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火火(ひび)
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『火火(ひび)』に投稿された感想・評価

4.6
『光の雨』の高橋伴明監督が主演に田中裕子を迎え、実在の女性陶芸家神山清子の半生を描いた感動作。
陶芸家として女手ひとつでふたりの子供を育てる神山清子(田中裕子)は、同じ道を歩み始めた息子・賢一(窪塚俊介)の発病をきっかけに骨髄バンクの立ち上げ運動に奔走するようになる。
NHKの朝ドラ「スカーレット」のヒロインのモデルになった女性陶芸家神山清子の生涯を描いた女性映画。
旦那が愛人と駆け落ちして、信楽の陶芸協会から風当たりが強くなり、アルバイトを掛け持ちして大量生産のカップの仕事を請け負うなど経済的に苦労しながらも穴釜の陶芸に成功する女性初の陶芸家としての神山清子の奮闘。
息子賢一が骨髄性白血病になり、骨髄移植のためにドナーを募るべく骨髄バンクの立ち上げや検査費の工面に、神山清子が尽力する苦闘、子供に「お母さんは貧乏が好きなんじゃ!」と皮肉を言われるほど貧乏暮らししながらも、陶芸の時に土を捻じ伏せ痛めつけて形にしていくように、経済的苦労や清子の厳しい接し方への子供の反発や骨髄移植のドナー探しなど度重なる苦労に負けず、猛烈な生き方を貫く神山清子の厳しい烈しい生きざまを、朝ドラ「スカーレット」以上に描いた女性映画。
田中裕子、窪塚俊介の熱演が、印象的。
この映画を観ると、映画とは人間を描くものなのだとつくづく思わされる。設定や物語ももちろんいい。だが、それよりなにより、それぞれの人物の思いや熱さ、悩みや力強さが痛いほど心に迫ってくるのが素晴らしい。

清子役の田中裕子も、賢一役の窪塚俊介も、その他端役に至るまですべての人にぐっとくる映画ってそうはないように思う。

真面目に、しかも自然に生きる意味について考えたくなる映画だ。
骨髄バンク促進映画。窪塚弟の迫真難病演技がなかなかに凄い。あと入院中着てるパジャマが信じられないくらいダサい。

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