながら、底辺にいる自らを蔑み、金持ちや社会、学生運動までも激しく呪いながら、強姦、覗き、ナンパを繰り返…
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