『頼む、誰か、助けてくれ！』

この一言から 奇跡がはじまる・・・

WOWOWで放送していたので録画して鑑賞。
劇場公開時鑑賞済。
うわぁ！懐かしい。私の大好きな作品。
映画史上 これほど『愛』と『優しさ』に満ちた作品があるだろうか。
わたくしの超おすすめ作品です😃。

NY東8番街。
住民達が立ち退きを命じられているカフェ&安アパートの古い建物。
地上げ屋からの嫌がらせに苦悩する日々。
一階でカフェを営む老夫婦。妻のフェイは認知症。
立ち退き、カフェの経営、妻の認知症。
夫のストレスは頂点に。
そんな時、宇宙から『小さな訪問者』たちが現れ、住民達を励まし地上げ屋から身を守る。
住民達と小さな円盤たちが暮らし始める奇妙だが暖かい日々。
だが幸せは長くは続かなかった・・・

号泣シーンの数々、泣かせるセリフの数々でもう終始泣きっぱなし😭。
お陰でパジャマの袖は涙と鼻水でグジュグジュです😅。
本作で奇跡を体感する老夫婦を演じ 実際にも おしどり夫婦 のヒューム・クローニンとジェシカ・タンディが最高に素晴らしい。
特にジェシカ・タンディは認知症ぎみのお婆さんをとてもチャーミングに演じていて作品の軸として大いに貢献している。
そして売れない画家のメイソン、予定日も分からない妊婦のマリサ、心優しい元ボクサーのハリー、憎めない地上げ屋のカルロスと各キャラクター達の個性がしっかりと描かれていて すうっと頭に入ってくる優しい作りになっている。
そしてあの 円盤家族。
なんて愛おしく可愛らしいこと。
なにより喋らないところがいい。
最後に待ち受ける 感動の奇跡に 震えます。

今から34年も前の作品。
すでに老夫婦役のヒュームとジェシカ。
妊婦マリサ役のエリザベス・ペーニャ、元ボクサー役のフランク・マクレー、地上げ屋役のマイケル・カーマインは天国に旅立ってしまったけど、もしかしたら満点の星空の中であの円盤たちと一緒に過ごしているのかもしれない・・・

是非、多くの方々におすすめしたいほのぼの感動作です！

『奇跡というものは、ワケをあれこれ考えると消えてしまうものだ。』


劇場公開時 1987年12月
日 本 劇 場
💺1008席
客入り　満席、立見、大行列。

ご あ い さ つ。
恐らく本年度最後の投稿になるかと思います。
今年一年 読んでくださった皆様、いいね👍コメントくださったフォロワーの方々。
本当にありがとうございます😊。
心から感謝致しております。
今年はなかなか思うように映画を見ることが出来ませんでした😂。
長引く緊急事態宣言、転職、職場での感染者続出、実家の火事🔥、父の認知症、介護センター探し&入居、ワクチン接種、都会で野生のたぬきとの遭遇と😂。
私のプライベートは今まで味わったことがないほどの激動の一年でした。
そんな中、皆様のレビュー、コメントを読んで楽しみ、いいね👍をいただいて喜び 本当に皆様に助けられた 一年でした。
来年。どんな一年になるか想像もつかないですが、変わらず今のペースでFilmarksを続けていけたら
この上ない幸せです。

皆さま。良いお年をお迎えください。
来年も引き続きお付き合いくださいませ。

1980年代、古いビルが立ち並んでいたニューヨーク。時代の変遷と共に街も変わりつつあり、ギャングまがいの地上げ屋が横行して1件のアパーに住む住人の所へ2基の宇宙船が舞い降り奇跡が起こる。
「自己繁殖する空飛ぶ機械 」
80年代に凄い発想。
もっと注目浴びてもいい作品かもしれない。観ていて優しい気持ちになれる。「命はいいものだ」その通りですよね。地上げをするギャングにも優しくなれる。
言葉をしゃべらないのに機械に愛着が湧く。

ニューヨークの都市再開発により住まいを追われる老人や弱者への救済と風刺を込めたストーリーだが、コミカルで素敵な作品。
都市再開発で立退きせず取り残されたボロボロのアパートに、小型のUFOがやって来て一悶着起こす心温まるストーリーは可愛らしさと、コミカルな内容で腹立たしさを吹き飛ばすスッキリした映画。アパートに住む住人が悪質な地上げ屋から嫌がらせを受けながらも突然やって来た夫婦の生命体UFOと助け合うハートフルなストーリーはラストに感動が。
無機質なUFOを生命体として作り生き物の様な愛嬌をかんじさせるのは素晴らしかったし、有り得ない現象を当たり前の様に成立させるのはさすがだとおもえた。
心温まる作品だが、この時期日本でもかなり酷い地上げが行われていた時代なだけにこの作品を観ると思い出してしまう。都内にラストシーンの様な場所が何ヶ所も有るので、この作品を見ると少し苦々しく感じてしまうものが…。