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実は熟したり
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『実は熟したり』に投稿された感想・評価

冒頭の場面転換や車の暴走に宿る鋭さが、男の誠実なフリの身勝手さに絡め取られて後半になるにつねて鈍っていく。若尾文子の狡いお転婆を演ずるときの生きのよさも、活かしきれていない。緑のポロシャツかわいいのに。
この映画の半端さを知ると、同年公開、同じ源氏鷄太原作の『最高殊勲夫人』の偉大さがよくわかる。両方観てよかった。
☑️『実は熟したり』及び『珠はくだけず』▶️▶️
デジタルで画面が小さい(おまけに画質も良くはない)ので、始まって暫く座席移動をしてたので、見損ないずっと気になってたが、後で同じ会場にいた知人に聞くと、やはり脚本は白坂とのこと。増村のような濁りを弾きとばすような、明晰なキレと内からの動感があるようなタッチではなく、田中重雄のスタイルは、軽演劇の舞台か、ほのぼのギャグ漫画のように、殆ど立体感・スピード感を無視した様な90゜以内角度変(時折切返しどんでんがピシと)・フィックス平面的長め主体で、カメラ自体の動感を抑え(時折、仰角車主観疾走や、横や縦フォロー、控えめに寄ったり・回り込んだり、が僅かに)たものでしかない。これでは、映画を否定してるようなもので、ドラマトゥルギー・葛藤の動き・うねりは生まれない。そうなると、脚本自体も剥出しに言葉・行為・方向がさらけ出されるだけで、映画的解題による順序だった煮詰め・沸騰も殆んど消えてしまう。かといって、メディアへのアンチを掲げたり、異化効果を炙り出そうとしてるわけでもない。全てのキャラクターの互いに相容れないそれなりの自由の精神(悪びれず、弁明せず、生来の己れを成り立たせてるものに沿い続け、また、その為に邪魔になるものを排斥も考えない。「私が諦めた分、あなたには幸せになってほしい」)を、体現しているだけ、に単純に、しかし複雑なニュアンスで向かうこととなる。しかも、それは他の映画にはある、念押し・余韻を殆ど踏まない。ドライを気取ってる訳でもない。執着がないのではなく、相手の立場と未来を自分のそれと同等に近しく考え、より広く外界世界を同列に見れる自己の宇宙を信じ従っている、ということの強くない宣言かもわからない。我が身を切るようにではなく、自己への絶対自信のなせる業なのだ。当然ハッピーエンドを迎えるべき若尾と川崎がそうならないのは、当初から強く完成されてる互いの距離感が、流れを越えて予告していたのかもしれない。囲む外への形を作る改善・正しに敏感でそこに己れの存在意義を直感している二人は、結び付いて内に完結するより、二人の距離と磁力のあるべき広い形を探し、受け入れた面も窺える。または、自己の弱さも存在することの確認作業かもしれない。
とまれ、これは通常劇映画の様に完結しない。温厚・保守的傾向のこの作家と、『レッツラ・ゴン』を頂上とする赤塚不二夫の漫画を度々比べ同列化するのだが、過激ー価値観の倒錯、で語られる後者の作風は別物だが、価値観・画面・展開・キャラの各々均等で序列のない構成要素、よってドラマトゥルギーも存在せず、中心がないので如何様にもひっくり返る可能性と、それでも平面性の保持・強調や強制の排除、感動の括りもない冷静・平静さ、らに双生児を思うこともある。本作はこの作家のベストではないにしても、充分代表作足り得てると思った。何にしても、風俗コメディてあろうと、任侠もの・怪獣もの・文芸ものだろうと(愛憎絡むサスペンスや熱血ものはちと違うが)、この名前は例外少なく、奢りのない、至福の時空間を、約束してくれる。
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さて、今回の映画企画、時が時だけにこの作家に絞った。全てとは行かずも4本は観れた。唯一しまったと思ったは、トップの兄弟の柔道乱取を見て、あ、見た奴だと分かった時。それが『珠は~』。しかも、異種継ぎ接ぎたらけで、各々も酷い状態多い、今回の素材。本も酷く、多くの関係・行動・展開があまりに直情的・短絡的。台詞回しもおかしい侭、補正されてないのが乱発。美術・セットの安っぽさも浮き上がる。只、大御所・ベテラン、この時代からの牽引者、僅かの間光った者らの、家族・恋のアンサンブルが頼もしい。
が、基本的にタッチが凡庸・間延びするもある中、時折、第三者の窺い・当事者の押切られない反応等が、短く才気の証明・意地如くはさまれて、全体を詰めてるのには、やはり力を感じた。
ma
4.5
ホントの話

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