ニューヨーク市マンハッタン区、ロウワー・マンハッタンにあるリトル・イタリーのアパート。「教会では罪は贖えない、ストリートで贖うものだ、それ以外はまやかしだ」という厳しい言葉に責められたチャーリー（ハーヴェイ・カイテル）は悪夢から目覚める。白のタンクトップ姿に玉のような汗を掻き、目覚めた男。外ではパトカーのサイレンがこだまする。The Ronettesの『BE MY BABY』が流れ、8mmで撮られたチャーリーの幼少時代、幼い頃に彼は父親を亡くし、母親と2人で暮らしていた。9月の聖ジェンナーロ祭りの季節、街は祭りの活気に溢れているが、チャーリーは相変わらず日課の教会への礼拝を欠かさない。懺悔すべきは自分自身への苛立ち。もう27歳になったが彼は定職を持っていない。この辺りでは名の知れた叔父ジョバンニ（チェザーレ・ダノヴァ）がやっている会社の手伝いをしながら、トニー（デイヴィッド・プローバル）が経営するバーに毎夜入り浸っていた。まるで処女作『ドアをノックするのは誰?』の延長線上にあるような若者たちの退廃的な暮らし。そんな中、チャーリーは親友ジョニー・ボーイ（ロバート・デ・ニーロ）のことを気にかけていた。チャーリーとジョニーは幼い頃から兄弟のように親しい悪友同士だが、気ままな毎日を望むジョニーは犯罪を働き、僅かな給料も酒や女やバクチに使い果たすクズ野郎だった。高利貸しのマイケル（リチャード・ロマナス）は、いつも捕まらないジョニーに苛立ちを隠さない。

　「何であんな奴と付き合ってる？」「根はいい奴なのさ」チャーリーはマイケルの詰問にも親友ジョニーを庇い続ける。処女作『ドアをノックするのは誰?』でもJ.R.という社会から孤立した主人公が登場したが、今作でも根無し草なジョニー・ボーイはトラブルメイカーであり、自身の借金が原因でコミュニティから孤立している。チャーリーはそんな彼を更生させようと精一杯の愛情を持って見守る。チャーリーはジョニー・ボーイに対し、常に深い贖罪の念を抱えている。ジョニーを救うことが出来れば、自分も楽になるのではないか？30歳を前に本当にやりたいことも見つからず、これまでナンパやケンカに明け暮れた自分の人生は、ブタ箱に入ることよりも地獄の業火に焼かれるしか救済の道はない。そう考えた敬虔なカトリック信者であるチャーリーの右手は、ロウソクの火やコンロの火にかかげるがすぐに熱くなり離してしまう。映画はまさにジキルとハイドに引き裂かれたチャーリーの不安定な精神状態を浮き彫りにする。定職に就かず、散々遊びまくったチャーリーにも大人になる時はすぐそこまで迫る。彼の恋人テレサ（エイミー・ロビンソン）はジョニー・ボーイとはいとこ同士であり、彼女はチャーリーに親元を離れた2人暮らしをしたいと話す。ちょうど同じ頃、叔父ジョバンニも自分が経営することになった一流イタリア料理店をチャーリーにまかせようとする。だがその条件として、叔父はジョニー・ボーイとテレサの血縁とすっぱり手を切ることを提案する。

　ミーン・ストリート=下衆な街というタイトルに相応しい猥雑な雰囲気、大してやることもないくせに、スーツ姿にネクタイでカッコつけるイタリア系移民の若者たちの何気ない日常風景、赤みがかったトニーの店で、酒を煽り、ジュークボックスをかけながらビリヤードをやり、女の子をナンパすることしかない男たちは些細なことでいがみ合い殴り合う。ピストルを買う金もない貧乏人たちは、拳と拳を武器に狭い店内でただただ殴り合う。何ら命には影響しないチャーリーたちの青春群像劇とは対照的に、カウンターに寝そべる酔っぱらい（デヴィッド・キャラダイン）に引き金を引く銃を持った少年（ロバート・キャラダイン）の描写が残酷で容赦ない。『明日に処刑を…』で父子共演を果たしたデヴィッド・キャラダインがここでは実の弟に命を奪われることになる。それは同時に破天荒なジョニー・ボーイの悲惨な末路をも暗喩している。The Rolling Stonesの『JUMPIN' JACK FLASH』や『TELL ME』、Eric Claptonの『I LOOKED AWAY』や『HIDEAWAY』、Johnny Aceの『PLEDGING MY LOVE』、Creamの『Steppin' Out』など知る人ぞ知るROCKの名曲群を尻目に、効果的に入れられたThe Miraclesの『MICKEY'S MONKEY』、The Marvelettesの『PLEASE MR. POSTMAN』などのソウル・ミュージックの絶妙な選曲は、タランティーノ以前のアメリカ映画では抜きん出ている。ただの娼婦に見えた黒人ストリッパーの聖母マリアのような横顔、サン・ジェロナの祭りの喧騒を抜け、ブルックリン・ブリッジを渡り終えた彼ら3人の満ち足りた表情を搔き消すような陰惨なラスト。まさに『タクシードライバー』前夜の紛れもない傑作である。

このポスターが大好きで
前に六本木のツタヤに行ったら
2階にビンセントベガというショップのコーナーがあり、ポスターのデザインがミーンストリート！！
感動して、ミーンストリートグッズがあるのかと思ったら、なかった！
ビンセントベガだからパルプフィクショングッズが多め。
https://vincentvega.stores.jp/

というわけで、ついに再鑑賞です。
スコセッシ作品。
ハーヴェイカイテル✖︎デニーロ。
オープニングはロネッツのビーマイベイビー♬
からのストーンズのテルミー♬
からのジャンピンジャックフラッシュ♬
本物のヒョウ🐆を飼う？
本物のライオン️🦁を飼うのはフェイク🎬
本物のトラ🐯を買うのはスカーフェイス🎬
何の話かよく分からないけど
ダークな青春群像劇だそうです。
借金苦の悪循環。
スコセッシらしいラストでした。

• #ヒョウ
• #ロネッツ
• #ストーンズ
• #ビンセントベガ

大好きなスコセッシ&デ・ニーロの初コラボ作品🤤🤤ｴﾍｴﾍ
スコセッシ独特の"哀愁と男らしさ"が全開っ！

カトリックを信仰するチンピラのチャーリーは自分の生き方に葛藤を感じていた。そんな中、彼は膨大な借金を抱える悪友 ジョニーに巻き込まれるというストーリー

ずっと観たくて観たくて、DVD買おうと思ってたときにレンタル発見っ！！🤩🤩
やっぱタランティーノとスコセッシが2トップ監督だなぁ🤤

主演はH・カイテルなのに、完全にデ・ニーロがそれを食ってる…💦
のちに『タクシードライバー』で映画界に名を刻むんだよね🤔

「スコセッシといえばマフィア映画」だけど、本作では"ただのチンピラ"を描いてます😯
仲間割れするだけの話なのに面白い✨

デ・ニーロ演じるジョニーがウザすぎて『キング・オブ・コメディ』のパプキンを連想する…笑笑
銃向けながらドヤ顔で「Come on☺️ Come on☺️」と煽る姿を見て9割の人がイライラしそう…💦

新人時代から凄かったスコセッシ&デ・ニーロ、いまは2人とも死が近くなってる😨
死ぬ前にもう一回だけ"監督×主演"でコラボしておくれ…💦
(『アイリッシュマン』みたいな配信限定じゃなくて、劇場公開でお願いします🤚)

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